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全世界華人声楽大会:全世界の華人声楽家が集まり 正統芸術文化を発揚(写真)

(明慧日本))各界が注目する「第一回全世界華人声楽大会」が2007年10月15日の午前、米国ニューヨークのコフマン・コンサートホール(Kaufmann Concert Hall)で開幕した。台湾、香港、マレーシア、アルゼンチン、ドイツ、英国、ギリシャ、オランダ、スペイン、ノルウェー、カナダ、豪州、スウェーデン、韓国、シンガポール、日本、タイ、インドネシア、米国など20数カ国からやってきた選手が大会に参加し、36人の選手が一次予選を通過した。

郭錦慧さん:郭さんは7歳の時、家族とともに台湾からイタリアへ引越した。イタリアで声楽を学んだ後、モントリオールに移住。彼女の参加曲目はドボルザーク(Antonin Dvorak)の「月の歌」。彼女は1999年チェコで開催されたドボルザークの国際声楽大会でこの歌でオペラ部門の第3位を獲得。また、2003年台湾世華声楽大会で第2位を獲得。彼女は、受賞を望んでいるが、いつもと変わらない平常心で大会に参加すると話した。

許徳崇さん: 45番の許徳崇さんは男性ベルカント部門の一次予選で「故郷」を披露。

劉茂果さん:日本からやってきた17番の劉茂果さんは民族唱法女子部門の一次予選で「山歌」を熱唱。彼女は持ち味の、しなやかで透き通る音色で、審査委員を魅了した。

譚戈さん:80番の譚戈さんは男子ベルカント部門の一次予選で「今夜寝つく人はいない」を披露(Nessun Dormal)。

湯発凱さん:63番の湯発凱さんは男子ベルカント部門の一次予選で熱唱

 今大会は、民族唱法(Folk Singing)とベルカント(Bel Canto)の2つのグループを設け、男女別で4つの部門に分けて競い合う。大会主催側の紹介によると、多くの参加選手は国際大会或いは本国の試合で受賞した経験があり、一等賞を獲得した選手もいる。また、たくさんの選手はオペラ・ハウスで主役を担当、或いは歌舞団のソリスト歌手、音楽学院の教授、学生などで、イタリア、米国などの有名な音楽学院を卒業して、優れた歌唱力と豊富な公演の経験を持っている。

 選考委員会のメンバーで、テノール歌手の楊建生さんは「今大会は、全世界の華人社会における初の国際レベルのコンテストであり、多くの優秀な人材を発掘できた。これは中国人と世界文化を結ぶプラットフォームにもなる。これは中華民族にとって喜ぶべきことであり、非常に意義あることだと思う。一時予選を通過した歌手たちがさらに努力を重ねるよう期待している」述べた。

 選手らは、「今大会は世界各国から華人の名手が集まり、全体的なレベルが高く、競争も激しく、全世界の声楽界に大きな影響を与えると思う。また、世界という大舞台に中国の正統的な芸術の美しさと中華文化の奥深い内涵を現した」と述べた。彼らは、全世界の各民族の子孫に中国の声楽芸術と中国文化の精髄をいっそう知らせることは華人芸術家の共なる使命であると述べた。 

 披露された歌曲には本来の風味をそのまま持っている、味わいの十分ある中国の伝統的な名曲もあれば、中国語、イタリア語、英語などの言語で歌う歌、国内外のすばらしいオペラの詠唱もあった。観衆らは、選手の発音と節回しが非常に良く、文化の内涵が濃厚で、聞けば聞くほど味わいがあると絶賛した。

 2007年10月18日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/10/16/164652.html