文/米国の修煉者
(明慧日本)奇跡は2002年3月16日に起こりました。机にもたれ掛かりながら、法輪功の煉功を試みたのです。その日、ベッドから起きあがり、階段を降りて、亡くなった主人の詩を読むために来てくれた何人かの人に会うことができました。その日は主人の73歳の誕生日でした。午後11時まで起きていることができました。私が瀕死の状態にあることを耳にしていた来客は、これほどまで元気な私を目にしたのは初めてだと言いました。
私自身、これまでの高血圧、ふるえ、めまい、左腕の痛み、呼吸困難、アレルギー湿疹、関節障害、 保水機能障害など全てのことは嘘で、人々をペテンにかけていたような気がしてしまいました。私の血圧は血圧計の目盛りを越えてしまい、測れる時は279/135前後でした。救急車で病院に運ばれ、医者に心臓の底部が傷んでおり、処方された薬にも反応を起こしていると言われました。3月16日、私の血圧は下がり始め、数日で120にまで降下しました。全ての薬を止め、病弱のため家にこもる必要もなくなりました。
この信じられないほどの奇跡を理解して頂くために、これまでの背景を説明しましょう。私は70年前にインドで生まれ、フルブライト奨学生として41年前に米国に渡りました。やはりインドから来たフルブライト奨学生と結婚し、シカゴに住んでいました。夫は9年前に突然亡くなりました。健康そのもので、贅肉も白髪もなく、毎日運動する人でした。25冊の著書を出版し、多くの国でその真価が認められ、称賛されていました。このため彼の突然の死は多くの人々にとってかなりの衝撃でした。
私は生涯掛けての学生でした。シカゴ大学で博士号を受けました。
本を数冊書き、著者となる人々も育てました。プロのために文芸学校を運営し、週に6日働いていました。1976年以降、体調を崩しました。術後の経過が悪く、薬にも反応してしまい、ひどい状態でした。ペニシリン、サルファ剤、コルチゾン、ステロイド類、フィオリナル、モルヒネ、ノヴァケインなど全てに、命にかかわる反応を起こすので、代替医療を必要としました。補完療法には一財産費やしました。鍼、指圧、バイオエネルギー、ヨガ、バイオフィードバック、ナンプドリパッドアレルギー除去療法、栄養療法、ナチュロパシー(自然療法)、ナプラパシー、ホメオパシー(同種療法)に加え、定期的にカイロプラクティス、マッサージ、リフレクソロジーを受けましたが、症状を緩和させるだけで、完治することはありませんでした。
3年前に引っ越し、代替療法から離れました。昨年、非常に具合が悪くなり、血圧が測定不能なほど上昇し、ほとんど歩くことができませんでした。「高齢になるということは勇気が必要ね」と語る私を目にして、娘は私が生き延びられるかどうか半信半疑でした。
この時、シカゴ大学の友人が『悟りへの旅』と題した自分の病気回復の体験報告(http://www.clearwisdom.net/emh/download/publications/enlighten_index.html)を書き、私自身も法輪功の著書を読むようになりました。ベッドに横たわっているので本を持ち上げることができず、著書を読むのに3週間かかりました。いくらかの概念を把握し、机にもたれかかり、煉功を試みました。その日にベッドから起きあがり、階段を下りたのです。奇跡でした。シカゴの友人が、法輪功のビデオとテープを送ってくれ、2人の修煉者が家に来て煉功を教えるよう手配してくれました。その内の1人は『悟りへの旅』に体験談を書いた人で、お互いに深い絆があるようで驚きましたが、私にとっては励みになりました。2時間以上かけて煉功を指導してもらい、セント・ポールの煉功場に来るよう強く勧められました。
2人目の修煉者は中医学を学んでおり、彼女が通う鍼師の診療所で会いました。病を患う私に本当に慈悲深く接してくれました。本を見て下手ながらも煉功しようとしたことで、私の外観は目に見えて向上しました。
近所から離れたところでは運転しないので、運転手を雇って毎週煉功場に行きました。運転手も煉功と修煉に興味を抱きました。
これから長い道のりを歩まなければなりません。まだ、法をわずかに理解しているに過ぎません。毎日自分の足りない面に気づきます。頭を使うようにこれまで訓練されてきたため、心を空にすることの難しさを感じています。まだ座禅を組めません。『転法輪』は一度に数ページしか読めません。でも奇跡的な変化がありました。術後の傷の痛みが減り、足が以前より健康になり、関節も痛みません。薬もビタミン剤さえも服用しません。心臓がしめつけられるような痛みもなくなりました。左の腕も痛みません。ふるえもなく、めまいもせずに朝起きています。呼吸困難もありません。我が子たちが大丈夫だろうかと心配することも減りました。庭仕事をもっと楽しめるようになりました。
高さが2.5メートル弱、幅1メートル弱の銅製のピラミッドを家の庭に設計したら、シカゴの友人が「師父は『転法輪』の中でピラミッドに触れています。ピラミッドの三面は法輪功修煉者が求める三つの柱、真・善・忍を意味するのです」と言ってくれました。本当に感謝しています。私の気持ちを表現できる言葉は存在しません。
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/9/5/52114.html) 更新日:2011年12月9日