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2007年10月に8人の法輪功修煉者の死亡が確認された

(日本明慧)2007年10月に8人の法輪功修煉者が迫害によって死亡したことが確認された。そのうち、7人は9月に、1人は10月に死亡したという。明慧ネットの統計によると2007年1月から10月まで、少なくとも95名の法輪功修煉者が迫害により死亡した。

 この8人はそれぞれ湖南省、黒龍江省、河北省、吉林省、四川省、安徽省および重慶市で死亡した。その中、湖南省で2件起きている。女性が3人で全体の37.5%を占め、50歳以上の高齢者が全体50%の4人もいた。法輪功が1999年7・20に中国共産党および江沢民集団に弾圧されて以来、すでに3101人の法輪功修煉者が迫害で死亡したことが確認されたが、実際の死者はこの数字をはるかに超えるとも言われている。

 中国共産党が生きたままの法輪功修煉者の臓器を摘出して、売買する行為が暴露されてから、世界中からの批判を浴びており、国際社会の圧力下で共産党が生きたままの死刑囚から臓器を摘出していることを認めた。しかし、前カナダ外務省前アジア大洋州局長で、前国会議員のデービッド・キルガー氏と国際人権弁護士のデービッド・マタス氏の独立調査報告によると、中国共産党が2000年から2005年まで1600人あまりの死刑囚に対して死刑を執行したのに対して、臓器移植手術は41500件以上行われていた。それらの臓器の大半は法輪功修煉者からだと推定されている。

 今年の8月にイスラエル警察が4人の臓器密売人を逮捕した。密売人たちの供述によると臓器の提供元は共産党の政治犯、死刑囚および法輪功修煉者という。この情報はイスラエル最大の新聞で発表されている。

 自由時報10月24日の報道によると、天津第一センター病院移植センターの主任医師・朱志軍は今年3月に台湾に行き、滞在した台北福華ホテルのロビーで中国大陸に肝臓移植を受けに行こうとする患者の術前診断を行った。先日、同センターで肝臓移植を受けた50数人の患者が、同センターで開かれる座談会に招かれ、すべての費用はセンター側が負担したという。 報道では、天津第一センター病院はアジア臓器移植センターとも呼ばれ、アジア最大の肝臓移植センターである。一年の肝臓移植例は600〜700件にも上るという。報道では、台湾に移植の勧誘に行くのは天津の医師たちのみならず、広州経済技術開発区病院器官移植血液浄化科の主任医師・林民専も毎年台湾に行き、腎臓移植の患者たちと面会しているという。

 法輪功迫害真相調査連盟は近日北京軍隊病院、遼寧省錦州市裁判所および広西民族病院などに対する調査録音を公表した。録音から中国共産党の法輪功修煉者に対する臓器狩りはいまだに続いていることが明らかとなった。今年の5月1日に中国では「人体臓器移植条例」が立法され、表向き臓器売買ができなくなったが、闇ではいまだに残酷な臓器狩りが続いている。中国共産党がオリンピックを開催申請した際に人権状況を改善するとの約束を交わしたが、法輪功修煉者に対する迫害はさらにエスカレートし、人目のつかないところでもっと残虐な手段で進められている。 

 明慧ネットが報道した事例によると、前公安部部長(現政治法律委員会書記)・周永康が今年3月に法輪功への弾圧を強化するとの命令を下してから、各地警察はまた大規模に法輪功修煉者を強制連行し、その手段は残酷で恐怖きわまりないという。情報によると、修煉者たちは頭に布を被されたまま、自宅または職場で強制連行され、失踪してしまう。警察および各責任者は強制連行された修煉者の情報提供や家族面会を完全に拒否している。一部地区では強制連行の事実まで否定するケースもあるという。

 いまでも中国各地での法輪功修煉者の迫害致死事件は後を絶たない状況が続いている。

 河北のトウ文陽さんが再度強制連行、保定労働教養所にて10日間で迫害により死亡

 詳しくは:中国語 http://jp.minghui.org/2007/10/13/mh140770.html

 吉林60代の老人・王玉環さんが迫害により死亡 家族は死後15日間情報なし

 中国語http://jp.minghui.org/2007/10/12/mh135577.html

 安徽、費章金さんが拷問により死亡

 費章金さん(40代男性)は安徽鞍山当塗県の修煉者である。法輪功の修煉を止めないため、2005年9月に安徽宿州労働教養所に不法に監禁されるようになった。費さんは強制的な洗脳および拷問をされていた。時には木製の棒で20数日間叩かれ、その音が遠くまで響いたという。2005年10月、警官・唐伝友などが費さんを電撃し、そこで監禁されている受刑者たちに指示して、費さんに対して様々な拷問を加えた。

 2007年9月23日午前10時30分ごろ、費さんはトイレに連れ込まれ、11時30分ごろ迫害により死亡した。

 目撃者によると、費さんの遺体は救急車に運ばれたときは全身青色になっていたという。死因については二つの説がある。ひとつは労働教養所の医者の点滴によるもので、もうひとつは警察が受刑者の王同、韓明勤や丁に指示し、拷問により死亡したという説である。警察の発表では死因は心筋梗塞となっている。

大法修煉者王玉環さん
大法修煉者王玉環さん

 2007年11月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/5/165986.html