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河北省:身体障害者・耿三歓さんが受けた残虐な迫害

(明慧日本)耿三歓さん(39歳男性)は河北省衡水地区深州市辰時郷北杏元村の村民で、足が不自由な身体障害者である。彼は靴の修理の仕事をして、80歳の父親と一緒に暮らしていた。法輪功を修煉してから、耿さんは心身ともに喜ぶべき変化が起った。中国共産党は「十七大」を開く前日、一生懸命その「調和がとれた社会」理念を押し付けようとして、この善良な身体障害者を災いの淵に陥れた。耿さんは訳も分からないまま深州市留置場に入れられ、2カ月ほど拘禁され、1千元の罰金もとられた。

 2007年9月5日夕方、辰時郷派出所・王許照所長は何人かを連れて耿さんの家に不法に侵入した。家宅捜索をして、VCD機1台、ドライブ、テープ、スピーカー、法輪功の書籍などを押収して、最後に耿さんを連行した。理由は、「十七大の間に彼が北京に行って騒動を起こすことを防ぐため」だという。

 耿三歓さんは深州市留置場に入れられた。最初第5監禁室で他の受刑者に殴打されたため、第8監禁室に移された。第8監禁室はもっと悪魔の棲家だった。同室の受刑者・周春はいつも耿さんを殴った。顔をビンタするのはよくある事で、またズボンを脱がせて長いナイフで尻を叩いたり、靴を脱がせて足を叩いたりした。周春はまた耿さんに2夜連続で当番をさせて睡眠をとらせず、昼間は通常のように仕事をさせた。仕事が少しでも遅ければ、第8監禁室の受刑者のリーダー・馬三強は耿さんを殴ったり、罵ったりした。殴ること、罵ることは日常茶飯事になっていてもまだよいほうである。彼らは「テレビを見る」という手段を耿さんに使った。それは、ハエたたきの取手を耿さんの指の間に挟み、指を力強く握りしめる、1回握ると指の表皮がすぐ剥がれ、2回目は指の肉も潰れ、3回目は骨まで露出する。両手がぼろぼろになり、血まみれになっても、彼らは包帯で包むこともさせなかったので、手で物を持てなくなり、今まで何カ月経ってもまだ完治していない。

 彼らは握りこぶしで耿さんの頭を叩いたり、寒い日に頭上から冷たい水をかけたりした。そして、自由にトイレにも行かせず、たとえ排便時でも紙を使用することさえさせなかった。

 河北省安平県出身の受刑者・張兵位は握りこぶしで耿さんの目、鼻を強く打ったので、即座に物が見えなくなり、目の周りが青色になり顔が腫れて、鼻血が出た。この悪漢はまた看守の警官が来た時に耿さんを殴り、警官は見ても知らぬ振りをした。もともと、これら悪漢は警官の指図があったからこそ、こんなにまで狂気じみて法輪功修煉者を迫害できるのである。

 間もなく耿さんはまた第6監禁室に移された。しかし、ここはまさしく現世の地獄であった。

 第6監禁室の受刑者のリーダー・白三はもっと陰険な人物で、長さ30センチもあるナイフでよく耿さんの足首の骨を叩いた。血が出ても自分の不注意で怪我をしたと耿さんに言わせた。またナイフで肩を叩いて、肩が赤く腫れ上がり、1カ月ほど触ることもできず、軽く触っても我慢できないほどの激痛であった。第6室全員の仕事の世話人・王涛もよくナイフで耿さんの関節を叩いて、「テレビを見る」という手段で虐待した。同室の強盗犯・劉振(河北省粛寧県出身)はよく耿さんを殴って罵り、耿さんの布団や靴の中に冷たい水を入れた。人を積極的に苛める「実績」があったので第6室の仕事世話人になったのである。

 この現世の地獄の中で、警官の指図を受けた受刑者たちはまた、「鳥かごを提げる」、「井戸を掘る」、「電報を打つ」、「魚釣り(便所道具を口にくわえて運ぶ)」、「ヤモリが壁を走る」など多種類の手段で耿さんを迫害した。耿さんが耐えた苦しみは人の想像を絶するものである。

 耿三歓さんは不法に70日間拘禁され、また不法に1千元の罰金を取られて、ようやく家に帰ることができた。

 2008年1月2日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/1/1/169407.html