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デービッド・マタス弁護士:心を打つのは公演だけではない(写真)

(明慧日本)カナダの著名な国際人権弁護士デービッド・マタス氏は2008年1月13日、国家芸術センターで新唐人全世界華人新年祝賀祭を観賞し、記者の取材を受けた。そして「古代中国の伝統文化及び公演の一貫性、衣装、音楽、舞踊と信条をめぐる教訓を生々しく再現し、中国文化の発展の連続性を表しており、ただの作り物ではない」と述べた。
国際人権弁護士のデービッド・マタス氏は、「中国政府(中国共産党)は手段を尽くして人々が公演を見ることを妨害し、公演を阻止しようとしているのを私は知っています。心を打つのは公演だけではありません。海外の華人はさまざまな方法を考えて中華文化を保存しており、中国共産党が1949年から政権を奪い取った後に中華文明と伝統文化を破壊したことを考えれば、このコントラストこそ人を驚かせます」と話した。


 心を打つのは公演だけではない

 マタス氏は公演について、「中共が公演を阻止することは、環境破壊と同じで、文化を踏みつけることです。人類の歴史と人類の文明の中で最も豊かな文化の伝承を破壊しているのです。 公演を主催する海外の華人たちは決して娯楽を提供しているのではありません。彼らは巨大な障害に直面する中で、現代人の文化の多様性に貢献し、多様な中華文化を伝えているのです」と語った。

 中国共産党が中国を支配している限り、本当の意味での中国文化はありえない

 マタス氏は、「共産党は中国に外来の理論を無理に押しつけたのです。共産主義の理論は西方に起源し、マルクス、エンゲルスの理論から来たもので、彼らはドイツ人です。共産主義の理論は中国といかなる繋がりもなく、中国伝統文化を破壊、消滅、抑制しようとしています。中国と共産主義は実質的に関係がありません。私達は公演の中で中国伝統文化の一貫性を見て、共産主義といかなる関係もないと気が付きました」と話した。

 マタス氏はさらに、「文化は人民より来たもので、政府のものではありません。文化自身は自然な伝播現象であり、共産主義は一種の制御体系で、いかなる制御体系もすべて文化の発展を妨げます」と語った。

 マタス氏は例を挙げて、「ロシア革命以前、ロシアは重要な文化を持っていました。革命の後、大量の文化の精華、重要な音楽家、重要なロシアの作家は共産党に弾圧されました。私達はロシア文化の各部分を検討して、それぞれ重要な貢献をしていた人は必ず共産党の存在を無視するしかなく、共産党の支持のもとではできませんでした。中国でも、私達の見た同じで、弾圧され、あるいは完全に取り除かれるしかありませんでした」と話した。

 「共産主義思想の最も核心的な『中央制御』の観念は、人類の文化発展と背馳したものです。この観念の本性は最後に抵抗に遭うと決まっています。中国共産党が中国の政権を支配する限り、本当の意味での中国文化はありえません」。

 公演は中華伝統文化の発展を助ける

 「文化はアイデンティティの共通性にとって重要です、人は所属コミュニティの同一性に基づいて共通性が向上します。もし中共のように中国の文化を破壊するなら、実際には中国人を攻撃していて、人に文化の喪失あるいは重要な同一の標識を喪失させるのと同じです」。

 公演の影響について、マタス氏は「華人にとって、この公演は彼らの文化のアイデンティティと関連しています。華人以外にとって、これは文化の多元性を示しており、豊富な中華文明となります。中国人かどうかに関わらず皆、公演の主催者に感謝すべきです。彼らは文化の伝承、保存と発展を担っているからです」と語った。

 「保存するだけではなく、公演は文化の発展を助けていることに気が付いたでしょう。過去をただコピーするだけでなく、過去を現代の方式で再現しています。近代楽器に中国の古代楽器を加えることで、本質的に重要な文化の発展になり、世界的な文化になり、中国の文化にとって共に重要です」。

 マタス氏は、公演はきわめて上品で、衣装も音楽もすばらしく、舞踊芸術を心身ともに楽しませてくれる、公演は非常にプロフェッショナルで、その重要性はとても大きいと述べた。

 2008年1月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/1/16/170446.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/1/17/93340.html