日本明慧
■印刷版   

クイーンズ・クロニクル:もっとも素晴らしい演技を観客に見せたい(写真)

(明慧日本)ニューヨーク「クイーンズ・クロニクル」(Queens Chronicle)は2007年12月13日、記者マリア・グランシー(Marie Glancy)の記事を掲載し、神韻芸術団の舞踊家のアリナ・ウァンさんを紹介した。ウァンさんは、インタビューを受けた時、クリスマス公演「神韻芸術ホリデー・ワンダーズ」は非常に意味深い。たくさんの人たちが一生をかけて舞踊を練習し続けても、こうした公演の出場に恵まれないかもしれないという。そして彼女は、「舞台に立って、明かりが点くと、私はもっとも素晴らしい演技を観客に見せたい」と話した。

「もっとも素晴らしい演技を観客に見せたい」

 クイーンズ区フォレスト・ヒルズの住民であるウァンさん(16)は、ニューヨーク神韻芸術団に加入し、中国古典舞踊の訓練を受けている。

 2007年12月18日から26日にかけて、神韻芸術団は新唐人テレビ局と協力し、 マンハッタンのビーコン劇場(Beacon Theater)においてクリスマス公演「神韻芸術ホリデー・ワンダーズ」を上演した。それに次いで、ラジオ・スタジオで「華人新年祭」を上演する。その後、全世界50の都市を巡回し、150回の公演を披露する予定。

 ウァンさんは、普段、舞踊の訓練以外休む暇があまりない。1年半前、ウァンさんは飛天芸術学校に入学した。彼女はこの決定について少しも後悔していない。彼女は、「私は非常に意義があることをやっています。以前の私には思いつかぬことです」と話した。

 ウァンさんは、ペルーで生まれ育ち、2004年にアメリカに移住してきた。彼女は英語とスペイン語を自由に操ることができる。南米の少数民族の生活に慣れた彼女は、アメリカの多文化に驚いた。ニューヨーク神韻芸術団に参加したことにより、中国伝統舞踊の世界が始まった。

 最初、神韻芸術団に参加したとき、ウァンさんは神韻芸術団がこうした成功を収めたことを知らなかった。こうした大規模な巡回公演はなおさらだ。2006年の主要な北米都市での巡回公演から始まり、2007年に欧州、豪州、日本、台湾及び韓国にまで拡大した。そして2008年の公演は今までの最大規模になっている。

 役者らのスケジュールはぎりぎりまで按排されている。午前は舞踊の練習であり、午後は文化の授業である。多くの動作、例えば空を横切る倒立回転は極めて危険である。ほかの緊張感が走る動作もある。ウァンさんは、女の子30人が同時にハンカチを回している踊りがあり、ハンカチには、コントロールできる箇所は一つもないため、いつハンカチを落としてもおかしくないにもかかわらず、観客らは皆彼らを見つめているといった体験を語った。

 しかし、観客の注目も原動力に変わる。ウァンさんは「舞台に立つと、もっとも素晴らしい演技を観客に見せたい」と話した。

 ホリデー・ワンダーズの舞台監督の佩蓉氏によると、公演の目的は中国伝統文化を広めることであり、今後、西洋人はますます中国文化の魅力を発見するだろうという。

 ホリデー・ワンダーズにおけるすべての物語には、道徳を含めた価値観が反映されている。もう一人の役者のシャーリー・ダイさんによると、公演のもっとも魅力あるところは、こうした文化の内包を観客に伝えることだという。「天幕が広がるにつれて、音楽が流れてきて、灯の光が見える。その時あなたは、あたかも古代の中国に身をおいている臨場感にあふれている」と語った。

 2008年1月2日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/12/25/169046.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/12/26/92478.html