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長林子労働教養所:拘禁された人たちを奴隷のように働かせている

(明慧日本)黒竜江省ハルピン市長林子労働教養所第一大隊は拘禁されている人たちを強制し、窓の密封用条鋼を作らせている。その製造過程では目や喉に有害な有毒ガスが発生している。

 ハルピン市の法輪功修煉者・高科さんは現在、長林子労働教養所第一大隊に監禁されている。彼はこの不法な拘禁に抗議し10数日間の絶食抗議を続けた。毎日「天が中共を滅ぼす;「三退」(中国共産党・青年団・少先隊から脱退すること)すれば、自分の命が助かる!」とみんなに向かって大声で伝え続けた。高科さんは2007年9月13日、市内で人々に真相を伝えている際に通報され、スターリン出張所の警官に強制連行され、ハルピン市第一看守所に送られ、その後、9月30日に長林子労働教養所に移送された。

 2007年4月、不法に長林子労働教養所第五大隊に監禁されている法輪功修煉者全員が強制重労働を拒否し、抗議活動をした。その中で、修煉者の劉景周さんと程連挙さんは第五大隊隊長の王凱にスタンガンで電撃された。また、法輪功修煉者の薜瑞輝さんは50歳を超えている農民で、もともと健康な体が強制監禁されてから迫害を受け高血圧になり、日常的に王凱にスタンガンで電撃されている。

 法輪功修煉者に対して強制拘禁するだけで重大な人権迫害なのに、強制的に過酷な労働を強要し、不法に定めた労働量を達成しなければ、休憩時間すら許さない情況が続いている。長林子労働教養所第五大隊は2005年から、法輪功修煉者に対して強制的に過酷な労働を強制している。労働する時間は毎日朝の5時から、夜の9時か10時までで、時には深夜まで続くこともある。法輪功修煉者の要求や抗議で、労働時間は若干短縮されたものの、強制的な過酷な労働自体や過重労働量を強要する規定に変わりはなく、本質的な改善には至っていない。

 法輪功修煉者の喬増義さんは身長が180センチもある大男だが、虐待を受け、様々な病気を抱えており、極端に痩せてまるで枯れ木のようになり、何度も命が危篤な状態に墜ち、2007年6月にまた救急車で運ばれた。7月4日に喬増義さんの家族が労教所に肺感染用の薬を送るように通知され、病院にたどり着いたら、喬さんは力がなく、ご飯も食べることもできず、極端に痩せていた。その状況を目の当たりにした家族は入院して検査や治療をするように労働教養所側に要求したが断られた。7月11日に労働教養所の警察らはやっと瀕死状態に墜ちていた喬さんをハルピン医科大学第一病院に送った。喬さんはその後、内科病院に転院したが、9月12日に冤罪のままこの世を去った。

 2007年8月1日朝7時ごろ、長林子労働教養所第一、二、四、五大隊で監禁されている30数人の法輪功修煉者たちは労働教養所の中で一斉に「法輪大法はすばらしい」と声をそろって大声で呼んだ。以前は食事を摂るときに必ずしゃがみこんで食事をすることを強要されていた。特に、第五大隊隊長の王凱はスタンガンで電撃するぞと脅迫していたが、2007年年9月2日から修煉者たちはみんなで揃って食事をするときにもしゃがみこまないように訴え、脅迫に負けずに抗議した結果、法輪功修煉者のみならず、一般の受刑者もしゃがみこまずに食事を摂ることができるようになった。

 ただ、今も長林子労働教養所ではまだ厳重な警備、過酷な労働を強制することや粗末な食事(水と大根だけの煮物)が続いている。警察はその食事について「これはお前たちの改造ご飯だ」と恥知らずに言っている。

 2007年10月27日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/26/165261.html