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人権聖火リレー:豪州クイーンズランド州の各地に到着、社会各界が中共の臓器狩りを非難(写真)(上)

(明慧日本)法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)が発足したグローバル人権聖火リレーは11月初め、オーストラリアのクイーンズランド州トゥウンバ(Toowoomba)、ブリスベンに到着した後、クイーンズランド州の主要五都市に渡った。人権リレーが到着した各地では、社会各界の人々は大歓迎したと同時に、中共の法輪功修煉者に対する生体臓器狩りを強く非難した。

 サンシャインコースト

 11月4日、人権聖火リレーはサンシャインコースト(Sunshine Coast)の四つの主要都市(Caloundra、Mooloolaba、Coolum、Noosa)でそれぞれ行われた。

マルーチー(Maroochy)市のジョン・ナトリー市長と潘晴氏は人権聖火を受け継ぎ、中共政権による迫害を譴責

サンシャインコースト地区自由党議員スティーブ・ディクソン(Steve Dickson)氏

民主党議員アンドリュー・バートレット(Andrew Bartlett)氏

 マルーチー(Maroochy)市のジョン・ナトリー(Joe Natoli)市長は、「人権聖火は中国人の希望のシンボルである。きょうの活動は中国政府へ向けたメッセージであり、我々は彼らが民主に向かい、人間の価値と尊厳を重んじることを希望する。これは経済だけにとどまらず、人間性にも関係することだ」と語った。

 民主党議員のアンドリュー・バートレット(Andrew Bartlett)氏は人権聖火リレー発起人の一人で、法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)の団員である。彼は集会の中で「オリンピックは中国に改善のチャンスを与えた。このチャンスは中国政府が法輪功修煉者に対する迫害を止め、人々の宗教の自由と信仰の自由を許し、人権の支持、民主の実行をするためのものだ」、「今こそ我々が叫ぶ時である」と話した。サンシャインコーストのカランドラ、ムールーラバ、クーラム、及びヌーサ地区での集会スピーチに参加した人は皆、人権聖火リレーを支持した。

 法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)が発起した、中国共産党による暴虐な政治の暴露及びその人権迫害の制止を目的とする「人権聖火リレー」活動は、8月からアテネでスタートし、欧州の主要な大都市を回ってきた。

 同州インドルピリー地区労働党議員のロナン・リー(Ronan Lee)氏は、11月3日のクイーンズランド人権聖火歓迎式典でのスピーチで、彼自身と議会の議員たちが皆、中国総領事館からの「理不尽な妨害」で、議員たちが聖火リレー活動に参加しないよう要求する書簡を受け取ったことを話した。

 リー氏は「中国総領事館の手紙の内容には、もしクイーンズランドの議員が人権聖火活動に参加したら同州の貿易に不利な影響を招くということを暗示するものだった」と話した。彼は今回の活動に参加した目的は多くの人々が人権聖火活動を支持し、その結果を期待していることを表したいからだと話した。

 リー氏は、一部のオリンピック選手が「批評を受け止められなければオリンピックでよい成績を出すことが出来ない」と発言したことを挙げ、中国政府は批評を受け止めるべきであり、オリンピック選手と同じ観点を持つべきだとし、また「選手たちは勝者と敗者を区別する唯一のものは、批評をされて自分を改善していくことができるかということだと言っている。中国政府は今中国ではどんなことが起きているのかに目を向けるべきであり、改善をしなくてはならない」と話した。

 フィッシャー地区代表の自由党議員のピーター・スリッパー(Peter Slipper)氏は、人権聖火リレー活動組織の人々に感謝し、豪州人はこの活動に協力し、世界で最も人口の多い国の人々に、豪州が有する人権と自由を獲得できるようにと呼びかけた。

 同州サンシャインコースト地区自由党議員のスティーブ・ディクソン(Steve Dickson)氏は、中国総領事館の行為に失望したと話した。ムールーラバで行われた人権聖火集会と歓迎式典でのスピーチで、彼の家族が40年代に豪州の自由のために戦ったことを挙げ、「よって、政治家の観点からみても皆さんにもできるはずだ。自由は今、全世界に伝わっている」と話した。

 緑の党代表のKatherine Webb氏は、豪州政府は中国の人権の改善に向けて努力する義務があると指摘した。

 マッカイ市

 11月8日午後5時半、人権聖火リレーはマッカイ(Mackay)市に到着し、地元政府要員と社会各界の熱い歓迎を受けた。

ウェイトリフティング世界チャンピオンのKatrina Robertson氏は人権を担当

 マッカイ市議員のGeorge Christensen氏はマッカイ市の市長と市民を代表して歓迎の挨拶をした。市議会議員のGeorge Christensen氏、Alison Jones氏、及びウェイトリフティング世界チャンピオンのKatrina Robertson氏がそれぞれ集会でスピーチを行い、「人権聖火は中国人の希望の光である、中共の犯した人道に反する罪はオリンピック精神と逆行するものであり、中共とオリンピックの共存を認めることはできない」と語った。

 ウェイトリフティング世界チャンピオンのKatrina Robertson氏は、スポーツと人権は彼女の人生で最も大事な二つであり、今まですべてのオリンピックの試合中継を必ずテレビで見てきたという。残念ながら、人権を侵害している中共でオリンピックを開催することになれば、彼女は決して2008年の北京オリンピックの中継を見ないと宣言した。

 イベントの最後に、集会に参加した人たちは、中共に殺害された8千万人を上回る犠牲者を祈念して、キャンドル追悼会を行った。

 (下に続く)

 2007年11月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/15/166603.html