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一人の裁判長が受けた遭遇

(明慧日本)遼寧省錦州市義県の法輪功修煉者・孫霊華さん(女性)は義県裁判所の裁判長で、義県地域及び市の政治や法律界ではよく知られていた。1999年7.20、法輪功が中国共産党政権に迫害され始めた時は、彼女はまだ法輪功の修煉を始めたばかりで、法に対する理解が深くはなかった。そして、地域で有名であるため、中国共産党の転向のターゲットになってしまった。

 遼寧省の司法庁長官本人は、自ら孫さんの転向の責任者(「中共の世話人」)になった。彼女の転向を模範・モデルにして他の法輪功修煉者への説得材料として使おうと陰謀を企てていた。彼女は中国共産党の陰謀に陥り、中央テレビ局(CCTV)や海外メディアにたびたび登場して法輪功に対して虚言をたくさん話し、修煉者として絶対にやってはいけないことをやってしまった。しかし、偉大な師父の慈悲のもとで彼女は突然目覚め、自分が中国共産党に利用されたことがやっと分かった。このように落ちて行くと、自分をダメにするだけではなく、周囲や大勢の民衆をダメにしてしまう。なぜなら、言っていることは全部事実ではなく嘘だからである。彼女は自分が起こした罪をやっと認識することができ、深く後悔し始めた。そして、明慧ネットで厳正な声明文を公開発表し、中国共産党と決別して、再び法輪功の修煉に戻った。

 これによって、彼女は、今度は逆に中国共産党の迫害の重点ターゲットになった。勤め先から不法に除名され、給料もカットされた。数カ月に5回も610弁公室、公安局、国保大隊、検察院、及び自分が勤めていた裁判所に強制連行され、不法に三度監禁され、労働教養所に二度入れられた。初めて労働教養所に入れられたのは1999年10月で、二度目は2002年である。警察らは義県の留置場から極悪で名高い馬三家労働教養所に連行されたが、彼女に突然重病の症状が出始めたので、馬三家労働教養所は受け入れなかった。

 2003年6月11日、孫霊華さんは遼寧省錦州市610弁公室の李協江と錦州市国家安全局の警官に直接強制連行され、不法に懲役7年6カ月の判決を受けた。その後、直接、遼寧省刑務所(遼寧省女子刑務所)に入れられて迫害された。現在、家族との面会も拒否されている。孫さんと会った人の話によると、彼女は迫害されて、体重はわずか35キロしかないという。今までカットされた給料は合わせて8万元(およそ120万円)にも上るという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2007年2月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/12/14/168364.html