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遼寧省本渓市刑務所は、法輪功修煉者の家族面会の権利を不法に奪った

(明慧日本)遼寧省大連市の法輪功修煉者・薛新凱さんは、2007年末に営口市刑務所から本渓市刑務所に移送された。2008年1月7日、家族は本渓刑務所に面会しに行ったが、応接室で薛さんが「転向」しないため、面会を禁止されていると伝えられた。

 その後、本渓刑務所の教育課長の趙学増が家族に、今薛さんは「とても良い」、そして「転向しなければ、家族面会できないのが刑務所の規定だ」と言った。家族はこの規定を根拠づける関連文書を見せてくださいと要求したが、趙は「ある。刑務所政治課にある。これに関することは刑務所政治課に管理されている」と答え、政治課も教育の意見を聞くと言った。

 情報筋によると、ある丹東市の法輪功修煉者の家族もこの1年あまり、毎月会いに来たが、毎回面会できず、拒絶されてしまった。

 薛さんは本渓刑務所に来た後、家族に2回手紙を送ったが、いずれも「敏感な内容がある」といった理由で刑務所に留められてしまった。その上、本渓刑務所は法輪功修煉者の電話する権利も奪ってしまった。そのため、薛さんはずっと音信不通であり、現在の状況は不明になっている。

 以前の本渓刑務所における迫害状況を調べて、家族は一層心配している。家族は趙に「もし『転向』しない問題で薛さんに拷問をかけたり受刑者に殴打させたりすれば、必ず責任を追及すると言った。趙は「そうしない。もしそうであれば、家族は責任を追及する権利がある」と答えた。

 薛さんは2006年3月21日、大連市国保大隊長の宋玉龍、副大隊長の董仕国及び率いられた警官らに強制連行された。警察は同時に、彼の母親・孫淑雲さんを強制連行した。その上、薛さんのお婆さんから1万六千元(約24万円相当)とカメラ一台を奪い取った。薛さんは2007年4月10日から遼寧省営口市刑務所に不法に拘禁された時も、刑務所側はずっと薛さんは「罪を認めない」といった口実で、9回にわたって家族面会の権利を不法に奪った。にもかかわらず、薛さんの家族は交渉し続け、関連職員に手紙を書いたり真相を訴えたりしたことにより、やっと2007年11月28日に薛さんと面会できた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報については、中国語のページを参照)。

 2008年1月15日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/1/15/170338.html