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「今後の創作の規範になる」、アーティストたちは神韻芸術団を称賛 (写真)

(明慧日本)2007年のクリスマスシーズンに、ニューヨークのビーコン・シアターで「ホリデーワンダーズ」が数多く上演された。壮麗な舞台背景、音楽、振り付け、奥深いメッセージは観客に高く称賛され、多くの芸術家たちが次のように感動を語った。

 舞踊家:「エネルギッシュな公演」

 デボラ・ビアンキュリさんは12月22日の公演を鑑賞。舞踊家として中国古来の舞踊に一番感銘を受けた。「言葉では表現できないほど美しく、団員の技能を堪能しました。多くの技術を学ばせていただきました」。

デボラ・ビアンキュリさん

 デボラさんが一番気に入った舞台は、「大唐鼓吏」。音楽と踊りに合わせて全身が動くのを感じた。「日本の太鼓を打ったことはありますが、これほどの感動は初めてです」と語った。「太鼓と踊りの振り付けを融合させた創造性に敬服します。太鼓は実に迫力があり、情感、男性的な気概に溢れたものでした。気迫の一瞬が鼓舞するような音楽と溶け合い、ひとつひとつの太鼓の音が深く心を揺さぶりました」。

 「ショー全体を心から楽しみました。中国ならではの特徴を前面に押し出し、視角・聴覚・芸術的な境地の点からも完璧でした」。

 ラジオ・シティー・ミュージックホールでの華人新年祝賀祭が、神韻芸術団の公演であると知って、デブラさんは、「甥と姪を連れてきます。1人は

 音楽をやっていて、もう1人はダンスをしています。芸術は全て相通じるものがあるので、喜んでもらえるに違いありません。公演がもたらす純粋な感覚を気に入ってもらえると思います」。

 画家:「この公演が今後の創作の規範になる」

 ニューヨークのブルックリンに住むセフ・アメナンさんは、12月22日の公演を見た後、芸術的に深い感銘を受け、神と人間の美徳のつながりの表現は、自分の今後の作品に反映されるだろうと語った。

公演を「東西文化の完璧な融合」と語るセフさん

 「素晴らしい公演で、演技の精神的な側面を受け止めることができました。文化の根源は芸術で表現すべきもので、そのことを公演から汲み取ることができ、本当に嬉しく思います」と、「ホリデーワンダーズ」に盛り込まれたメッセージを称賛した。セフさんはブルックリンにスタジオを構え、主に木像彫刻や絵画を手がけている。「ホリデーワンダーズ」のテーマである「善」はクリスマスの精神でもあり「東西文化の完璧な融合」と公演を形容した。

 舞台背景、音楽と踊りの組み合わせを称え、「舞踊家たちはエネルギーと活力に溢れていた。本当に良かった。素晴らしいショーだった」と喜びを隠しきれない様子だった。

 ダンス教師:「中国人であることを誇りにさせてくれる公演」

 プロのダンス教師である呉 麗芬さんは、舞踊、衣装、振り付け、団員の技能、文化的な内涵を絶賛。「中国人であることを誇りにさせてくれました」と何度も繰り返した。

呉 麗芬さん

 呉さんは、4才の時に台湾でバレーを始め、モダンダンスを日本で学び、長年にわたり中国古典舞踊と民族舞踊に取り組んでいる。

 「多くの民族舞踊の衣装は古びた色で、見た人に中国文化は過去のものというイメージを与えています。しかし、この公演では実に明るく優雅な色を採用しており、見事な組み合わせで、新鮮な感覚をもたらしています」。特にモンゴル衣装での紫の使い方について「青を強調する役割を果たす紫で、この二色はこうして使われるべきなのですね」と頷いていた。

 劇的な「覚醒(目覚めの力)」は、呉さんを意外な思いに引き込んだ。「幕開けでは衣装がカジュアル過ぎると感じました。しかし多くの団員が(子供に迫害を制止させることに目覚めた市民を表わすため)一緒に並んだ時、心の底から舞っていると感じました。踊りが観客に伝えるべき感覚です。見つめる目、優雅な動きは人々を深く感動させます」。

 「振り付け、フォーメーションの変化は素晴らしいもので、全てのダンサーの高い技能が伺えました。通常のプロダクションでは、キャストの70%が技術的に高ければとても良いとされますが、このショーではほとんど全てのダンサーが完璧なコーディネーションをこなしているため、監督に選択の余地を与えています」とコメントした。

 音楽:「全ての面で完璧なショー」

 「ホリデーワンダーズ」を堪能したニューヨークのミュージシャン、シャノン・テイラーさんは、幕が開き、美しい光景が目の前に広がった瞬間に心をつかまれたと、情熱的に語った。

シャノン・テイラーさん

 音楽、舞踊、衣装、舞台背景、音響効果、全体の装飾、小道具全てが完璧で、自然に溶け合い、強い力で人々の心を揺さぶったと、テイラーさんは続ける。

 「舞台背景に用いられている技術とショーにおける効果は、めったに見られるものではありません。古代中国、モンゴル、韓国の様々な特徴が舞台背景に映し出され、まるでその国にいるかのような錯覚を与えます。セッティングから、その場に入ってしまったかのような、強烈な感覚を覚えるのです」。

 テイラーさんは、数多くの音楽に関する公演を鑑賞し、様々な芸術的な公演も催してきた。「これまで、経験は多くありますが、このショーはブラボー! と叫ばずにはいられませんでした。多くの面でユニークであり、他では見ることのできないものです」。

 公演は奥深く、色艶やかで、振付師と監督は技能と才能に富んでいるとテイラーさんは称賛。さらに歌手と舞踊家たちの一体化した動きの美しさも指摘した。これは、パフォーマーの美しい心の現れに違いないとし、「ショー全体を通して、明るさ、喜び、生命、希望のメッセージが盛り込まれています。これらは中国文化の神髄であるだけでなく、全宇宙的な価値でもあります。人間の美徳、人権の理想も汲み取れ、人にインスピレーションを与え、教育的にも有意義です。これがこのショーの最高の点でしょう」とテイラーさんは結んだ。

 「ホリデーワンダーズ」は、神韻芸術音響楽団のライブ演奏に合わせて公演された。西洋の管弦楽器と中国の伝統的な楽器を融合させており、テイラーさんはこの大胆な組み合わせに驚きを隠さなかった。西洋の楽器と東洋の楽器は、異なる特徴、質を備えており、組み合わせることで、中国の伝統芸術の特徴を維持しながら、西洋のオーケストラの特徴が引き出され、とても賢明な結果を生み出したと解説した。「美しい調べがスムーズにショーを支え、効果は最高! 華人新年祝賀祭には、友人や親戚を誘うつもりだ」とテイラーさんは語った。

 2008年1月11日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/12/24/168984.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/12/27/92509.html