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円融に関して


 文/大陸大法弟子 聖蓮

(明慧日本)『円融』の言葉は何回も法輪大法に現れています。しかしある修煉者たちは未だにその本当の意味を分からず誤った認識で間違って使ってしまい、正しく法理を悟るのを妨げて修煉にも多大な損失をもたらしました。

 師父は説法の中で『円融』の意味を非常に正しく教えてくれました。しかしある修煉者たちは間違った認識及び浅い理解で自由に使っていて、『円融』の言葉を常人の「融通」、「円滑」などと混合しています。例えば、法輪功が迫害を受けている中、邪党の職場上司が修煉者と面談し、「法輪功がよければ自宅で煉ってください。外に出て職場と会社に影響を与えないでほしい」と言った場合、ある修煉者はそれに応じるかまたは黙認しています。理由としては、修煉を続ける一方、職場と常人社会にも「円融」しなければいけないからだと言います。ある修煉者の家族は彼の修煉を妨害をします。修煉者が外出すると監視し、他の修煉者と接触できないようにして、さらに真相を伝えることに反対します。ある修煉者は家族に囲まれ、家族のことを優先にして全力を尽くしています。自分も三つのことを頑張ってやりたいと思っていても、毎日家族のことで疲れて学法も煉功も正念も行う保証ができません。他の修煉者が、従来の家族生活のやり方に拘らず自分の修煉環境を作るように提案したところ、その修煉者は「家族も円融しなければいけない、家族の要求を聞かないと彼らが支持してくれない」と答えました。これらの修煉者は完全に大法で言う『円融』の意味を誤解しています。彼らは融通的に常人社会の利益を守ることを「円融」だと思い、一方的に譲歩して家族の要求に時間をつぶしてしまい修煉に影響を及ぼすにも関らず「円融」だと言っています。それではその「円融」の結果はいったいどうなるのでしょうか?譲歩すればするほど差し障りが多くなり、家族を満足させたいと思えば思うほど満足させることができないことを私は知っています。緊張と多忙のなか、長い間心性は高められず、常人の旧来からの生活様式に完全に囚われて法と徐々に距離を置いてしまいます。ある修煉者は病苦にもつきまとわれてしまっています。このようなひどい結果を及ぼした理由は、法理がわからないからだと思います。自分の間違った『円融』についての認識によって、まだ残されている常人の執着及び放棄してない執着を隠すだけだと思います。

 古来、宇宙の大法は変わってはいません。変わったのはそれから派生した物質と生命です。宇宙大法は宇宙のすべてを生む、演化、廃棄、更新する円融不敗の能力を備えているすべての生命及び知恵の源泉であるのです。我々は正法を修煉することで大法に同化し、大法は長い間法を離れていた我々の生命を修正してくれます。十年あまりの修煉なか、師父は何度も学法を強調しています。『学法・・・学法』。我々は大法の中の単語を浅い認識で勝手に使ってはいけません。

 我々の正法修煉の時間は、だんだん残り少なくなってきています。我々は必ず速やかに大法の法理を理性的に認識し、自分の正しい悟りを持って自分の修煉を導かなければならず、これこそが今後の修煉の道を正しく歩くことになるのです。

 2008年3月28日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/26/175150.html