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イ坊市政府による李天民さん一家への残酷な迫害

(明慧日本) 2007年10月11日、山東省イ坊の法輪功修煉者・李天民さん一家5人は、再びイ坊の悪らつな警察に連行された。現在、李天民さんはイ坊留置場に不法に監禁されて迫害を受けており、妻の婁紅梅は悪名高い王村労働教養所に送られて2年間の労働教養を受けている。義母はイ坊の610弁公室思想改造施設で強制洗脳されていた期間中、持病の発作が起き、家族によって家に連れ帰ることが出来た。義兄も不法に2年間の労働教養を受け、章丘労働教養所で迫害をされており、兄嫁は留置場で不法に監禁され、現在は釈放されている。

 1999年7.20以来、李天民さんと妻、両親、岳父母、義兄、妻姉など十数人は中国共産党の残酷な迫害を受けている。その中で、多くは数回の連行、逮捕、不法監禁、家財を没収、治安拘留、刑事拘留を受けており、1人が不法判決、3人が不法な労働教養、2人が迫害で亡くなっている。

 李天民さん(37)はイ坊大学出身で、中学と大学時代は優秀な学生であった。そして学生会の会長だった。卒業後、イ坊市農業局所属会社で幹部となり、退社してからは商業を始めた。1995年に法輪功を修煉し始め、厳しく自身に求め、心性の修煉に力を入れ、家族、会社、学校、社会では本分を守る素養のある人として知れ渡り、親と妻には孝行の息子、優しい夫、同僚と友人からは、修煉してからは常に人に関心を向け、配慮する人と認められた。

 1999年6、7月ごろ、坊子区から「科学普及論壇」は法輪功と法輪功学習者を誹謗中傷する文章を掲載して悪影響を及ぼした。李天民さん、婁紅梅さん夫婦は他の法輪功修煉者と一緒に数回、坊子区役所に行って真相を説明し、事実を明らかにし、法輪功を汚す宣伝を停止するように要求した。しかし、当時の区委員会の書記・黄イ連は、公安に指示して李天民さん夫婦を24時間不法に監禁した。1999年7月14日、現地の大勢の法輪功修煉者たちが市庁舎で二十数時間、陳情を続けた。5日後の7月20日、市公安局は自宅に踏み込み、李天民さんを不法に逮捕した。理由は「国家機密の漏えい」(この項目は裁判所に行っても成立しない)と「法輪功修煉者を組織して市庁舎を包囲攻撃した」とされた。不法に監禁されて半年後、2000年2月2日、イ坊市中級裁判所は市政法委員会からの直接的な操縦干渉下で有期懲役4年の不法判決を言い渡した。

 李天民さんが不法に判決を言い渡されて1年後、妻の婁紅梅さんも2000年10月27日、公安により不法に労働教養3年を言い渡され、済南女子労働教養所に監禁された。

 李天民さんの妻の姉・婁愛卿さん、義兄・紀君さんも法輪功を修煉している。2000年10月、婁愛卿さんは再び天安門に行って平和的請願をしたという理由で拘留され、その後は迫害により身を落ち着かせる所がなくなった。それから法輪功修煉者の徐さんと青島で法輪功の真相を説明していた時、青島市黄島区派出所に不法拘束され、イ坊市奎文区拘留所に移送された。2ケ月後の2000年12月24日の夜、迫害されて亡くなった(明慧ネットに掲載された)。

 李天民さんの母親は、息子が不法判決、嫁が不法に労働教養を受けていることがショックで毎日涙をこぼし、最近はほとんど失明している。長い間の精神的な損害により老人は昏迷状態になり、つぶやいたりしている。老人が臨終した時、家族が公安に頼んで息子と会えるように申請したが、人間性のない中国共産党イ坊当局は放置したままだっため、老人は亡くなるまで息子と会う願いが叶えられなかった。

 紀君さんは元山東省イ坊市の郷鎮企業局の幹部である。1994年、師父の広州説法講習会に参加したこともあり、修煉を続けたという理由で数回不法拘束されている。2000年始め、不法に労働教養3年を言い渡されて青島労働教養所であらゆる迫害を受けた。妻の婁愛卿さんが迫害で亡くなった事実を労働教養所側が隠していたため、ずっと騙されたまま、3年の労働教養が終わり、日夜、懐かしい家族と逢える喜びで家に帰ったが、彼を待っていたのは晴天の霹靂のような訃報だった。

 李天民さんは2003年、満期で家に戻ると、家は貧しさのどん底に陥っていた。父親は80歳の高齢で、息子の世話が必要であった。家族の生計のため、他の人と印刷部を開始してようやく生活を維持することができた。2006年3月13日午後3時ごろ、イ坊市公安局から丁隊長が一群を率いて李天民さんのお店に侵入して不法捜査を行い、また自宅に行って家財を没収した。悪人たちは何の「証拠」もない情況下で、李天民さんを派出所に連行し、当日の夜に釈放したが、車、携帯、MP3などを奪った。その後、李天民さんに対して長期間の尾行、監視を行った。

 2007年10月11日の12時ごろ、李天民さんが病院で父親の世話をしていた時、奎文公安国保大隊の悪らつな警官・谷志勇は一群を率いて、病人の老人のそばで、李天民さんを地面に倒して強制的に身体捜査し、連行した。当日の午後2時ごろ、李天民さんの妻・婁紅梅さんと妻の母親、兄、兄嫁も連行し、家財を没収した。

 李天民さんの岳母・範福美さんは古稀を超えている。8年来、2000年に北京で陳情を行い、不法に逮捕、拘束されて迫害を受けたうえ、二女が迫害されて亡くなり、娘の婁紅梅さんが不法に労働教養を受け、二人の娘婿も労働教養、判決など次々と災難に遭遇した。2007年10月11日、70歳あまりの老人は娘、娘婿と一緒に連行された。李天民さんは逮捕されてから現在まで、ずっと断食で不法な迫害に抗議しており、警官らは毎日乱暴に鼻から食料を注ぎ込んでいる。李天民さんの体は非常に衰弱し、痩せこけている。

 2007年12月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/30/167426.html