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北京市の労働教養配置所:法輪功修煉者を拘束するもう一つの魔窟

(明慧日本)いわゆる「五輪を迎える」、「調和な社会」といった看板を掲げ、北京「610弁公室」は2007年3月から大量の法輪功修煉者を強制連行した。その後、5月から7月にかけて迫害がますますエスカレートしている。連行の手段は極めて下劣であり、連行人数があまりにも多い。北京市の労働教養配置所だけでも、9月17日の拘束されている人々の家族面会デーの光景を一例としてあげてみれば、見当がつく。

 労働教養配置所というのは、一時の仮拘束機関であり、拘束期間は一般的に3ヶ月。その後、拘禁された人たちを配置所から各労働教養所に送る。しかし、現在はすでにもっぱら法輪功学習者を拘禁する専用の場所に変わった。その上、拘束期間は無期限になった。

  9月17日は配置所の家族面会デーである。家族面会は3つに分かれて進められていた。

 1、 オール密封スタイル:直系の親族のみに限られる。拘禁された人と親族の間はガラスで隔てられ、電話だけを利用して通話することができる。拘束室側に一人の監視者がいる。全部で20個の窓口があり、一人当たりの通話時間は30分と規定されている。一日に最低6時間で計算すれば、拘束された法輪功修煉者の人数が算出できる。

 2、 ハーフ密封スタイル:法輪功修煉者の認識や態度により、「良い」認識と態度があれば、面会できる親族は傍系まで拡大する。例えば姉妹、兄弟等々。監視者が傍に伴っている。

 3、オープンスタイル: 面会範囲は親友等まで。

 もっとも難しいのは、家族面会するには早く配置所で列に並ばないといけない。行列が非常に長くて、待つ時間もかなり長い。9時から面会が始まる。警官によると、ここに拘束されたのはすべて法輪功修煉者であり、労働教養所が満員になったので、ここに移されたという。規定によれば、ここでの拘束期間は3ヶ月とであるが、一部の人たちはすでにここで1年以上拘束されている。ある57歳の女性の家族は、釈放を要求したが、警官は「我々は決める権力はない。刑務所も権力を持っていない。司法局の許可を得ない限り、釈放できない」と答えた。これで分かるように、労働教養所はすでに拘束された法輪功修煉者が多すぎて問題になっている。それに次いで、配置所という一時的な拘束機関が、すでに長期にわたって法輪功修煉者を拘禁する魔窟になっている。

 ちなみに、5月に強制連行された法輪功修煉者・付永年さん(上級教師)の家族は、2年制労働教養の通知を受け取った。しかし、それ以来、付さんに関するすべての消息は途絶えたままになっており、拘禁機関にいくら問い合わせても返答がない。付さんは行方不明になっている。

 7月に強制連行された孫小鳳さん(元鉱治研究院上級エンジニア) は現在、配置所に拘禁されている。

 2007年10月23日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/19/164817.html