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山東省:上訴した法輪功修煉者・キ廷松さんの遺体は2か月も放置

(明慧日本)山東省莱蕪市の法輪功修煉者・定年退職教師のキ廷松さんは、莱蕪市公安局に迫害されて死亡し、二カ月も経っているが、遺体はまだ火葬されていない。家族は毎日、莱蕪市の関係機関を回って上訴しているが、脅迫された以外に何の回答も得られていないという。莱蕪市公安局の呂という警察は、「キ廷松は本人が死にたかっただけだ、法輪功を修煉している人の命は一羽の鶏にすぎない、殺したというなら殺した。莱蕪市に上訴しても我々が裁かれることはあり得ない」と平気で暴言を吐いていたという。

 17日、莱蕪市莱城区公安支局は「上層部の指示」のもと、キ廷松さんの遺体を火葬するよう家族に強いた。支局長は、「まだ火葬しないなら、遺体の安置費用をお前の息子の給料から引く。それでもまだ火葬しないなら、俺達が火葬してやる」と脅迫めいた暴言を吐いたという。

 キ廷松さんは(67歳男性)、元山東省新汶(ブン)鉱山局鄂(ガク)庄石炭工場付属学校退職教員。2007年10月15日警察に強制連行された。11月5日、迫害で危篤状態に陥り、莱蕪市医院に緊急措置を取られた。6日の深夜3時10分、病院から「危篤に陥った」という連絡がきた。病院検査の結果によると、内臓機能が衰えて、上の消化器官から出血し、消化器官がひどく損傷しているという。キ廷松さんは11月11日、新ブン鉱山局センター病院で亡くなった。キ廷松さんは昏睡状態に陥った時、大便から血の塊が出て、口からも吐血していたという。カルテには肝臓、心臓、腎臓がひどく衰え、出血による貧血、消化器官の出血、さらには口腔内全体が腐り、舌が黒くなり、腰と両手に重い傷痕などが残っていたとの記録が残っている。

 2008年1月20日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/1/20/170692.html