余命残りわずかの難病:一冊の本によって完治
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文/徳生

(明慧日本)1999年7月以前、湖南省平江県である伝説が口コミされていた。それは大病院も治療を諦めた難病が一冊の本によって完治できたとのことだった。

 実は1998年秋に、劉さんは心臓病により全身が浮腫になり、足、腹部から胸部が大きく膨れ上がり、顔色も悪く、唇ですら血色がなくなっていた。劉さんの家計はもともと苦しく、それでも一家の唯一の労働力となるために、大都市である武漢の大病院で治療をしていた。しかし、病状は一向に回復しなかった。また、湖南医科大学付属第二病院に転院したところ、もう治療できないといわれ、少しの薬を処方され、30歳の若者は死を待つだけの状況に陥ってしまった。

 その後、10月のある日、一人のエンジニアが劉さんの近所で法輪功の不思議さを伝えていた。法輪功の修煉を始めた人々はよりいい人になり、さらに体が健康になった人も多く、難病、不治の病ですら治ったという。この情報は病中の劉さんにとってはまさに朗報であった。すぐに『転法輪』を借りて読み始めた。劉さんは法輪大法の広くて深い法理に魅かれた。それから、病気を引き起こす原因、善悪に報いがあること、人生の目的などほとんど知られていないことも分かるようになった。自分の病気も忘れ完全に法に浸っていた。数日後、奇跡が起きた。劉さんは起き上がり、食事ができるようになり、薬も必要がなくなった。さらに一ヵ月後、腫れていた体が完全に治った。

 1999年3月に県内で開かれた法輪大法修煉交流会で会ったときにはもうすでに完璧に健康を手に入れ、しかも一時間の座禅もできるようになっていた。 

 1999年6月に再びある建築現場で劉さんと会ったときには、元気いっぱいで働いていて、顔色も非常に良かった。あのエンジニアに「村の人々はみんな劉さんが法輪大法の修煉をはじめてから、人が変わったと言っているよ。体は病気になる前よりも健康で、性格も温和となった。給料についてもあまり争わなくなり、やりにくい仕事でも積極的に取り組むようになったと評価されているよ。」

 しかし、誰もが1999年7月22日の午後を忘れないだろう。バケツがひっくり返したような雷雨が降り、恐怖が空から降りてきた。あらゆるテレビ局が世の悪い言葉を尽くして、法輪功への攻撃を始めた。その勢いは天が崩れたようで、人々は混乱し、年配の方々は「もしかして文化大革命が再びやってきた?」と怯えていた。

 それから劉さんは数千万の法輪功修煉者と同じように現地の警察や関係部門に脅かされた。法輪功の本や資料を提出するように、法輪功をやめるさまざまな保証書類を書くように、陳情に行かないことを保証する保証金を納めるように脅迫されていた。

 2000年3月上旬、地方の関係部門が指示を受け洗脳クラスを開いた。そのクラスの責任者は「今は殺人とか放火とかよりも先に法輪功を取り締まるのだ。反革命者と同様にみているから、これからは自分を見直し、人生をやり直すのだ。」と言っていた。われわれはもともといい人ですから、自分を見直すなんて、とんでもない。劉さんを例に挙げると、修煉をやめることは心臓病を取り戻して、死を待つことに等しいのだ。

 迫害が始まって8年もたったが、江沢民をはじめとする集団は法輪功修煉者に対する迫害をエスカレートさせ、劉さんはその迫害を耐えることができるのか?中国でいい人になるのはなぜそんなに難しいの?

 
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2003/1/17/42963.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2003/2/5/31748.html)     更新日:2011年12月9日
 
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