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内に向けて探す


　文／中国大陸大法弟子

（明慧日本）師父は『法輪大法—オーストラリアの修煉者に対して法を説く』の中で何度も内に向けて探すことに言及されましたが、この法理に関して、私はちょっとした会得があるので、皆さんと交流したいと思います。正しくないところがありましたら、同修の皆さんに慈悲なるご指摘をお願いします。

　最初の時、私はただ形式上の「うちに向けて探す」ことだけが分かったのです。いま一番印象に残っているのはこんなことでした。ある時、夜中に真相資料を配りに行きました。犬も吠えるし、人も行ったり来たりしていました。そこで、私は内に向けて探して、急に悟ったのですが、もし私が恐れるとしたら、衆生はどうすればいいでしょうか。形の上では、私は資料を配っていますが、実は衆生を救い済度しているのです。私が恐れると、彼らも恐れてしまいます。それでは、どうやって彼らを済度することができるでしょうか？

　内に向けて探すことを改めて認識したのは労働教養所で絶食した時でした。この空間で内に向けて、一つの人心を探したら、他の空間で一枚の扉が解体され、ずっと探していくと、一枚一枚の扉がどんどん解体され、一貫した正念によって最後の関を解体したのです。

　迫害されてから最初の何日間、私は内に向けて探しました。実は１カ月前に、同修にこの問題を指摘されたことがあります。ただし、私は色々口実をつけて、聞こうとせず、また同修と口論してしまったのです。今、迫害により、私は全てを失いましたが、それは私がこの全て、利益、情、安逸に執着していたからです。もちろん、私は旧勢力の按排した道を歩むわけにはいかず、それらの大法を迫害する口実を認めるわけにもいきません。しかし、このことから、もし日頃、人心を取り除くように確実に修めていれば、旧勢力も迫害する口実がなくなるということが分かったのです。

　資料点を設立してから、１週間後、私は他の空間での邪悪の打ち合わせを聞いたことがあります。某市の大法弟子は人心が重くて、傷つけられないように自分を守ることを、衆生を救い済度することよりも先に思い、何か動きがあったら、直ぐ隠れてしまう。こんなことに気づき、「向上」するようにしなければならないとか言っていました。その後、引き続き、三つのことが起こりました。一つ目はテレビを利用して、民衆に真相を伝えることを口実に全市で調査をして、誰にでも自分が危ないと感じさせるようにすることです。二つ目は大きな資料点を破壊することです。また破壊する前にちょうど資料点の同修は全市の主な協調者と会ったばかりなので、これで皆がお互いに疑ったりして、真相資料が要らないとまで言って、慌ててしまったのです。三つ目はこのことによる混乱がまだ静まらない内に、同修の間で、誰それはスパイで、もう彼と付き合ってはいけないという噂が流れたのです。その時私は半月前の邪悪の按排を思い出しましたが、この一歩一歩の情勢の変化は正しくそれらの険悪な按排ではありませんか？　しかし、どうしたらそれを打ち破ることができるのでしょうか？　それは私たちの人心に対する按排である以上、人心の除去から入手して解決しなければなりません。そこで、私は同修たちと自分の人心を見つけるように切磋琢磨しました。すると、皆は恐れなくなり、情勢もこれにより直ぐ安定するようになりました。このことから、私は内に向けて探すことの重要性を更につくづく感じるようになりました。

　私は他の空間で見かけたのですが、邪悪が取り囲んで、迫害しようとする時、内に向けて探しさえすれば、瞬く間に邪悪を動けないようにすることができるのです。内に向けて探すことは宇宙でのとても一つの強大な法であると私は思っています。

　農村で資料点を設立する時、私は三つのブロックからそれぞれ１人の協調者を選び、週に１回皆で集まって切磋琢磨するようにしました。その時、私たちは皆それぞれ自分、或いは自分の担当するブロックに何が不足なのか、それから他人の不足が自分或いは自分の地区にも存在しているのかと内に向けて探し、また、どのように直すべきかを考えるようにしました。日頃、協調者はそれらの異なる地区での不足や問題点を他の同修に教え、内に向けて探すようにしていました。もし一言ではっきり言えない共通の執着や問題があると、私たちは明慧ネットから地元の問題の解決に役立つ文章を選び、『明慧週刊』の後ろに付け、（明慧ネットで発表されていない文章を使ってはいけない）、大法の法理で解決するようにします。一篇二篇ではとてもうまく説明できない場合には、それらの文章をパンフレットにして、例えば、「病業と人心」、「表に出ていない同修へ」、「修煉はあくまでも確固たる信念次第である」というように整理し、皆に見せるようにします。それから、地元の共通問題に気づいたら、それを文章に書いて明慧ネットに投稿し、皆に注意させるようにしています。このように誰でも自ら進んで内に向けて探すという環境を形成するようにしています。

　今このことがもっとはっきり分かるようになりましたが、つまり一つの地区の同修がよく修めていれば、各方面の環境もいいし、衆生も自分を救おうとしていることを感じ、自ら進んで真相を聞きに来て、それにより救われるのです。もし衆生が自分の生命を大事に思っていないなら、それはもしかすると、私たちも生命を大事にせず、衆生を救い済度することを緩めている要素を反映しているのかもしれません。

　内に向けて探せば、小さくは自分を救い、大きくは他人（周囲）を済度するのです。ただし、自分の執着を探し出そうと思えば、やはりしっかりと法を学ばなければなりません。このようにして初めて、法に則って法を認識することができ、不敗の地に立つことができるのです。

　2007年11月24日

（中国語：http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/21/166920.html）