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四川省万源市の青年教師・熊正明さんが迫害により死亡

(明慧日本)四川省万源市の法輪功修煉者・熊正明さんが迫害により死亡した。情報によると、遺体は急きょ現地の警察によって火葬されたという。

 熊さんの死因については、万源市の警官・叶旭東の話は前後が矛盾しており、最初は労働教養所へ移送中、「自殺により死亡した」と言っていたが、その後、「車の事故で死亡した」とも言っていた。その話には、いくつかの矛盾があり、非日常的なことにより、熊さんの死は知られざる要因によるものだと断定できる。

 熊さん(39歳男性)は法輪功修煉者で、万源市にある専門学校のコンピューターの専属教師であった。学校では、同僚の教師や学生および保護者たちに高く評価されていた。仕事熱心で、生活面でも常に節約をしていた。しかし、生徒たちが困難な生活をしている時は助けていたという。

 2007年3月15日、万源市の警官・趙顕華、叶王強らが、学校にいた熊さんを万源市第一留置場に不法に強制連行した。その理由は海外のホームページを見たことであった。

 半年間、監禁した後、どんな拷問を加えても得るものが何もなかったため、さらに熊さんに不法な1年の労働教養を言い渡した。そのときはすでに監禁されて9カ月が経ち、釈放まで後数カ月しか残っていなかったため、警察は熊さんを万源市第二留置場に監禁し、労働教養所には移送しなかった。

 12月3日、万源市の警官・叶ら4人が突如第二留置場に現れ、熊さんを遠隔地の労働教養所に不法に移送しようとしたが、熊さんがそれを拒否したため、12月4日午前9時過ぎ、万源市警察署副署長・徐子義、警官・叶、王らが、熊さんを強制的に連れ出した。

 12月5日、警官・叶は、熊さんの父親に「労働教養所へ移送する途中、熊さんは車から飛び降り自殺した」と伝えた上、火葬する許可書にサインを求めてきた。熊さんは武術を習っており、体が丈夫だった上に、法輪功の修煉者となり、心身ともに今まで以上に健康な体となっていた。突然すぎる死に父親が疑問を抱き、サインを拒否し死因を追及した。警官は、死因は「車の事故である」と説明した後、さらに父親に向かって、「2人の息子の公職を解く」と脅かし、サインを強要してきた。その後、熊さんの遺体はすぐに警察によって火葬された。

 万源市は四川省達州市の管轄する県レベルの市で、2002年3月に迫害により死亡した張光清さんに続き、熊正明さんは2人目の法輪功修煉者である。

 法輪功修煉者を迫害した主犯は、現地警官・叶旭東と王強である。

 (注):熊正明さんの迫害に関わった加害者らの電話番号などは中国語のページを参照してください。

 2007年12月20日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/12/18/168608.html