オーストラリア:薄煕来・前商務部長への告訴に勝訴判決
(明慧日本)オーストラリア・ニューサウスウェールズの高等裁判所は、名誉毀損と拷問の罪で告訴された薄煕来・前商務部長(大臣格)に対して欠席裁判を行い、原告の勝訴を言い渡した。
原告の潘宇さんは、この判決に対して次のような声明を発表した。
この判決にとても満足している。自分のために告訴しただけではなく、まだ迫害されているたくさんの法輪功修煉者のために正義を取り戻したいと思った。私は法輪功を長く修煉している。法輪功は、トラブルに遭ったときには内に向けて探し、いつでもどこでも相手を優先することを教えてくれた。私は、毎日穏やかで充実しており大きく変った。もちろん、身体も健康になった。中国の多くの法輪功修煉者は修煉から受益している。しかし、法輪功は中国で残酷に迫害されている。
薄煕来・前商業部長は、遼寧省長在任中、法輪功に対する迫害を主導的に行った。彼の指示によって、遼寧省だけでも300人の修煉者が迫害で死亡した。私は拷問の被害者の一人である。
2000年3月17日、私は龍山拘留所の洗脳班に送られ、罵声を浴びせられ、拷問された。私は数人の警官にめった打ちにされ、顔がひどく腫れあがった。それにもまして最も耐え難い酷い拷問は、4万ボルトのスタンガンで電撃されることである。スタンガンが身体に触れると、私はすぐに失禁した。その後、彼らは私の局部を電撃した。
私は、中国で残酷な迫害に遭ったが、生き残った。その後、幸運にもオーストラリアに来て、法輪功迫害の主要責任者の一人である薄煕来を告訴した。私はこの判決をとても嬉しく思う。オーストラリアの司法の公正を評価したいと思う。
最近、オーストラリアの外交部長は、不法な監禁と拷問の罪で告訴された中共幹部・陳紹基に対する審理に圧力をかけた。私はとても悲しく思うと同時に、失望感を覚えた。これは明らかに中国政府からの圧力を受けたのである。中国政府はいつも経済利益を餌食にして他国政府に圧力をかけている。
最後に、この機会を利用して、オーストラリア政府の各部門とオーストラリアの人々に中共政権の本質を見抜き、オーストラリアの司法の公正と独立を守るよう呼び掛けたいと思う。勇気をもって中国大使館の干渉に「ノー」と言おう。
2007年11月26日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/11/25/167194.html)
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