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長春の法輪功修煉者・王玉環さんを偲ぶ


 文/法輪功修煉者

(明慧日本)2007年10月11日に掲載された「明慧ネット」の記事で、長春の法輪功修煉者・王玉環さんが迫害により亡くなったことを知り、非常に悲しくなり、心が痛んだ。王さんのように「真善忍」で自らを要求し、善い人になることさえも、中共には許されず、これは迫害者らの邪悪さを突出させた。

 王さんの生前のことが眼前に浮かびあがってくる。彼女は長春のある小さな工場の普通の60歳近い従業員だった。法輪功を修煉する前、彼女は多病で、性格が奇怪で、長年病気治療をしていたため、借金も多くあった。寒い冬になっても、彼女にはまだ綿入れの靴がなかった。これだけではなく、彼女はまた体の不自由な母親の面倒を見なければならなかった。親子は会社の数平米しかない部屋に住んでいた。上水道と暖房設備もなく、小さな電気ストーブ一つで、部屋を暖めたり、ご飯を作ったりした。当時まだ50歳になっていなかった王さんは非常に老けて見え、生活への重圧で、ロボットのように動き回らなければならなかった。精神的、肉体的な苦痛により、彼女の心の底にはとっくに未来という概念はなかった。人々は力になりたくてもなれず、彼女たちのために嘆き、彼女を「運のわるい人」と呼んでいた。苦難から抜け出すために、彼女は多くの佛を拝み、多くの神に求めたが、すべて役に立たなかった。

 大法を修煉した王さんは新しい命を得た。修煉してまもなく体が軽くなり、体の病気が消え、更に彼女のかんしゃくがなくなり、人との付き合いが良くなってきた。

 1999年7・20以降、中共と江沢民は互いに利用し合い、一億を超える民衆が法輪大法を修煉して受益した事実を顧みず、是非を転倒して、横暴に「真善忍」を信仰する法輪功修煉者に対する残酷な迫害を発動した。それ以後、私たちは顔を合わせる機会がとても少なくなった。しかし彼女のことはずっと耳にすることができた。

 中央の指導者に法輪功の真相を伝え、法輪功に対する迫害を停止するように呼びかけるために、王さんは個人の安否を顧みず、何回も北京に行った。しかしそれに伴ったのは数回の連行、殴打と拷問による虐待だった。特にこの数年間、彼女はいろんな方法で多くの世の人々に真相を伝える中、中共の警官に何回も甚だしく虐待された。王さんは大法が付与した慈悲、忍耐で彼女を拘禁していた警官らに真相を伝え、一部の警官は彼女に感動した。彼女は何回も正念で魔窟を飛び出した。高智晟弁護士が中共の胡錦濤、温家宝に書いた三回目の公開状の中で、広い紙面で王さんが受けた中共悪党による拷問、多くの迫害について細かいところまで書いた。

 王さんは、邪悪を暴露し、民衆に真相を伝えることに有利なことなら、個人の安否を顧みない人である。例えば、真相資料を配布する、横断幕をかける、風船をかける、各種の公的な場で法輪大法の素晴らしさを伝える、世の人々に脱退について説明し勧めるなど。ある日、彼女は親友の結婚式に参列した。最初、彼女が法輪功の真相を伝えたとき、人々は敢えて聞こうとせず、彼女に言わせなかった。彼女は知恵を使い、歌いながら、真相を伝え、また真相を伝えながら、歌った。最後に同修らの互いの協力の下で、結婚式で多くの人が、法輪功修煉者の書いた歌を歌った。また多くの人は気がかりのないようになり、次から次へと脱退声明に同意した。それから、周りの同修の親友らの間で結婚式があると、彼女と一部の同修は一緒に訪れ、真相を伝えた。ある日、結婚式が終わって、バスに乗って式場を離れるとき、法輪大法は素晴らしいという歌声に常人も好感を覚え、運転手はわざわざ労働教養所を一周回った。労働教養所の警官は本当に四面楚歌であった。王さんの歌声はまさに専門の歌手のようだった。

 ここ数年来、私は王さんと何回か会ったことがある。彼女は何回も狂気じみた野蛮な拷問により虐待されたが、帰ってくると、学法と煉功をやり続け、半月も経たないうちに、また体が健康を回復した。彼女は歩くとき若者のようで、顔には皺がなかった。

 またもや「真善忍」を信仰する一人の善い人が中共悪党に命を奪われた。彼女はどうして殺害されたのか? 他でもなく彼女が敢えて中共悪党が法輪功修煉者に対して迫害する際に加えたいろいろな暴行を暴露したからである。私たちは引き続き中共の暴行を暴露し、世の人々にはっきり真相を伝え、迫害が終わるまでやり続けなければならない。全世界各国の政府、団体、国際機関、および良知のあるすべての人々が中共の邪悪な本質をはっきり見分けことができ、迫害の制止に力を尽くすよう希望する。

 (注):迫害が始まる前に王さんが書いた修煉体験、および王さんに対する迫害に関わった人の連絡電話番号は中国語のページを参照。

 2007年10月19日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/16/164608.html