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優秀なパイロットが、迫害により自力で生活できない(写真)

(明慧日本)内モンゴル・扎蘭屯(ザラントン)の法輪功修煉者・孫廣軍さんは2007年12月3日夜、「保外就医」で家に戻った。現在、孫さんは迫害により、昼夜眠れず、頭部と身体の震えが止まらず、目にまったく活気がなく、話もできず、自力で生活ができない状態にある。おそらく何らかの薬物が注射された模様。 

孫廣軍さん

 孫さん(38)は、瀋陽錦州飛行学院卒であり、優秀なパイロットである。吉林柳河空港空軍地上勤務で航空配置主任を勤めており、副大隊長級である。1997年に法輪功を修煉し始め、「真・善・忍」に従って自らを律し、人柄が正直で真っ直ぐで、人を助けるのが好きな士官であった。

 孫さんは2002年に大慶ラマ甸でチチハル鉄鋒公安局に強制連行された。軍事法廷で2年の労教を言い渡され、除職された。現在も戸籍はないままで、身分証明書がない状態である。

 2006年3月、中国の民衆に法輪功が中傷される事実を暴いた理由で、扎蘭屯「610弁公室」に強制連行され、家宅捜査を強いられた。その後、秘密裏に阿栄旗留置場に拘束された。そこで孫さんは理不尽な迫害に抗議して、12日間連続して断食をしたのち内モンゴル保安沼刑務所に送られ、迫害され続けた。

 環境の極めて悪い刑務所で、孫さんは腸炎に罹り、腎臓は衰え、意識が不明な状態になった。そして強引に興奮剤などの薬物を注射され、精神に異常が現れ、昼夜を問わず眠れなくなっている。2007年12月3日夜、保安沼刑務所は、責任を逃れるために、「保外就医」で家族に返した。自力で生活できない孫さんを見て、家族は悲しい日々を送っている。

 2007年12月12日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/12/9/168068.html