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オランダ語マスメディア、「中国大使館による神韻公演妨害」を報道

(明慧日本)スウェーデン政府当局は1月29日、中共のスウェーデン在駐大使館が25日に、スウェーデン政府の文化関連部門に電話をかけて、神韻のスウェーデンの首都ストックホルムとリンコピング(Linkoping)両都市での公演をやめるように迫り、そうしなければ両国の関係は悪くなると脅迫したことを明らかにした。しかし、中共のこの行為はスウェーデン政府に拒否されると同時に主流マスメディアは、他国への内政に干渉する卑劣な中共の行為であると続々報道した。次の日、オランダやベルギーなどのオランダ語圏マスメディアもこのことを大きく報道、その読者らはこの報道を知って、中共の乱暴な外交行為に対して怒りを表した。

 ベルギーの三大オランダ語・新聞の二つである、「De Morgen」(朝の新聞)と「Het Laatste Nieuws」(最新のニュース)、及びオランダ最大の新聞「telegraaf」(今日の報道)、「trouw」(忠誠)はこのことを報道した。報道によると、リンコピング市(Linkoping)の文化担当部長・ヨハン(Johan Lundgren)氏は先週、中共のスウェーデン在駐大使館から電話を受け取った。電話で大使館側は、「両国関係が悪くなる」と言い含め、神韻のスウェーデン公演を中止するよう圧力を掛けてきたという。

 ヨハン氏は、「このような行為は絶対受け入れられない」と怒りを隠さなかった。

 報道ではまた、神韻芸術団は2月19日と20日にオランダのハーグで、26日と27日はベルギーのアントワープでそれぞれ公演を予定していることも報道した。公演内容に関する報道では、神韻芸術団の公演内容は中国の伝統舞踊を採用し、党文化のない真の中国伝統文化であることを強調した。

 報道では、今回のスウェーデン公演の主催者は法輪功の修煉者であることも報道し、法輪功を簡単に紹介すると共に、法輪功修煉者が中国で迫害されていることも報道した。

 また報道では、中共がこうした手口で神韻の公演を妨害したのは今回が初めでではなく、かつてアメリカのカリフォルニア政府やオーストラリア議会も、中共の大使館からこれらの公演を見に行かないようにと要求されたという。

 ベルギーとオランダの新聞読者は、オピニオン欄で怒りを表明

 「Het Laatste Nieuws」(最新のニュース)の読者は、「我々は絶対中共に屈服してはならない。中共は経済利益で誘惑し、両国関係で脅迫するかもしれないが、我々は絶対受け入れない。中共のこうした組織的な内政干渉を国連などに訴えるべきだ」と主張した。

 「trouw」(忠誠)の読者は、「中国ではこのような素晴らしい神聖な信仰が迫害されているとは、信じられない。中共はこのことによって、世界中に非難されるべきだ。我々は彼ら(中共)と商売だけをするのではなくて、人権問題も考えるべきだ」と主張した。

 もう1人の読者は、「スウェーデンは中共に左右されないだろう。この公演が順調に成功するように祈る。中共はかなり可笑しいやつだ」と書いた。

 また、「中国には恥を知らない悪魔のような政権がある。しかし、我々西洋の民主主義政府は彼らに対して、大きい声で反対できない。なぜか? 我々は彼らと商売をして儲けているからだ。我々は目を閉じて彼らと利益同盟者になった」とも書いた。

 神韻芸術団は3月24日−27日、スウェーデンの首都ストックホルムとリンコピング(Linkoping)両都市で公演するニュースが発表されてから、中共のスウェーデン在駐大使館は25日に、スウェーデン政府の文化関連部門の関係者に電話をかけ、神韻の公演を止めさせるように圧力をかけた。この事件後、スウェーデンの「毎日新聞」(DNr)、スウェーデンテレビ局(SVT)、スウェーデンラジオ局(SR)、「エクスプレス新聞」(Expressen)、「コリーン日報」(Corren)などの主流マスメディアが2日、この事件を大きく報道した。

 2008年2月4日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/2/1/171516.html