日本明慧
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中国伝統文化を再現 、神韻芸術祭はクリスマスに幕を開いた(写真) (明慧日本)神韻芸術団公演は、12月18日に、ニューヨークのクリスマス公演で幕を開けた。クリスマス期間中、米国内で計18回の公演を行う。それに先がけ、主演の神韻芸術団の主要メンバーは、12月13日、ウォルドーフアストリア・ホテルで記者会見を開き、公演の主旨や、スケジュール、舞台裏の逸話などを紹介した。クリスマス公演後は、神韻ニューヨーク芸術団と、神韻巡回芸術団の2グループに分かれ、来年4月まで全世界各地を巡回公演する。
正統な中華文化を復興すべく、共産党文化のない芸術祭 神韻芸術団の副団長・関貴敏さんは、芸術祭について、「共産党文化のない公演」とコメントをした。芸術団のメンバーは、北米に居住する華人で構成されており、その中には舞踊団・交響楽団を含んでおり、独唱・独奏・作曲と舞踊の編成を担当する芸術家が活躍している。「これらのメンバーは台湾や、中国出身の芸術家であり、研究を重ね、専門家と連携し、総力を挙げて中国伝統文化の復興を目指している」と氏が付け加えた。 関さんは、「中国の伝統文化は天を拝み、運命を信じ、神に対して敬意を持っていた。しかしながら、中国共産党が宣伝しているのは自然と戦うことで、それにより中国の伝統文化が無残にも破壊されてきた。「神韻」が目指すのは、この破壊された伝統文化を復興させ、さらにそれを広めることだ。問題は中国大陸でのこういう創作はすべて中国共産党の影響を受けている。西側に来た人々は、中国では見ることができないものに出会うことができ、やっと、共産党文化を洗い落とす機会が与えられている」と話した。 同芸術団の舞踊編成を担当し、主要なダンサーでもある王学軍さんは、「多くの西洋人が、中国から来た演出が中国文化だと思い込むが、実際そうではなく、それらはすべて中国共産党の影響を受けており、変形している。自分が過去に創作・演出したものは、レベルがどうであれ、80〜90%は中国共産党を宣伝する内容が入れられている」と述べた。 「伝統的なものか、純正なものなのかを判断することは簡単だ。人間は誰しも善良な本性を持っている。演出を通じて、観客の心の深いところにある善良な本性と共鳴できるかどうかなのだ」と同氏は付け加えた。 同芸術団の首席指揮者・陳汝棠氏は、元中国中央楽団(元中国国家交響楽団)のメンバーで、指揮者及び交響楽団の団長を経て、一級芸術家の資格を持つ。「我々の世代の中国人は中国共産党からひどい仕打ちをされてきた。そのためか、この公演を企画し始めた当初から、同じ理念を持っている多くの芸術家たちがすぐに集結し、神韻芸術団に加わった」と明かした。 舞踊家として神韻芸術祭に参与することに誇りを感じる 同芸術団の舞踊家・李維娜さんと、王学軍さん夫妻は共に北京舞踏学院卒。昨年の公演では「精忠報国(忠義を尽くして国に報いる)」で母子を熱演した。李維娜さんは、「文化は踊りの魂である。公演に参加するのも、勉強の過程である。以前、私たちは多くの舞踊を学んできたが、深く学べば学ぶほど、伝統文化の奥深さを痛感し、自らの卑小さを思い知った。これこそは純粋な真・善・美で、これこそは中国の伝統文化だ」と語った。 2007年の公演は広大な気勢、深い内包、華麗な衣装と、鮮やかな天幕で中国の古き伝説と歴史人物を舞台化することに成功した。古典舞踊の模式をベースに、最先端技術で処理されたデジタル信号で天幕を作り、時空を超えて、来場者を古の東方の里へ連れ帰ったような雰囲気を作り上げた。 統計資料によると、神韻が2007年度に行った公演は、北米をはじめ、豪州、アジアとヨーロッパの30以上の都市で80回以上の巡回公演を行い、20万人以上の各民族、異なる文化背景の人々が舞台を観ることができた。夫々の会場では毎回ほぼ満席となり、とても評判が良かった。公演会場で演目を鑑賞しながら、感動の涙を最初から最後まで流していた人も少なくなかった。メディア、文芸界と一般民衆の間で非常に良い反響を得ていた。 王学軍さんは、「私は公演に参加することで、多くのことを学んできたが、観客も公演を通して勉強できることを願っている。観客席で涙を流している観客を見るたびに、自分が公演に参加できることに強い誇りを感じている」と話し、共産党文化を取り除いた中国伝統芸能が観客の心にもたらす強い感受性を強調した。 また、王さんは、今の中国からきた文芸公演は、共産党洗脳教育の強い影響を受けているため、本物の中国伝統文化ではないと指摘、「いかなる人も善良な一面を持っている。観客と心底から共鳴し、深く感動させることが出来るのは、純善、純真、純美の文化しかできない。舞台が非常に華やかで盛り上がっていても、後に心の余韻があまり残らないような公演と比較して見ると、この点において異なる」と語った。 舞踊家は、舞踊家である前に、一人の人間 神韻芸術団のメンバーの多くは中国大陸から来ており、また、若者の多くは北米で青年期を過ごしてきた。彼らはどのように中国文化を理解していたのだろうか? 同芸術団の舞踊家で、昨年の世界巡回公演で「紅眼石獅」(赤い目の石獅子)の舞踊劇で観音菩薩を演じた熊俊秀さんは、中国で高校を卒業後、北米に来た。「中国にいたときは、小学生の頃から政治・歴史の教科があった。しかし政治科目は、いうまでもなく、歴史にしても、いつ、何が起きていたとしか教わらなかった。中国では古代からたくさんの伝説があったが、触れる機会が少なかった。5000年の文明というが、自分の中では漠然としたものに過ぎなかった。中国人として、誇りを感じることなく成長していたのですね」と彼女は心境を話してくれた。 熊さんは舞台裏の逸話を明かしてくれた。それによると、彼女は稽古のとき、観音の慈悲をうまく表現できていないと指摘されていた。初めはどうしたらよいのかわからなかったが、後に、観音菩薩の無限大の慈悲を表すには、自分自身も慈悲に満ちた心を養わなければならないと悟り、会心の演技で観客の涙と微笑みを誘った。 「神韻芸術ホリデーワンダズ」は中国伝統文化の真髄を伝えた 専門家から高い評価を得ている同巡回公演について、舞台監督の陳纓さんは、「巡回公演は2004年発足時の数ステージから、2008年には220ステージまでに拡大した…昨年の台湾公演では、入場券を求める観客が長蛇の列を作り、結局、追加公演をすることにした」と説明、公演の特徴について、以下のようにまとめた。 1.最も造詣(ぞうけい)のある歌、演奏、作曲、舞踊の芸術家が集結、異なる時代、異なる地域の文化を融合した演目を制作 2.二胡や、中国筝(こと)、琵琶(びわ)などの中国古典楽器の演奏を西洋音楽と融合 3.舞台の天幕の製作。舞台の背景として、ハイテク技術を駆使して3Dの立体空間を表現、観客を古にタイムスリップさせ、様々な境地を体験させる。 陳さんは、「芸術祭はどこで演出を行っても、中国伝統文化の真髄を伝えた。これは現代の科学技術と伝統芸術によるベスト・コラボレーションだ」と付け加えた。 今年の神韻芸術祭は、全世界の60以上の都市を巡回し、200回以上の演出を行う。今年の演出団は2ルートにわかれており、全世界で同時に行われる。本巡回公演の日本での公演は、2008年2月12日から20日まで、東京、名古屋、大阪で行われる予定。日本公演情報サイトは、http://www.ntdtv.jp/gala/video.html 。 新唐人テレビの李琮総裁は、メディアのインタービューに対して、 「今年の神韻芸術祭は全世界においても高い水準を再現し、真新しい演目で新たなサプライズをもたらすでしょう」とコメントした。 2007年12月21日 (中国語:http://minghui.org/mh/articles/2007/12/14/168401.html) (英語: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/12/15/92147.html) |
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