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精進しなかった弟子が異なる次元で見たもの(七)

 文/中国大陸の大法弟子 天羽

(明慧日本)

 (七)夢で命が救われた経験

 ある日の夜中零時、発正念の時間になり、母は私を呼び起こした。私は一度起きたが眠くて寝てしまった。夢の中で大きなホールに入った。西洋の大聖堂のようである。周囲は真っ暗なので私は少し怖いと感じた。突然、冷たい風がさっと吹いて、怖くて鳥肌がたった時、周辺に大勢の女鬼が現れた。女の鬼たちは大声を出し合い、私を殺そうとした。私はすぐその場で座って発正念をした。鬼たちは、ばか笑いをしながら私に向かって襲ってきた。

 鬼たちは私の体を次から次へと通過し、私は非常に苦しんだ。私は大声で 「法正乾坤、邪悪全滅」と唱えた。その時、天空から一筋の光が入って来ると、孫悟空が率いるたくさんの天兵天将が降りてきた。私は大変自慢をして、「今度はお前たちの終わりだ」とのさばる鬼たちに向かって言った。しかし、孫悟空は私に向かって歩いて来ると、「我々を呼んで何をするの? どうしたの?」と聞いた。私は慌てて、「邪悪を取り除いてほしい」と言った。孫悟空は「あなた以外に何も見えないよ。邪悪はどこ?」と聞いた。私は急いで「見えないの? こんなにたくさんの鬼がいるのに?」と言った。すると孫悟空たちは、「一列に並んだ机と椅子以外は何もないよ!」と言って、さっと天兵天将を率いて帰って行った。

 私は非常に絶望的になった。鬼たちは私を見て苦笑いをしていた。その時私は、鬼は光を怖がるのでドアを開けて太陽の光を入れればよいと思った。鬼たちはまるで私の思いを知っているようで、自分で行くとドアを開け、私に向かって「外を見てごらん」と誘った。私は外を見てびっくりした。外は人がたくさん通っているのに、空は夜のように暗い。鬼たちは「太陽はないよ」と言った。私は急に分かった。これは私の世界なのだ。私が精進しなかったせいで毎日光が入って来ない。この光景を見て私は非常に悲しくなった。悲しくて発正念も消えてしまった。鬼たちは次から次へ私の体の中を通過した。

 その時、一つの女鬼が私に「あなたはなぜ真相を伝えないのか?」と聞いた。私は力なく「捕まるのが嫌だから」と答えた。女鬼たちは私をばかにして笑いながら、「なぜ他の大法弟子は怖くないのか? 彼らの世界は光輝いている。我々は近づけない」と言った。それを聞いて、私は非常に残念な気持ちでいっぱいになった。私の喉の中にも鬼が入ってきた。周囲でたくさんの鬼が笑いながら近づいてきた。「先ほどお前は発正念をして自慢しただろう。今は偉そうに言えないだろう」と言った。私はゆっくりと、「私が偉いか偉くないかはどうでもいい」と話した。すると、鬼たちは「ではお前は何を望んでいるのか?」と聞いてきた。私は迷いなく言った。「衆生が無事であること!」。

 話し終わった途端、周囲にたくさんのため息が聞こえた。続いて周囲の真っ黒な壁が崩れ始め薄い光が入ってきた。実は、周辺の壁は実物ではなく、真っ黒な粘着物のようなものが付着していた。だから光が入れなかった。先ほどのため息でこの汚い物が震動して崩れ落ちたのだ。私はやっと見破った。鬼たちは慌てた。私の目の前に光の点が現れだんだんと大きくなった。これは外から入ってきた光ではなく、目眩しい大きな光の源である。光が届くところの邪悪はすぐに消えた。続いて光の中で懐かしい人の影が現れた。私は涙が溢れた。これは慈悲の師父ではないか! 私はもう一度師父に救われた。

 師父の影が近づいてはっきり見えた。その時、師父の後ろに数人の姿も見えた。彼らはここがとても汚いので入りたくないようだった。師父は少し悲しんだように周囲を見つめ、手で厚い埃や蜘蛛の糸などを拭いてくださった。私は非常に恥ずかしくなった。師父に会う勇気もなくなった。ここで目が覚めた。目が覚めると、私は天目で先ほどの夢の中の大聖堂を見た。確かに大きい人の手が埃を拭いていた。私は涙が止まらなかった。私はこんなに良くできていないのに、師父はいかに慈悲であるかが分かった。

 (八)体が迫害されている時に発正念をする

 我々は何か大きな間違いを起こした時やしばらく精進しなかったとき、体に異常が現れ、迫害される。体に異変が起こる部位は大体我々が法を得る前に体に病気があった部位である。だから、同修たちはこれを消業と思ってしまう。自分が我慢すれば消えると思っている。実は法を正すことは最終段階に入っている。新しい学習者以外は我々に消業はあまりないと思う。体への迫害は現在ほとんどの場合は邪悪の生命、鬼の迫害である。

 私は真相を伝えなかったせいで、邪悪は私の喉を迫害した。私は2日間法を学習しなかったので咳が止まらなかった。ただ発正念をすると治る。邪悪はすべての隙間に侵入してくる。私はある日、39.5度まで高熱が出た。お婆さんは非常に心配して薬を用意した。私は原因が分かっていた。これは邪悪の「工作」で、私は直ちに発正念をした。私にはいくら邪悪がいるかその数が見えるので、邪悪を全部取り除くまで、私はずっと発正念を続けた。こうして、30分かけて、強い正念をもって邪悪を全部取り除いた。すると私の次元に明るさが戻った。その時、体から冷たい汗がいっぱい出たので、もう一度体温を測ると体温が正常に戻っていた。いつも私が修煉することに反対していたお婆さんもこの不思議さに感動して、心の中に徐々に変化が起こったようだった。

 今年の正月前後、私は家の用事で法を学習することを重視しなかった。その結果、大晦日に起きて煉功する時、頭が重くて痛くなり、ふらふらして手足に力がなく。インフルエンザに罹ったような症状が現れた。私は気にしないで煉功を続けた。すると第二功法の時、意識を失った。私はベッドに横になったが、体が寒くてずっと高熱状態だった。私はすぐに、「これは絶対に邪悪の迫害だ。私は直ちに発正念をするべきだ」と思った。密度が高いたくさんの邪悪が私の次元に溢れていた。私はいくら発正念をしても次から次へと邪悪が入って来て簡単には消えない。私は1時間、2時間、3時間も発正念を続け、あきらめなかった。その時、私は必要な仕事を終えて、決まった時刻になると大体40分間も発正念を続けた。

 夜になると邪悪は少なくなり、私の体も徐々に軽くなってきたが、発正念を続けた。ずっと全ての邪悪を取り除くまで発正念を続けた。次の日、私は完全に回復できた。家族は驚いた。彼らは発正念で体が良くなるのか、と不思議に思った。発正念以外にもちろん法の学習をした。また、邪悪の迫害を完全に否定した。ある同修は、体の迫害は邪悪の迫害だと意識しながら、自分でなんとか我慢して事実上邪悪を取り除かないので、長時間苦しんでいる。

 以上は私の異なる次元で見たものである。その中の多くは自分に実際にあったことであり、自分のレベルにも限界があるため、皆さんの参考になればと思う。ただ、絶対に私の見たものに制限されないでほしい。

 (完)

 2008年3月11日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/9/173669.html

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