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ロシア内務省、中共の圧力に屈して国内法輪功を臨検

(明慧日本)ロシア法輪大法情報センターに拠ると、ロシア内務省とその警察当局は、法輪功学習者によるモスクワでの「法輪功学習者に対する生体臓器狩りに抗議するデモ」を強制的に中止し、また、全ロシア法輪功大法修練体験交流大会を阻止する方向で動いているという。

 2007年10月19日、ロシア各地から来た法輪功学習者とベラルーシ、カザフスタン、リトアニア、ドイツ、イスラエル、アメリカ、フランス、ウクライナ、スウェーデン等の国々から来た法輪功学習者はモスクワに集まり、中共による法輪功学習者への迫害を暴くと同時に2007年法輪大法修煉感想と体験の交流大会に参加する予定だった。10月19日、学習者たちはモスクワの街で集会を開き、中共の法輪功学習者に対する生体臓器狩り事件を非難し、このような非人間的な犯罪行為を阻止するように呼びかけた。

 学習者の集会は事前に地方政府の許可を得ているにもかかわらず、集会の現場では、制服の警察官と私服の警察官数十人が集まり、民衆を学習者たちから遠ざけ、民衆が学習者の掲げる横断幕やスローガンに近づけないようにした。さらに、学習者たちの間に入り勝手に写真とビデオを撮っていた。

 集会の主催者が警察に地方政府の許可証を提示したが、警察はそれを無視して、「現在、地方政府は、今回の集会を取り消す新しい決定を準備中だ」といい、このような平和的な集会をたった一時間あまりで(元は3時間の予定だった)終了せざるを得ない状況になった。当日予定していた修煉の体験交流大会も取り消された。

 会場の支配人から法会の主催者に電話があり、内務省と警察当局から会場の貸し出し契約と宿泊の予約を取り消すように圧力を掛けられたという。また、会場附近では、私服の内務省関係者と警察が大勢集まっており、40人は超えていると話した。その日、世界各地から集まってきた法輪功学習者はロシア内務省と警察の妨害で宿泊場所もなく、路頭に迷っていた。

集会の組織者はほかの場所に予約を入れたが、10分も待たない内に次々と予約を取り消された。理由は同じく、ロシア内務省と警察が関与したからである。これは明らかにロシア当局が会議主催者、組織者の電話や携帯を盗聴したに間違いない。仕方なく、主催者はモスクワから150キロも離れた場所で会場を借り、法会を開いた。

 学習者が乗っていた車が追跡され、途中で何回も車を停められ、検問されていた。150キロの道のりに6時間も掛かっていた。仕方なく、たくさんの学習者たちは寒いモスクワの街の中、屋外で一夜立ったまま、迎えに来る車を待っていた。

 法会は20日予定通り開くことができたが、会場の外では大勢の警察と私服警察が集まっていた。法会の途中、ステージまで上がってきて、ロシア国外から来た学習者の身分証明書をチェックしていた。

 情報収集や身分証明書をチェックする手口は、ロシア当局が今まで人権迫害に使っていた悪癖である。彼らの目的はブラックリストを作って、駐ロシア中国大使館とロシア入国管理局にこれを提供するものだが、これは中共の法輪功学習者に対する迫害を手助けするものだ。会議の間、ロシア警察当局はウクライナの法輪功学習者に対して強制送還をしていた。

 ロシア法輪大法学会の責任者のイワン・シコチュカさんがこう言った:「内務省と警察の行為は既に法律が彼らに与えた権限を越えている。これは直接法輪功学習者への人権侵害である。我々は政治に興味もないし、政治的要求もない。我々はただ公園に静かに座って功法を修煉するだけである。しかし、同じくとても平和である我々の仲間は今中国で残虐な迫害に遭っている。中共は学習者の身体から生きたままに臓器を摘出して取引している。我々は世界中の人々にこの真相を伝え、中共とその海外駐在機構の犯罪行為を暴き、全世界の良心のある人々に対して、みんなで協力して一日も早くこの迫害を阻止するように呼びかけている」。

 法輪功学習者はこう述べた:中国では中共は非常に卑劣な手段で法輪功学習者に対して生体臓器狩りをして莫大な利益を得ている。これを明らかにしたのち、全世界の人々はこのような悪質な行為を非難しているのに対して、非常に残念なことにロシア当局は中共の迫害に手助けをして悪事を働いている。

 ロシア法輪大法情報センターはロシア当局とその内務省・警察組織に対して、今回のような法輪功学習者への人権侵害を停止するように要求した。また、ロシア当局が中共に媚びて、ロシアの憲法を破壊する行為に走らないよう要求した。ロシア当局の今回の行為は、ロシア民族と社会との未来を脅かすものであり、とても危険である。我々の希望は、ロシア当局が中共の圧力やその出先である大使館のに負けず、ロシアの法輪功学習者たち、及び世界中の法輪功学習者たちが「真、善、忍」に従って修煉していることはどんな社会に対しても『百の利益があっても一つの害もない』ことを認識してもらいたのである。

 2007年11月2日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/10/31/165654.html