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エストニア元首相:「中共の独裁を終わらせよう」(写真)

(明慧日本)1991年、旧ソ連から独立したエストニアの初代首相であるマルト・シーマン氏は先日、記者の取材を受けて、人権聖火リレーの活動を支持する意向を表した。同氏は中共の独裁下で行われている迫害に、多くの人が関心を寄せるよう呼びかけた。さらに、中国共産党から脱退した中国人の勇気を称え、更に多くの脱退者が現れ、中共の独裁を終わらせるよう期待している。

『九評共産党』を読むエストニア元首相のマルト・シーマン氏

 マルト元首相は、中国政府がオリンピックの開催権を取得するために人権状況を改善すると約束したが、この約束がまったく果たされていないと指摘し、人権聖火リレーの活動は、中国で起きている人権侵害に対して注目を集めることができると同活動の意義を述べた。「これは意義のある活動で、しかもやらなければならない活動である」と話した。さらに、「中国は悠久の歴史と素晴らしい文化を有していたが、共産党によってことごとく破壊された。この破壊は全人類の文明に致命的なダメージを与えた」と中共の独裁統治を厳しく批判した。

 また、「ナチスの時代と同じように、強制収容所と大虐殺の存在を誰も信じようとしなかった。現在、臓器狩り事件が起きている。自由世界にいる人々、すでに共産党の独裁政権から抜け出した人々には、まだ独裁政権に苦しめられている人々を助ける義務がある。彼らを助けなければ、自由世界の自由も損なわれてしまう恐れがある」と呼びかけた。

 現在、すでに2700万人が中共から脱退したことについて、これは「非常に勇気ある正しい選択である」と称え、中国人が協力しあうべきだと述べた。「共産党はいつも、あなただけでなく、あなたの家族まで破壊している。共産党を恐れてはいけない。今、中共はあなたたちを恐れている。なぜなら、共産党はもうすぐ崩壊するからである。人民にはこの国を変える力がある」と中国の人々を励ました。マルト氏はさらに エストニアを例にして「かつて20%の人口が旧ソ連の独裁政権下で死亡した。共産政権は人間性に反するものである。共産党のあるところに殺戮、不公平と暴力が横行する。暴力と恐怖がなければ、共産主義は続けられない」と共産党の本質を批判した。

 マルト氏は1999年に首相に再任され、政治改革と経済改革に取り組み、高い評価を得ている。その改革の手法は他の国の手本となり、エストニアのEU(ヨーロッパ連合)への加入にも道筋をつけた。氏は歴史家でもあり、たくさんの著書を世に送り出し、現在はエストニアの国会議員である。

 2007年10月29日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/28/165414.html