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怡寧ちゃんの叫び:「おまわりさんは悪い人なの? お父さんを返して!」

(明慧日本)真夜中、熟睡していた怡寧ちゃんが突然寝返りをひっきりなしにうち始めた。起こすと、「お父さんはどこ? お父さんはどこ?」と言いながら突然大声で泣き始めた。

 まだ3歳にもならない怡寧ちゃんはお父さんが不法に逮捕されたのを知ってから、めったに笑顔を見せなくなった。新年になってからも、いつも窓際に行っては、「お父さんはいつ戻ってくるんだろう?」と独り言を言っていた。

怡寧ちゃんの父親・尹力斌さん

 怡寧ちゃんのお父さんは、昔は地元でも有名な悪(わる)だったが、偶然な機会に『転法輪』を読み、その後はもはや悪いことをしなくなり、修煉の道を選択した。

 しかし中国共産党による弾圧が始まってから、2007年8月14日、怡寧ちゃんのお父さんは会社で仕事をしている最中に、いかなる書類による明示もなく、突然警察官に逮捕され、今も不法に拘禁されている。

 怡寧ちゃんのお父さんが不法に拘禁されている間、怡寧ちゃんの母親はすべての家事を一手に引き受け、さらに怡寧ちゃんを連れて何度も警察官に夫の逮捕理由を聞き、釈放を求めた。そのつど警察官は答えられず、対応しなくなった。時間が経つにつれて、怡寧ちゃんは母親に「おまわりさんは悪い人なの? なぜお父さんを捕まえたの? お父さんを助けて!」と言うようになった。

 「おまわりさんは悪い人なの?」これは、ただ怡寧ちゃん一人の疑問ではない。確かに、多くの警察官は善良な人だと言えるが、中国共産党が法輪功を迫害するにあたって、善良な警察官も、利用される対象でしかなりえないのだろうか?

 2008年2月21日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/2/9/172028.html