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アイスホッケーの上級コーチ・高維喜さんとその他の法輪功修煉者が不法に強制連行され、未だに行方不明

(明慧日本) 2007年5月9日に、長春では2002年「305」の法輪功真相番組の放送事件以来、修煉者を強制連行する最大規模な事件があった。多くの修煉者が不法に強制労働施設に入れられ、また、王玉環さんが拷問で殺害されるなどの事件が発生した。当局は消息を封鎖したが、凶手はいまだに何の懲罰もされずにいる。他にも、長春の法輪功修煉者・高維喜さんと王福霞さんは、5月9日に強制連行されて以来、未だに消息不明である。

1999年に吉林省教育テレビのインタービューを受ける高維喜さん

 高さんたちの親族は、長春市第三拘留所へ面会に行ったが、会わせてはもらえず、お金を支払うようにとしか言われなかった。不法に強制労働された法輪功修煉者を移送するとの噂があったが、半年経っても、現時点で明確な消息は一切ない。

 長春市の法輪功修煉者・高維喜さん(68歳男性)は、かつては長春工人(中国語では労働者という意味)体育チームのアイスホッケー上級コーチ、吉林省工人体育チーム上級コーチ、ナショナルチーム上級コーチ兼香港紫荊花チームのアイスホッケー監督を歴任した。高さんは60年代から中国のアイスホッケー競技の基礎建設に参与したほか、チームを率いて国際試合に参加し、多くの賞を受賞するなど、中国のアイスホッケー競技に多大な貢献をした。

 1998年、高さんは法輪功に出会った。彼は修煉を堅持し、法理に基づいて自分を律し、人に対して常に寛大だった。法理の勉強と心性の修煉、そして煉功を怠らなかったので、患っていた心臓病、脳腫瘍、肝臓病と脳神経の病気が一気に消えた。病気が一掃されて以来、高さんは同僚とうまく付き合えるようになり、崩壊寸前の家庭も和気藹々となり、心身が健康となった。しかしならが、ちょうどこの時に中国共産党による法輪功への迫害も始まった。

 2000年旧暦の正月、高さんは自らの経験をもって法輪功迫害に対する不平を訴えるべく、北京の天安門に行ったが、その場で不法に拘留された。以降、高さんは迫害で悪名高い長春市葦子溝強制労働所、長春朝陽溝強制労働施設での迫害を経験した。釈放後、高さんは危険だと知りながらも、邪悪な嘘に惑わされないように、故郷の人々に真相を伝えていた。2007年5月9日、70歳になろうとする高さんはまた強制連行され、長春双陽拘留所に強制入所させられた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2007年12月4日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/12/3/167643.html