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汪兆鈞の公開状についての思考


 文/ワシントンDC大法弟子

(明慧日本)師父は「これからの道、この情勢はますます速く変化するかもしれません。しかし、以前説法の中ですでにこのことについて皆さんにお話ししました。正しい情勢、また正しくない情勢が社会に現れたとしても、つまり良い情勢が現れたとしても、良くない情勢が現れたとしても、私たち大法弟子にとって、試練であり、楽観視してはいけません。情勢が本当に良くなりましたら、あなたに対する試練はまた違う形になり、油断してはいけません。必ず正念をもって大法弟子が行うべきことを行ってください」と教えてくださいました。(『各地での説法 七』『シカゴ市での説法』)

 中国共産党第十七回代表大会が開幕する前、マスコミが様々な「内密情報」を報道し、周永康が中共の最高層に進出しないでほしいと考えた大法弟子がたくさんいました。その中には、常人に名誉回復をしてもらいたいと言う気持ちが混じっていたのではないでしょうか。同大会の結果、相変わらず江系の顔ぶれが幾つもの主要ポストに就くことになりました。これは、私たちがよく反省しなければならないことだと思います。

 2002年に行われた中国共産党第十六回代表大会や、その後の、江沢民に対する起訴についても、師父は常人に頼ってはいけないと言う道理を教えて下さいました。もし私たちがよく行うことができなければ、邪悪に迫害を続けさせる口実を与えるばかりでなく、元々救われる可能性がある、希望を託してくれた常人をも壊滅してしまうことになるのです。今までのこの方面での教訓はあまりにも深刻なのです。

 最近、安徽省の政治協議会議の常委・汪兆鈞氏は公開状の形で、胡・温に対し、法輪功の名誉回復、迫害に関わった者たちへの処罰を呼びかけました。これは非常に正義ある行動です。しかし、この件も、天象の変化と大法弟子が絶えず正念を発し、邪悪を取り除き、絶えず真相を伝えることによって、もたらした結果なのです。我々は汪氏の勇気と正義感を賞賛しますが、このよい局面を前にして、大法弟子としての使命を忘れてはなりません。

 常人は如何に中国共産党の統治を変えるのか、或いは終わらせるのかについて、いろいろな考え方とやり方を持っているかもしれません。しかし、大法弟子として、衆生を救い済度し、何なる情勢に直面しても大法の真相を伝え、九評を伝え、三退を進めることは我々が良く行わなければならないことであり、我々の主たる目的なのです。

 個人の会得ですが、不適当なところがありましたら、慈悲なるご指摘をお願いします。

 2007年11月7日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/5/165951.html