■日本明慧 http://jp.minghui.org/2008/02/24/mh254043.html 



カナダの国会議員が生体臓器摘出販売を阻止する法案を提案(写真)

(明慧日本)大紀元新聞の報道によれば、カナダの国会議員のボリス・リズニュースキ(Borys Wrzesnewskyj)氏は国会へC-500の法案を提出した。この法案は不法に生体臓器摘出・販売する行為は殺人と同様であり、懲役5年以上無期懲役までの刑罰を問うべきであると提案すると共に、生体臓器移植の患者と手術にかかわる医療機関の専門家もカナダで許可登録と認証を得るべきであるという法律に関する提案である。

カナダの国会議員・ボリス・リズニュースキ氏 

 このC-500の法案は12回修正を行ない、1年かけて法案文書を作成しており、2008年2月5日国会で一読されたものである。この法案が通れば、おそらく世界で初めての生体臓器摘出・販売にかかわる法律として整備され完璧に近いものとなるに違いない。

 リズニュースキ氏がこの法案を懸命に推進した理由が三つある。それは(1)ウクライナで孤児の臓器が盗まれた事件、(2)インド在住のカナダ国籍の医師が生体臓器販売で不法に多額な利益を得たこと、(3)中国で法輪功修煉者たちの多量の生体臓器摘出・販売の殺人事件が政府によって組織的に行われていることである。

 リズニュースキ氏の紹介によると、彼が国連の首脳会議の時に知ったのは、中国共産党の支配下の裁判所、軍隊、病院などが一体となり、組織的に法輪功修煉者から生体臓器を摘出して、国際マーケットで販売し多額の利益を得ていることである。「私は最後にカナダの元国会議員デービッド・キルガー氏および人権弁護士デービッド・マタス氏がまとめた現地調査報告書『中共が生きたまま法輪功修煉者の臓器摘出への調査に関する告発の報告』を読んで強く感じたのは、我々はもう黙っていてはいけない、必ず何かをしなければならないという責任を感じたことである。この事件でカナダはリーダーシップを発揮し、必ず先に行動すべきである。なぜなら、カナダは今まで人間性に関する問題に対して良い伝統を持っているからである」とリズニュースキ氏は述べた。

 リズニュースキ氏及び彼を選んだ選挙区の有権者の良心がこの法案の提案のエネルギーになったと本人は語っている。「私は実際に起こった事件を知った後、私個人だけでなく、私の有権者を代表して、できるだけこの恐ろしい行為を阻止しなければならないと最初に感じた」と語った。

 2008年2月24日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/2/23/172941.html

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