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寒風の中の呼びかけ

(明慧日本) 「おかあさんに会いたい・・・」、「おじいちゃん、おばあちゃんに会いたい・・・」、僅か8歳のロ懐君が泣きながら叫んでいる。父親はしっかりと息子を抱き締め、顔は悲しみと憤りの表情でいっぱいである。

 ロ懐君の母親・劉志華さん(31歳)は最愛の子供と離れ離れになってから2週間以上になった。2007年12月29日午後、唐山市豊潤区の「610弁公室」と韓城派出所の警官がロ懐君の家に侵入して、母親の劉志華さん、祖母の王麗芬さん、祖父の劉瑞臣さんを連行し、不法に豊潤区の留置場に拘禁した。「610弁公室」、派出所の警官らは2回も不法に家宅捜索し、家の中にあった大量の財産を根こそぎ略奪した。それでも足らず、再度、家に来て、劉志華さんの夫に3人分、それぞれ200元ずつを拘留費として払うよう強制し、しかも善良な夫に「真実を通報せず」の罪を着せ、無理やり1万元の罰金を強要した。夫は、巨額の罰金を準備できず、結局1千元の罰金を奪い取られた。

 豊潤区韓城郡中門荘村に住んでいる、劉志華さんと父親、母親は1998年より法輪功を修煉し始めた。法輪功を修煉してから、心身ともに健康となり、常に他人のことを考え、生活の中では、「真・善・忍」を基準にして自分を律し、良い人になるよう修煉してきた。劉志華さんの家族は鶏卵場を経営していた。鶏卵の売買に際しては、買う人が間違って余分にお金を払った時は、すべて返したりしていた。父親は大工職人で、仕事をする時は、いつも早く来て遅く帰り、まじめに働いているため、仕事を頼む人は、彼は腕がよく誠実な人柄であると認めていた。そのため、代金を多目に払おうとするが、いつも断られた。劉瑞臣夫婦は70歳あまりの母親に対して、細心に世話をし、夫婦、兄弟、隣近所との関係はとても良い。

 しかし、このように「真・善・忍」を基準に律する人たちが、1999年7.20 より江沢民をはじめとする中国共産党の邪悪なグループに迫害されてから、8年も続いている迫害の中で、彼らはずっと「真・善・忍」の信条を守り、平和的に、理性的に政府と世間の人々に法輪大法や、迫害されている真相を伝えてきた。

 2007年12月、人々に真相を伝えた時に、真相を知らず、金銭の誘惑に魅された人から告発されて、2007年12月午後4時ごろ、豊潤区の「610弁公室」、韓城派出所の警官らに不法に連行された。現在、劉志華さんと父親、母親の3人は、豊潤区留置場に拘禁され迫害されている。

 家には、劉志華さんの夫だけが残り、生計をたてながら、家事をし、70歳あまりの老人と8歳の息子の世話をしなければならず、困難な毎日を過ごしている。もっと人々を悲しませているのは、寒風の中で、70歳の老人が毎日玄関の前に立ち、息子夫婦と孫娘の名前を呼んでは、無事に早く帰ってきて欲しいと待ち望んでいる。8歳の子どもロ懐君は毎日泣きながら、お母さんに早く会いたいと言い続けている。幸せだった家族は、中共の邪悪クループの迫害により、恐怖、悲憤、苦難に深く打ち沈んでいる。

 韓場郡派出所、電話:0315--552-8038

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は中国語のページを参照)

 2008年1月23日


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/1/22/170864.html