■日本明慧 http://jp.minghui.org/2008/01/29/mh302843.html 



トラブルは「心」から起こった

(明慧日本)私は中国からこの国に来たばかりで、住んでいる都市は大法弟子が集まっているところからとても遠く、しかもここは煉功点のない所で、まわりに同修がいない。

 私がここに定住する目的と自分の使命は分かっている。師父の『米国首都での説法』の中に「最近、中国大陸から相次ぎ海外に来た学習者は、できるだけ大陸以外の学習者と交流し、心をオープンにし、自分のことをはっきり打ち明けてください。国際社会での人間の生活様式こそ、人間の正常な生活様式です。少なくともこの時期の人間の生活様式なのです」。私はインターネットで早速他の地域の同修と連絡をとり、彼女に私のことと国内の状況を話した。彼女はとても親切に真相の資料を送ってきた。私はそれを利用して、直ちにたくさんコピーをして、周りの店やスーパーで配った。時々電話をかけて、彼女と交流し、彼女に如何に西洋人へ真相説明をすればよいかを教わり、彼女は毎回根気よく教えてくれた。

 しばらくしてから私が再び彼女に電話すると、向こうは留守電にしたり、ファックスの音声が流れたりした。私はまた煉功場所の連絡帳で他の同修を探し、彼らに彼女のことを尋ねると、みな知らなかった。更に私の話が終わらないうちに相手は電話を切ろうとしたこともあった。

 当時私はとても気がふさぎ、憤慨、失望し、そして感傷的になった。国内の環境が極めて悪く、ようやく国外に出られ、海外の同修と多く交流して、自分の体験をたくさん交流できると、出発のときに国内の同修も皆羨ましげに、海外の同修とよく連絡を取ってたくさん交流してねと言ってくれたのに、どうしてこのように冷遇されるのかと思った。数日間、私はとても落ち込んで、胸に何か詰まっているように感じ、上にも下にも動かせず、時には呼吸さえも困難に感じた。私は心性の難が来た、きっと何かの執着心があるに違いないと思った。

 座ってじっと考えているうちに、次第に、私にとても強烈な依頼心があると気がついた。いつも同修に問題の解決を頼んで、それ以外はとても怠惰で、用事があるにもかかわらず雑談しがちで、時には常人の友達とも長話をして、口を修めることが足りないと自覚した。自分にはまだたくさんの執着心がなくなっていないが、しかし同修の冷たい口調を思い出すと、やはり彼らはそんなに対応するべきでない、自分に不公平だと思った。また国内にいた時に、同修間は打ち解けて、交流し合っていた様子が浮かんできて、涙がぼろぼろ流れて何のために外国に来たのだろうかと後悔した。

 真相資料、真相のスローガンの文字などを必要とするため、私はもう1人の責任者の同修に頼んだ。彼に電話すると、彼は私に送ることを承諾したのに、晩になって突然電話して送らないと言って来た。また「敏感」な言葉に関して会話の中で彼はわざと言わず、衛星の盗聴があるのだと解釈した。数日後に他の同修より聞いて分かったが、もともとあの同修はとても私の身元を疑っているため、ずっと私のことにあまり協力しなかった。私はとても孤立した。

 私はきっと自分に漏れがあると悟った。私は長期にわたって常人の心を持ち、心性もずっと向上せず、邪悪に隙をつかれ、そして同修と隔てられた。表では同修が私を疎遠にしているようにみえるが、実は問題に出会ったら内を探さず、人のせいにして、人のミスを許さずずっと明らかになるまで論争する私の強烈な闘争心があった。私は本当の修煉者として自分を律することをせず、ずっと私の立場で問題を考え、相手の身になって慈悲の心で考えていなかった。師父は、無私無我、他人を優先して考慮し、正覚になるように、未来の新宇宙の生命は人のため、大法弟子は大きい寛容の心を持たなければならないと説かれた。いかなる人の言葉にも動揺せず、邪悪な企みに邪魔されず、私は師父の言われたこと、一つの不動で万動を制するようにしなければならない、私は師父を信じて法を信じた。

 大法弟子はまたすべて師父の弟子であり、すべて同じ全体の一部で、大法の一粒子なので、トラブルが現れたら心性が向上する機会と見なし、同修の間は寛容で、広大な心を込めて包容すべきだ。真相を説明し、人を救うのが私達の急務で、その他の細かい事は無視すべきだ。私達は師父について正法のために来たので、お互いにこの縁を大切にしなければ、円満成就のときに会いたくても会えなくなるかもしれない。

 こう考えたときにあの胸に詰まっている物がふっと飛んで行った。私は深く息を吐き出し、とても快くなった。この時に連絡が取れなくなっていた同修は海外出張に行っていたと伝えてきた、道理で家の電話が留守電ばかりだ。早速私は最寄りの都市の西洋人の同修と連絡が取れて、相手は早速すべての真相資料、洪法資料を送ってきた。さらに彼はまた積極的に私に協力して現地の新しい学習者のために「9日間の師父の説法ビデオ」クラスを準備し街へ行って真相説明の活動をした。 

 私はこれまで今のように「心性を高める」内包を深く悟ったことがない。心性が高ければすべてが変わってくる,人類社会は、もとはすべて「仮相」であり、この「目」が持っている錯覚に惑わされないことだ。トラブルが現れたらきっと私個人が向上するチャンスであり、根源を掘って、内に向かって探すことだと思う。

 2008年1月29日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/1/2/169440.html

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