ドイツミュンヘン:中国領事館の神韻公演への妨害を暴露(写真) — ドイツの公演企画会社「中共領事館の行為は恥知らずだ」
(明慧日本)「彼らは我々会社の内部事情まで干渉に来た。非常に恥を知らない奴だ!」ミュンヘンのトニカル(Tonicale)公演企画会社取締社長のヘルマト・パウリ(Helmut Pauli)氏の怒りは抑え難いものだった。パウリさんをそこまで怒らせたのは、中国共産党の在ミュンヘン領事館の職員だった。
パウリさんは、ドイツ芸能界の有名人である。彼は一連の公益性の文化機構、たとえばミュンヘンバッハ音楽協会やミュンヘン音楽協会の創立者の一人であり、ヨーロッパ文化基金会「ヨーロッパ音楽」(Europamusicale)の創立者で、基金会役員委員会の会長でもある。彼はヨーロッパ文化賞受賞者でもあり、毎週ミュンヘンで少なくとも二つ以上の音楽会などを企画している非常に忙しい人である。
ミュンヘン・トニカル社は2008年4月18、19日の2日間、ミュンヘンのプリンツレーゲンテンシアター(Prinzregententheater)で2回の神韻の公演を企画している。中共の在ミュンヘン領事館の職員は頻繁にトニカル社を訪れ、様々な手口で圧力をかけて、神韻公演の企画を止めさせようと画策した。10分毎に会社に電話をかけて脅迫してきたが、それが効かなかったので、今度は副総領事の王彦敏が助手の陳を連れて、3月11日に自ら会社にやって来て、引き続きトニカル社に圧力をかけて脅した。トニカル社取締役社長のパウリ氏は、領事館のこのような行為を「恥しらずの行為」とした。
3月11日午後、在ミュンヘン中国総領事館の強い要求を受けて、トニカル社のプロジェクト経理は、副領事の王と面談することを決めた。王は直接トニカル社に対して4月に企画しているミュンヘンの2回の公演を止めるように攻めた。その理由は公演のスポンサーの1人がドイツ法輪大法協会であるというのだ。王はトニカル社に圧力をかけ、法輪功と何らかの関係を持ったら今後中国や中国のマーケットに入ることはできなくなり、中国関連の機構と付き合うこともできないとはっきり言った。その話を聞いたトニカル社のプロジェクト経理は、もちろんドイツ法輪大法協会が今回のスポンサーの1人であることを知っていると言いながら、「我々はフランクフルトでの神韻の公演を見ました。非常に良かったので、契約を結んだ」と説明した。
彼女(プロジェクト経理)はさらに、ヨーロッパ連合とドイツの多数の政治家も神韻公演のために様々な形で歓迎を表明しているし、祝福の手紙や褒章も贈られていると強調した。実は、神韻公演の演目に中にわずか二つの演目が法輪功の迫害に関する内容で、それも「非常に美しい芸術の形」で表現したもので、「完全に言論の自由と思想の自由の原則」に反しておらず、我々はやめる理由は何もないと王に釈明したという。
神韻はヨーロッパ中で歓迎され、中共はなぜ怒りを感じたか
アメリカの神韻巡回芸術団が演じる神韻全世界華人新年祭は今年、ニューヨークラジオシティで大成功を収めた後、二つに分かれ、アジアでの巡回公演とヨーロッパ各国での巡回公演を始めた。昨年末から世界各国と地域の60カ所以上の都市で200以上の公演を予定している。神韻巡回芸術団は今年2月13日からヨーロッパ最初の公演都市であるドイツのデュイスブルク(Duisburg)で最初の公演が成功してから、ドイツを含めたオランダ、ベルギー、イギリス、フランス、スウェーデン、オーストリア、チェコ、スロバキアなど九つの国の公演を終えて、社会各界から高い評価を得ている。
3月14〜17日、神韻巡回芸術団は再びドイツに戻り、首都ベルリンと北部の港町のハンブルクで合計5回の公演を予定している。その後、ヨーロッパ各地を巡回し、4月中旬再びドイツのミュンヘンで公演する予定である。
神韻巡回芸術団は各地の社会各階層の幅広い分野の人々に歓迎されている。ドイツのラインポスト紙は2月15日付で、神韻巡回芸術団の公演に関して報道し、神韻の公演を「素敵な時空の旅」とした。ドイツのフランクフルトの新聞も2月17日付の報道で、「神韻の公演は素敵で美しい、優雅で意味深い公演」と紹介した。地元の人々は今まで見たことのない中華伝統文化をもたらしたと高く評価している。トニカル社も神韻のこうした成果を踏まえて、今度予定されている2回の公演の企画を受け入れようと考えているという。
今回の領事館との件に応じたトニカル社のスタッフの話によると、副総領事の王とその助手はトニカル社に対して、「もし、トニカル社が今回の神韻の公演の企画を取り下げないと、中国総領事館は全ての中国系の人に対して、今後トニカル社のあらゆるイベントに参加しないように呼びかけ、さらに国内のすべての部門に通報してトニカル社と業務提携しないようにさせる。それだけではなく、今後はさらなる報復の措置も含むブラックリストにトニカル社の名前を挙げる」と脅迫した。また、王は「このことは将来中国とドイツの両国関係にも影響が生じかねない」と暴言を吐いた。それに対して、トニカル社は王に「何回相談しても、我々の立場に変わりはない」とはっきり伝えたという。
新年祭の主催者の一人である新唐人テレビ局ドイツ支部のスポークスマン周依園さんは、トニカル社の正義のある対応を「強権政治を怖がらず、中共の恥知らずの行為を世界中に暴露したのはとても価値のある行動だ」と高く評価した。
言論の自由を妨げた中共官僚の行為は法律違反に当たる
内部情報よれば、ミュンヘン在住中国総領事館はこの間、一生懸命に神韻の公演を妨害している。この行為の一つは、海外に長期に住む中国系住民や留学生会・協連などのネットワークを通して、神韻の公演に参加しないように呼びかけている。一方、ミュンヘン政府や州政府に圧力をかけ、中国市場を「餌」に利益をもって唆すいつもの常習手口を使い、神韻の公演を阻止しようとしている。政府要人に対しても内政干渉をし、公演を観ないように妨害をしている。
西ドイツテレビ局の2月14日付の報道によれば、ルール地区留学生会(領事館の下に属す)は新年会の時、公式の場で中国籍の留学生に対して、デュイスブルクでの神韻の公演を見てはいけないと強制命令を下した。名前を公表しない留学生の1人は、西ドイツテレビ局の取材に対してこの事実を明らかにした。
ドイツ在住の法律家で学者の銭躍君博士はこれに対して、「総領事館はこうした在住中国系住民や留学生のネットワークを利用して、海外に住む中国人をコントロールしているが、これは彼らのいつもの手口であり、北京政府から一貫して下りてきた政策である。その目的は、明らかに海外で中共の闇の社会を構築するためである」と指摘した。
銭躍君博士は大紀元の記者の取材に対して、「ヨーロッパは民主、人権がある社会で、誰でも、どのような組織でも自分の理想や観点を表現できる表現の自由がある。その表現の形式は文学があり、芸術的な公演もある。表現の形式も自由だ。その意味では神韻の公演はヨーロッパ社会で憲法によって保障されている。それだけではなく、もし誰かが表現の自由を妨げるような行為をした場合、ヨーロッパでは犯罪行為に当たり、法律を基に裁くことができる。領事館のこの行為は法律的に責任が問われるものだ。刑事裁判に送ることが可能だ」と指摘した。
銭博士は中共の領事館の職員に対して次のように警告をした。「忘れてはいけない、ここはヨーロッパだ! 北京ではない! ここは中国共産党の天下ではない!」
| ミュンヘン在住中国副総領事の王彦敏と助手の陳、ミュンヘンのトニカル社玄関前
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| | ミュンヘン在住中国副総領事の王彦敏と助手の陳、ミュンヘンのトニカル社から去る
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2008年3月15日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/14/174300.html)
明慧ネット:jp.minghui.org
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