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遼寧省凌海の村民・李素杰さんは連行されて強制的に堕胎させられた

(明慧日本)遼寧省凌海市岩山鎮の法輪功修煉者・李素杰さんは、不法に警官に家財を差し押さえられた。警官は家の中で衛星放送のアンテナを見つけ、それを理由に李さんを捕えて連行した。健康診断で妊娠しているのが分かり、警官と地元の政府役人らは本人が強く拒否するのを無視して連行し、病院に行き強制的に堕胎させた。

 1月11日9時頃、遼寧省凌海市の岩山鎮派出所、凌海市公安局、国保大隊の警官は、凌海市にケーブルテレビがあるとの情報を聞き、パトカー6台に警官20〜30人が乗って岩山鎮山村の法輪功修煉者・李素杰さんの家に不法に侵入して捜索し、衛星の受信アンテナを探した。警官は李さんを監視して、話もさせず、動かさず、人との接触も許さなかった。ある人がそれを止めようと話し掛けると、警官に足で蹴られた。受信アンテナを見つけた後、李さんを捕らえて車に乗せて連行した。車のドアを閉じた後、私服警官は李さんの髪の毛を引っ張って、殴った。公安局に着いた後、ある警官は猥談を口にしながら、李さんの腕をねじって椅子に手錠で固定した。その夜、李さんは不法に凌海市留置場に送られた。

 12日午後、警官は不法に李さんを錦州留置場に移送した。健康診断で妊娠していることが判明し、同留置場は断った。凌海市の公安局は李さんを連れ戻した後、家族に電話をかけて1万元の金を請求した。夫が電話を受け取った後「金はない」と答えた。しばらくして又電話で少ない金でもいいからと言われたが、夫は依然として金はないと言った。午後5時頃、市公安局は電話をかけて家族に保証人を出して、李さんを家に帰すことを許した。 

 13日9時、岩山鎮の鎮長と計画生育委員(女性)は李さんの家を訪ねて、人工流産を強要したが、李さんは同意しなかった。12時まで納得させ得なかった状況下で、岩山鎮派出所と凌海市公安局の警官が家に入って来た。彼らは李さんを強制的に病院に連れて行き、堕胎手術を受けさせた。

 何度も重なる苦難を受けた李さんの体は衰弱しきって家に帰された。夫婦は農民で、他に経済力は無かった。強制的に堕胎させられた後、体は栄養を補給することも出来ず、又野蛮な迫害を受けているため、生活はますます苦しくなる一方で、警官はひっきりなしに家に押し入っては掻き乱し、恐喝している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年1月19日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/1/18/170558.html