安らぎのない8年間—ある北京市民の迫害の事実
文/北京法輪功修煉者・王秀清
(明慧日本)私は王秀清といい、ごく普通の中国の国民の1人であり、北京市朝陽区小関北里住宅団地214番ビル3ユニット201室に住んでいる。私は法輪功を修煉するため、8年も続く迫害を受けて、体も不自由になった。江沢民と中国共産党が始めたこの迫害は、私の通常の生活を壊しただけでなく、私の家族にも極めて大きな苦痛と不幸をもたらした。今でも、中国共産党「610弁公室」(江沢民が法輪功を迫害するために設立した、警察、検察、裁判所の上に置かれた不法な組織のこと)の役人は絶えず家に電話をかけて、私生活を侵害している。私と家族は毎日恐怖の中で暮らして、心身ともにダメージを受けている。
現在、私は勤め先を解雇され、掃除などのパートタイムの仕事をして生活を支えている。
この8年間に、私は3回にわたって不法に拘禁され、計1年半の労働教養を強いられた。その間に多くの非人道的な扱いをされた。私に眠らせない或いはセメントの床に寝させる、入浴をさせない、生活用品を買わせない、生理の時に生理用品がないため服の袖で何度も取り換えたなど。警官と他の受刑者に殴られることも度々あった。特に「団河調遣所」にいた時、警官・国麗娜と麻薬を吸う受刑者・蘭淑琴に5時間あまり殴られて、1週間も起きられないほどの重傷を負ったが、高血圧になった私に薬を飲まないせいでこうなったのだと、彼らに言われた。労働教養の間、警官は「転向」しない人に対して、眠らせない、家族に面会させない、電話をかけさせない、手洗いに行かせない、人と話をさせないなどの手段を使った。そして、我々は毎日強制的に「洗脳」され、思想の面の報告、および法輪功に対する「認識」を毎日書かされた。書いた内容が中国共産党と「一致」しなければ、独房に監禁され暴力を振るわれて引き続き「転向」させられる。「転向」した後、過酷な労働をさせられ、1人当たり毎日箸5千膳を包装して、あるいは魚の餌を少なくとも5kg作らなければ寝させてもらえない。殴られること、罵られることは日常茶飯事で、部屋の捜査,体の検査も随時されていた。
家に帰った後、住民委員会、派出所、「610弁公室」は常に家に来たり私の行動を監視したりして、家の電話も盗聴され、私は少しも人身の自由がない状態である。これだけでなく、2006年10月18日夜7時、公安局朝陽支局と小関派出所の警官らが家に侵入し、リーダーの徐勇は私に法輪功に対する見方、態度を聞いた。私は人間として世に処していくには基準があり、それは善良であると答えた。彼は、忍もあるだろう、これは法輪功の理念だ、だからあんたの思想に問題があるので、署まで同行するようにと言った。家族が助けてくれて、私は部屋に入り、2階から飛び降りて脱走したが、足の骨を骨折した。
その後、彼らはずっと私の行方を追った。2007年9月13日、小関「610弁公室」の役人は夫に電話をかけて、私が家に帰ったら「転向」させるだけで、労働教養まではさせないと言った。夫はプレッシャーに耐え切れず私を家に帰らせた。しかし、帰ると、より一層過酷な迫害が私を待っていた。「610弁公室」の役人・王述龍と警官は私を「重要人物」と見なし、何の問題もなければどうして脱走したのか、「明慧ネット」はどうして逮捕されたことを知ったのか、法輪功組織ときっと連絡していると言い、より一層厳しく「転向」させようとした。
私は2階から飛び降りた後、足の骨が折れて直ちに治療していないため、骨の位置がかなりずれていた。歩くことさえ困難になったため、彼らは仕方なく「転向」を遅らせた。先日、「610弁公室」の役人・王述龍が家族に電話をかけて、私はまず病院に行き病気を治療して、家族の負担を軽減すべきだと言った。見かけは理屈に合った話だが、実は彼らは全て私の「転向」のためにそう言ったのである。
今、私はいつでも捕えられる恐れがあり、とても危険である。夫は身体障害者で、左目の視力は僅か0.01で、右目は完全に失明している。私は夫の唯一の支えである。残酷な迫害のもとで、夫の血圧は不安定で160/130になり、私達は今子供に頼るしかない。
私はただ無数の被害者の一人でしかない。彼らの恐喝を受けた家族は今、私に人と話をさせない、外出させないでいる。私はほとんど毎日部屋の中に閉じ込められている。玄関の呼び鈴あるいは電話のベルが鳴ると、家族はとても緊張して、高度の恐怖で慌てている。夫は毎日、「秀清よ、あなたはもう何も起こさないでくれよ。僕は本当に耐えられないよ。8年間も経って、こんな生活はいつ終わるの?」と繰り返している。これを耳にして私の心はかすかに痛む。
私は、全世界の人々に中国共産党が犯した、人間性を絶滅させる残酷な迫害を暴き出したい。「真・善・忍」への信仰は罪がなく、いずれ善良な人々の支持を得られると信じている。
2007年12月30日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/12/27/169105.html)
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