エピソード:恥を忍んで重責を担う
文/中国大陸大法弟子
(明慧日本)師父の『法輪大法—オーストラリアの学習者に対して法を説く』を拝聴した後、随分昔の真実の物語を思い出しました。当時コンピューターはまだ普及していなかったため、この物語が明慧ネットに掲載されていたかは定かではありませんが、もし掲載されていて、私たちが再びこの物語を読み返したら、同修たちには再び新たな感概があるでしょう。
黒龍江省のある町で、同修・「甲」は7.20前に地元の責任者でした。7.20の後、全国の他の同修と同じように善なる心を持って地元の政府部門へ大法の真相を伝えに行きました。大法弟子は、非常に純潔な気持を持っているので、悪漢らに利用されるなど思いもよりませんし、自分が政府部門へ陳情に行って、その後に邪悪な政府部門の人が意見を聴取しているときに、こっそりとビデオ録画されているなど思いもよりませんでした。それらの邪悪な者はその同修が大法に反対しているかのようにビデオを編集してからテレビで放送したため、地元の同修間に波紋が広がりました。それに、それらの邪悪な者は、またまた色々手を使って、地元の同修の間でその同修がスパイになったというデマを撒き散らし、同修を強制連行して、尋問する時にも、わざと同修・甲は今情報を集め、彼らに報告しているなどと言いました。
(その無実の罪を晴らすために)同修・甲は、邪悪の輩を探し出し、それらが間違いであり、自分の話をそのまま放送すべきだと、是正を要求しました。それらの悪者は、「それが我々の狙いだ。あなたが、すべての人に恨まれ、疑われ、取り合われないようにするためだ」と得意げに言いました。当時、二、三人の同修のほかは、同修のみなが、彼のことをスパイで、大法への裏切り者のように思い込んでいました。彼の説明に耳を貸す人はほとんどなく、皆彼を避けたり警戒したりしていました。同修・甲は泣くにも泣けないくらい辛く思い、誤解された苦悶を師父の写真に向かって訴えるしかありませんでした。法を実証する環境も破壊されてバラバラになり、同修もお互いに疑い深くなりました。
それから2000年の後半に入り、長春の同修は皆で法を実証する環境を切り開こうと、この地区の同修と交流に来ました。同修・甲が元の責任者なので、長春の同修は彼のところを訪れました。同修・甲は自分のことを信用している同修のところに行き、他の同修を集めるように頼みました。そして、自分は黙々とほかのことを協調して、交流する場所もちゃんと手配しました。しかし、同修たちが相次いで交流会の現場に着くと、彼を見て、とても不安でびっくりしました。同修・甲がこの場にいるなら、私たちは帰るという同修もいました。同修・甲は皆と交流したいのはやまやまでしたが、交流会が順調に開かれるために、涙をのんで、会場を立ち去りました。
同修・甲が黙々と協調したおかげで、何回かの交流会は皆成功を収め、同修はお互いの間隔を取り払い、また心を一つにして、法を実証する局面を切り開こうと決心しました。長春の同修が最後の交流会の時、もし同修・甲の助けと協力がなければ、交流会はこんなに順調に進むことはなかっただろうということを地元の同修に伝え、悪人らの険悪な下心と目的も皆に教えました。それを聞いた地元の同修は、(再び)正念が起こり、昔の誤解を速やかに理解しました。同修たちは、同修・甲の家を訪ね、その門を叩き、お互いにその心が打ち溶け合いました。その後、その地区の法を実証する環境はすぐに切り開かれました。
この物語は交流に行った長春の同修が述べたのです。それは随分昔のことですから、細かいところに漏れや間違いがあるかもしれません。だから、知っている同修に補足していただきたいのです。しかし、大体の経緯は以上のようです。
同修・甲はあんな境遇に見舞われたにもかかわらず、大法と師父への確信を持って、自我を放下し、最終的に邪悪の全体への迫害を打ち破ったのです。もし私たちがいつでも、或いは肝心な時にこのような正念を保てば、邪悪のいかなる迫害も雲散霧消してしまうに違いありません。ましてそれらの旧勢力や邪悪な迫害はそもそも存在すべきではありません。
2007年10月20日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/14/164459.html)
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