日本明慧
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天津商業大学は何の理由もなく馮コンさんの大学復帰を拒否

(日本明慧)2007年10月27日、天津商業大学の一年生で、法輪功修煉者・馮コンさんは大港区上古林近くで真相を知らない人の密告により、上古林出張所警官に強制連行され留置場に入れられた。その後、多数の善良な人々の救援により、馮さんは11月2日に自由になった。しかし、馮さんが大学に戻ろうとしたとき、大学側は何の理由もなく、「大学は退学処分とする」と脅迫して、馮さんを自主的に退学させるようにした。

 馮さんは幼い頃に父を失い、祖母、母と一緒に暮らして、一緒に法輪功を修煉していた。彼は小さい頃から「真、善、忍」の基準に従い、良い人を目指していた。彼は大学でだれもが認める良い生徒で、親族の前でも大人しい子供であった。とくに今年大学受験前に、勉強が忙しくなっていたが、相変わらず法輪功の修煉を続け、優秀な成績で天津商業大学に入った。ところが、現在、彼は自分の信仰を持ち続けたため、大学に退学するように迫れられた。

 10月29日、馮さんが強制連行され大学に戻れないことを知って、馮さんの母は大学に嘆願に行った。天津市公安局と交渉して学校に戻すよう大学側に求めた。しかし、彼女の頼みは断られた。彼女と会った大学の党委員会書記の趙率は、馮さんの母に息子の退学手続きを勧めた。そうしないと、「退学される」と脅迫したのだ。これは明らかに、大学側はすでに馮さんを退学させる意図があったことになる。それに対して、馮さんの母は断固として断った。その後、大学側は10月31日に公安局に人を派遣したと聞いているが、実際に何を交渉しに行ったかはいまだに不明のままである。

 11月2日、馮さんは自由になり、大港支局留置場から釈放される時、中国共産党大港区委員会の李は馮さんに、大学に行くなと繰り返し警告したという。我々は大学と協議する必要が残っていると話していた。これは明らかに、馮さんがすぐ大学に戻れない妨害工作を行なっていることになる。その後、馮さんは大学側の電話をうけたが、大学側は結局彼に「家で待機して処理結果を待て」と話しただけで終わっている。

 信仰の自由は憲法で定められた公民の基本権利であることを、馮さんと家族は信じている。大学側の馮さんに対する迫害は明らかに違法であり、絶対に許されない。そして馮さんは11月4日大学の授業に出ることができたが、趙率と李による妨害工作が行なわれたという。

 それでも馮さんは自分を信じて、毎日大学で授業を受けている。多くの人が側面から応援しているが、大学側からはいまだにこのことに対して明確な回答はない。

 その間、馮さんの母も、自分の勤め先の会社でも日常生活を侵害させられた。

 馮さんのおばあさん、お母さんは法輪功の修煉を持ち続けているため、何回も中国共産党に迫害されている。馮さんが強制連行される一週間前の10月20日、馮さんのおばあさんが大港勝利出張所に数時間監禁された。警官の王らはライター、法輪功書籍、MP4などの個人物品を奪った、さらに「お金を払わなければ釈放しない」と脅迫に出た。馮さんの母も2000年と2006年の間、数回強制連行され、数万元も奪われている。

 2007年12月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/11/166355.html