■日本明慧 http://jp.minghui.org/2007/10/29/mh300459.html 



ミネラルウォーターは本当にきれいなのか?

 著者/李予群

(明慧日本)ミネラルウォーターはその純粋さが信頼されているために、市場で大きな人気を誇っている。しかし、スイスの専門家たちが発見したところによると、一部のミネラルウォーターは、すでに人間の糞便に含まれるウイルスに汚染されているという。

 4月8日MSNBCの報道によると、ヨーロッパの有名銘柄29種のミネラルウォーターのうち、実に11種がノーウォーク様ウイルス(Norwalk-like viruses,NLV)に汚染されている。そのウイルスが世界中で90%を超える胃腸の不快感を誘起しているといわれている。このテストを担当したスイスの科学者は、「最初、自分たちが得られた結果を信じられなかった。そこで、スイスのある(第三者的な)実験室にサンプルを送り、もう一度独立検査をしてもらった。残念ながら、私たちの結果が証明された」と言った。

 専門家たちの認識によると、人間の糞便(に含まれるウィルス)は、その水源またはボトルの充填工程で汚染混入されているとみられるが、その汚染ルートはまだ解明されていない。未公開の情報によると、このようなミネラルウォーターは、抵抗力の弱っている老人に胃腸炎をもたらすことがあるという。

 一部の公衆衛生学者は、ミネラルウォーターに微量の有毒ウイルスが存在するだけで、病気を誘発すると懸念している。それに対しては反対意見もあり、特にミネラルウォータのーメーカーによると、スイスの科学者たちの採用しているテスト方法(RT-PCR)は良い方法ではなく、これでは偽陽性になる可能性があるのだという。

汚染されたミネラルウォーターは一年間保存した後のテストでも陽性の結果を示し、有毒ウイルスの活性化を表している。一人の科学者は「この有毒ウイルスがどんなタイプであろうと、それを調べる仕事はきわめて重要だ。なぜなら、われわれの生活環境が、どのように汚染されているのかを知る必要があるからだ」と語った。

 人類の生活環境は科学の発展や人間自身の物欲の拡大とともに悪化している。きれいな空気、水と土壌は天からの贈り物で、もともとはそんなに考えなくても、わざわざ維持しなくてもいいはずであった。自由に呼吸をして、水を飲み、栄養素が豊富な土地で植物を育てることは当然のことだが、今となっては贅沢な願望となってしまった。人類生存の基本要素である空気、水と土壌が汚染されると、人類自身がかなり危険な境地に立たされることになる。黄砂が空を舞い、お金を支払ってボンベのなかの¢新鮮な空気£を呼吸し、飲料水が深刻に不足しているために、大都市ではミネラルウォーターがメインの飲用水となったものの、それが大便のウィルスによって汚染されている。われわれは、これをどう考えるのか? 李洪志先生は『オーストラリア法会での説法』の中で次のように言われた。「科学技術の発展による汚染は自然環境を破壊し、将来全ての水が全部汚染されてしまい、人類の技術で水を元の純度まで回復させることはできません。食べ物も化学肥料で(不自然に)促成栽培されたものになります」。この状況の中で、私たちは目を覚ますべきではないでしょうか?

 (原作掲載サイト:新生ネット)

 参考文献

 1. Beuret, C., Kohler, D. & Luthi, T.. "Norwalk-like Virus Sequences" detected by reverse transcription-polymerase chain reaction in mineral waters imported into or bottled in Switzerland. Journal of Food Protection, 63, 1576 - 1582, (2000).

 2. Beuret, C., Kohler, D., Baumgartner, A. & Luthi, T.M. Norwalk-like virus (NVL)-sequences in mineral waters: One year monitering of three brands. Applied and Environmental Microbiology, 68, 1925 - 1931, (2002).

 2007年10月29日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2002/5/12/29961.html

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