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人権聖火はストックホルムに到着 :各界は中国の人権に注目


 文/スウェーデンの法輪功修煉者

(明慧日本)オリンピックの人権聖火は2007年10月14日、ヨーロッパ時間の午後1時30分にスウェーデンの首都・ストックホルムのオリンピック競技場に到着した。法輪功迫害真相調査団が8月9日にアテネで人権聖火リレー活動を発起して以来、ストックホルム市は人権聖火リレーの22番目の都市になった。人権聖火の着くところ、社会各界は次から次へと中国の極めて悪い人権に関心を寄せ、中国共産党が法輪功修煉者の臓器を摘出する蛮行を厳しく非難した。

 ストックホルムのオリンピック競技場は1912年に夏季オリンピックを行った場所であり、スウェーデンのオリンピック委員会の所在地である。聖火リレーはここからスタートし、スウェーデンの聖火リレー担当者・ピアルアルネさんが先導して市の中心の最もにぎやかな3キロメートルの区間を通り、午後2時に王立公園に到着して、聖火リレーの式典を行った。

 * スウェーデンの各界は中国の人権に注目

 人権聖火リレーの式典で挨拶したのは、スウェーデン国民党の外交スポークスマンのビギター・オルソン(Birgitta Ohlson)女史、キリスト教の民主党国会議員兼労働者委員会の主任委員のLennart Sacredeus氏、国民党と緑党の青年組織などの数人の政治家であった。中国の人権を支持する組織(SHRIC)の会長・ペトラリンドバーグ(Petra Lindberg)氏も講演した。彼らは中国共産党による独裁の暴政を厳しく非難して、中国共産党がオリンピックを主催する目的はナチスドイツ管轄下の1936年のベルリンのオリンピックと同じで、暴政のためのカモフラージュではないかと疑っている。

 オリンピックの金メダルとワールドカップの金メダル受賞者のスキーヤー・Torgny Mogren 氏と、オリンピックの銅メダル受賞者の自転車競技選手・Michel Lafis氏は、挨拶の中で人権聖火リレーを強く支持し、中国の人権に関心を持ち、中国の人権状況を改善するために力を尽くしたいと表明した。

 *中共による法輪功迫害を制止する

  ノルウェーの李建輝氏は自らの経歴から、中共の法輪功修煉者に対する残酷な迫害と強制的な洗脳を暴き出した。彼はかつて法輪功を修煉するために中国で4年間の強制労働を強いられた。その間毎日17時間働かせられ、更に「思想認識」を書かせられた。彼は全世界の人々に、この人道に反する迫害を理解し、共にこの迫害を制止しようと呼びかけた。オリンピックは平和、平等を掲げており、このような血生臭い暴力に満ちた中共独裁政権にオリンピックを主催させてはならないと主張した。

 はるばるカナダからやってきた法輪功迫害真相調査団委員会のメンバーで、カナダの前アジア太平洋局局長のデービット・キルガー氏も講演した。彼は「みなさんが行っている事は人を助けることで、血生臭い殺戮を停止させることにほかならない」、「私は40余りの国を回ったが、スウェーデンに来るのは2回目である。私は法輪功修煉者のために話さなければならない。私は皆さんと同じように、法輪功の修煉者ではないが、私は自分の力を尽くして、彼らを助けることができることにとても誇りを持っている」と言及した。

 午後4時、スウェーデンの人権聖火リレー活動は終わった。次のリレー先はフィンランドのヘルシンキである。

 2007年10月17日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2007/10/15/164566.html