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北京前進刑務所:魏世均さんは迫害され危篤状態(写真)

(日本明慧)情報筋によると、北京市石景山区の法輪功修煉者・魏世均さんは現在、北京前進刑務所の迫害に遭い、肝臓と腎臓の機能に重い病状が現れ、危篤状態に陥っているという。魏世均さんの家族は道理によって重病のための一時出所を努力したが、北京前進刑務所は道義を無視し、規定に基づいて重病のための一時出所を取り扱わなかった。
中国科学院高エネルギー物理研究所の撮影技師・魏世均さん


  魏世均さん(41歳男性)は、北京市石景山区の法輪功修煉者であり、元中国科学院高エネルギーの物理研究所の撮影技師であった。1992年に法輪功を修煉し始め、2002年7月に北京市石景山区で待ち伏せていた警官に強制連行された。それ以降、魏世均さんは黄健さん、馬晋さん、李開さんなど6人の法輪功修煉者と共に、1年間不法に拘禁されて迫害された。2002年冬は非常に寒さが厳しかったが、留置場は家族に冬服を送ることを理不尽に阻止したため、魏世均さんは留置場でしかたなく夏服で厳冬を過ごさなければならなくなった。それだけではなく、非人道的にスタンガンで電撃され、心身ともに酷く傷つけられた。

 魏さんは不法に1年拘留され、残虐な体刑で迫害された後、魏世均さん、黄健さん、馬晋さん、李開さんなど6人は、2003年6月13日北京第二中級裁判所(石景山区)で非公開裁判を受けた。法輪功修煉者の6人は法廷で「法輪大法はすばらしい」と唱え、難攻不落の正念に邪悪は恐れ、その結果、検察官はどもったり言葉を失ったりし、ひどく狼狽した。裁判長は恨みと恥ずかしさのため、法廷で検察官があまりにも無能で臆病なため当たり散らし、虚勢を張って自らの恐怖と醜悪を覆い隠した。悪らつな中国共産党の裁判所は仕方なく休廷を宣言し、必要な手続きを踏まずして法輪功修煉者に審判結果を下した。そのうち、魏世均さんなどは不法に11年半、黄健さんは12年の刑罰を下された。

 魏世均さんなど法輪功修煉者は、後にずっと不法に北京前進刑務所の第九監獄区に拘禁されていた。そのうち、魏世均さんはB型肝炎に罹り、しかもちょうど感染しやすい時期だったため、2004年2月に金鍾刑務所に移送されて不法に拘禁された。金鍾刑務所で魏世均さんは腎臓炎にも罹り、尿中に赤血球が検出され、尿蛋白質が「+」と診断された。

 にもかかわらず、刑務所の監獄医師は、刑務所の官吏と警官の教唆により、公然と医者の職業道徳に背き、魏世均さんを治療しなかった。お茶を濁す理由は意外にも「金鍾刑務所に肝炎を治療する条件はあるが、腎臓炎を治療するがない」ということであった。2004年4月に健康診断によって、魏世均さんは肝機能・腎臓の機能がまだ正常に回復していなかったが、ただ「トランスアミナーゼ」という一つの血液指標は下がった。しかし、金鍾刑務所は責任を負わず、すぐに魏世均さんを北京前進刑務所に返して迫害し、健康な人と隔離しなかった。

 2006年3月に健康診断する時、魏世均さんの尿検査の結果は尿蛋白質が「+++」、赤血球が「+++」となった。このような尿検査の異常な結果に対して、いかなる専門医師でも魏世均さんが危ないということを判断できるが、家族は前進刑務所に重病のための一時出所を申請しても、前進刑務所は2項の「+++」のある健康診断報告に対して、恥も知らずに魏世均さんは「明らかな病気なし」だと返答し、重病のための一時出所を許さなかった。医学専門家によると、このように重い病状の場合は通常ベッドで休ませるべきだというが、前進刑務所は依然として魏世均さんに奴隷のような労働、人間の精神を破壊する洗脳を強制的に行った。刑務官らは、家族の強烈な要求のもとで、やっと奴隷のような強制労働を停止した。

 それから1年半、魏世均さんは現在、肝臓・腎臓の総合した病症のため、赤血球・尿蛋白質の指標が正常ではなく、最低血圧が100に達し、頭のてっぺんの髪の毛と臼歯がほとんど落ちた。前進刑務所は国家の政府部門として、公然と治療を提供することができないと言っただけではなく、また家族から送ってきた腎臓の薬品を断り、そして再度、家族による重病のための一時出所の申請を拒絶した。

 魏世均さんは家の一人息子で、妹が一人いる。両親の年は70歳近くなり、体が弱いく、妻は身体障害があり、二人の幼い子供を連れて苦しい毎日を過ごしている。

 元北京法輪功研究会のメンバーの王治文さん、紀烈武さん、李昌さんも不法に第九監獄区で拘禁されている。

 2007年11月13日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/11/12/166403.html