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トウ麗さんは四川省女子強制労働所で暴行され、左大腿を骨折

(明慧日本)四川省遼寧市に住む法輪功修煉者・トウ麗さん(46歳女性)は2007年8月27日、遼寧市公安局船山区支局により、不法に四川省女子強制労働所第三大隊七中隊に拘束された(監禁舎番号は3階12号室)。

 2007年8月28日午前中、第三大隊七中隊の警察は、同じ監禁舎の黄麗君をトウ麗さんの再教育係に決めた。黄麗君はトウ麗さんに「認罪書」を書かせようとしたがトウ麗さんに拒否されたため、上の階にトウトウ麗さんを引っ張って行き、いきなりトウ麗さんの股部を蹴った。

 2007年8月28日午後2時半、黄麗君は仲間の李倩と陳玉君で、トウ麗さんを監禁舎に閉じ込め、「三書」(後悔書・保証書・認罪書)を書くように強制したが、トウ麗さんは応じなかった。すると、黄麗君、李倩らはトウ麗さんの顔面、頭部を何度も殴ったため、トウ麗さんの顔面は腫れ、口元からは出血し、左眼は見えなくなった。

 トウ麗さんが殴られてこのような状態になっているにも関わらず、黄麗君、李倩らは再び顔面および頭部を殴り始めた。さらに李倩はトウ麗さんの足や腿を蹴り、鄧麗さんが倒れても蹴るのを止めなかった。

 トウ麗さんはあまりの痛さで意識を失った。トウ麗さんが目覚めたときには人数が6、7人に増えていた。再び全身を蹴られ、トウ麗さんの悲鳴が漏れるのを防ぐために、一人が口をずっと塞いでいた。トウ麗さんは意識が戻ると再度暴力を受け、再び意識を失った。

 トウ麗さんは暴力を受けて歩けなくなっていたにもかかわらず、夕食時には数人で彼女を無理やり連れ出して、食べ物を口に押し込み、また部屋に連れ戻した。そのとき、中隊のある警官は「来た時はあんなに元気だったのに、一日で歩けなくなるなんて、何をとぼけているんだ」と言って仲間の警官を呼び、トウ麗さんに暴力を振るった。

 翌日、黄麗君らはトウ麗さんをまた部屋から連れ出し、無理やり食事を取らせようとした時、中隊のほかの警官は、トウ麗さんが怪我しているのを見て、部屋の中で食事を取らせるよう指示した。

 黄麗君らはトウ麗さんが怪我をしているのを見て、自分の犯した罪がばれることを恐れ、仲間の警官と相談し、トウ麗さんが自分で転んで怪我をしたことにするよう企んだ。黄麗君が原稿を作り、中隊隊長が自ら原稿を訂正し、トウ麗さんに原稿通り書き写すよう強要した。それと同時にトウ麗さんを脅かし、「自分で怪我したと言え、怪我のことを他の人に話したら、生きてここからは出られない」と脅迫した。

 トウ麗さんは怪我が酷いため、再び暴行を受けることを恐れ、指示通り自分が転んで怪我をしてしまったという原稿(保証書)を書き写したが、力尽き、最後には黄麗君に手を取られ拇印を押された。

 その後、中隊の管理教育警察(管教と呼ぶ)がこの事件を「調査」し、やはりトウ麗さんは自分で転んで怪我をしたとの結論を出した。

 8月30日、トウ麗さんの顔の傷が少し良くなってきたので、中隊の管教が彼女を病院に送って検査させたところ、左大腿骨が骨折していた。それを知ったにも関わらず中隊の管教は彼女に治療をさせなかった。

 9月3日になって、彼女の怪我の状態が悪化しているのを見ると、やっと大隊へ報告した。大隊の管教がこの事件を調べたところ、黄麗君は自分が足で蹴って骨折させたことを認めた。

 大隊の管教がトウ麗さんを病院へ連れて行って再び検査をしたところ、やはり左大腿骨の骨折が確認された。やっと9月6日になって、彼女の怪我の治療が許された。

 現在、労教所はトウ麗さんが遂寧に帰って治療することを許している。9月12日、トウ麗さんの夫が遂寧市船山区人民医院の救急車を呼んで、彼女を遂寧に搬送し怪我の治療を行った。そのときの検査でも左大腿骨の骨折が確認され、直ちに手術をしなければならない状態であったが、手術だけで1万元の医療費用がかかるという。

 現在、トウ麗さんは彼女を迫害した四川省女子労教所と上層部の公安当局への調査を要求している。暴力を奮い怪我を負わせた黄麗君や李倩らを法によって裁くと共に、彼女らを指示していた関係者の法的責任を問い、損害賠償を請求するつもりである。

 2007年10月30日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/10/29/165506.html