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カリフォルニア州:人権聖火がアメリカで最初の地点・サンノゼに到着、市長自ら歓迎(写真)

(明慧日本)法輪功迫害真相調査団(CIPFG)が主催する「人権聖火グローバルリレー」は29カ国を経由して、3月29日、アルゼンチンからアメリカ・カリフォルニア州のサンノゼ市に到着した。サンノゼ市市長のChuck Reed氏やほかの政府要人たちが一堂に会し、正午に市の芸術センターで行なわれた点火式典に参加した。式典では大勢の政府要人や人権組織の代表が講演を行い、大勢のマスメディアが駆けつけて取材に当たった。ここは今回の人権聖火のアメリカでの最初のスタート地点となっている。

人権聖火がアメリカでの最初の地点・サンノゼ市 に到着、市長自ら歓迎

「人権聖火」の式典会場

民衆によりリレーされる「人権聖火」

Chuck Reed市長は3月29日を「人権聖火の日」とすると宣言

アメリカの水泳選手・SUSAN ROYさん(中央)をリーダーにして走る人権聖火リレー

人権聖火リレーが長い列を作る

 正午になると最初に旗の掲揚式を行い、人権聖火の旗は皆の見守る中、徐々に上がっていった。選手たちはアルゼンチンから伝わってきた聖火を手に持って会場に走って入場し、聖火を芸術センター広場に点した。

 今回のイベントを主催している組織によると、「人権聖火グローバルリレー」の目的は中国共産党による様々な人権迫害を暴露し、人権迫害を停止させるためである。「人権侵害と北京五輪は同時に存在してはならない」。このイベントはますます大勢の人々の賛同を得ている。今回のアメリカでの最初のイベントも地元の人々の注目を集めた。

 サンノゼ市長は「人権聖火の日」の制定を宣言

 Chuck Reedサンノゼ市長はまずサンノゼ市を代表して、「人権聖火」がサンノゼ市に到着したことを歓迎した。彼は、「今日は特別な日である。人々が忘れてはならないことを言います。それは誰でもが自由ではないということです。中国ではいまだに自由がありません。彼ら(中国国民)は信仰の自由がないのです」と話した。

 Chuck Reed市長は、「我々は中国共産党(中共)が法輪功を迫害していることをよく知っています。ベイエリアには大勢の法輪功修煉者がいます。我々は法輪功を大歓迎しています。彼らの中国国内の同修者(同じ法輪功の修煉者)が中共に迫害されています。彼らの臓器を取り出し、そして売買しています。法輪功の修煉者は中国で非常に残虐な迫害を受けています」と話した。

 続いて、Chuck Reed市長は今回のイベントの主催者に対して褒賞状を公布した。同時に3月29日をサンノゼ市の「人権聖火の日」と制定したことを宣言した。褒賞状には、「人権聖火は数多くの人々が受けている迫害を停止させるためのものである。サンノゼ市は人権侵害を阻止することを宣言し、人権迫害を非難する」と書かれている。

 ベトナムの良心犯:「北京五輪は集団虐殺五輪」である

 ベトナムの良心犯・Ngoyen Chi Thienさんは講演の中で、IOC国際オリンピック委員会は非常に誤った選択をした。オリンピックの開催権をなんと集団虐殺を行なっている政権に渡してしまったのである。1936年、ドイツで行なわれたオリンピックをみんなナチス五輪と呼んでいる。今年のオリンピックは「集団虐殺五輪」になりかねない。Ngoyen Chi Thienさんはさらに、中共は今日でも中国人民に対する人権迫害を行なっている。数万人の法輪功修煉者が監禁されている。罪のないチベットの人々は平和を求めて殺されている。我々は北京五輪を必ずボイコットすべきであると指摘した。

 サラトガ(Saratoga)市前市長:中共のオリンピックを名目にした迫害を許してはならない

 サラトガ市前市長のStan Bogosian氏は、「我々は共に立ち上がる時期が来ています。中共の虐殺を黙認してはならない。もし中国に問題がないのであれば、なぜオリンピックの生中継を約束しないのですか?」と指摘した。

 Stan Bogosian氏は、「2000年に私は自ら法輪功修煉者を褒賞しました。数日後、中共の領事館が私に電話を掛けてきて、褒章を取り消すように強要しましたが、私は拒否しました。中共領事館のこうした行為は領事館の仕事の範囲と権限を越えています。私個人に対する脅迫です」と言った。自由世界では我々は、中共がオリンピックを名目にこうした迫害をすることを絶対許さないと、怒りを隠せない様子であった。

 サニーベール(Sunnyvale)市議員:人権聖火の精神が世界中に伝わることを信じている

 サニーベール市議員・David Whittum氏は、人権が迫害されている時に我々は立ち上がるべきである。黙っていることは迫害を黙認したことと同じであり、決して許されない。我々は人権を支持するべきであると述べた。

 中国で起きている法輪功修煉者をターゲットにした生体臓器狩りは、ナチスドイツの虐殺行為と非常に似ている。我々は黙認するのではなく、彼らの犯罪行為を暴露し、世界中の人々に知ってもらうことが必要であるとDavid Whittum氏は指摘した。

 David Whittum氏は、1千万人のサニーベールの市民は中国国民に対する人権要求を支持している。命を大切にすることは我々の伝統でもあり、責任でもある。人権聖火を世界中に広げていく必要があると更に指摘した。

 78歳の年配者:中共に五輪をやらせるべきではない

 今年78歳の徐平華さんは大紀元新聞から人権聖火のことを知り、今日のイベント会場までわざわざ駆けつけて来た。除さんは、中共の犯した罪は数え切れない。8千万人の中国人を殺している。今、新たに法輪功修煉者とチベット人を殺していると言った。さらに「中共を倒さない限り、国民の怒りを抑えることはできない。中共に五輪を許してはならない」と語った。

  CIPFGのスポークスマン:中共は法輪功に対する迫害を必ず停止しなければならない

 法輪功迫害真相調査団(CIPFG)のスポークスマン・Ali Centurionさんは、「委員会が発足してから数カ月後、カナダ前アジア太平洋州局長・カナダ議会議員のデービッド・キルガ—(David Kilgour)氏と著名な国際人権弁護士デービッド・マタス(David Matas)氏が発表した独立調査報告書によると、生体臓器狩りが間違いなく存在していること、1万人にのぼる法輪功修煉者が臓器売買で殺害されていることが最終的に事実として確認された」と述べた。彼ら(修煉者たち)の臓器は国際市場で高い値段で取引されている。こうした犯罪はナチスドイツの医師がユダヤ人に対し集団虐殺をして以来未曾有の酷い犯罪であり、医師の道徳が問われる問題である。マタス氏はこうした犯罪を「地球上前代未聞の邪悪」と呼んでいる。「我々一人一人は正義のために立ち上がらなければならない。中共の犯罪を阻止しなければならない!」と語った。

 人権聖火は2007年8月9日、ギリシアのアテネで点火されてから、今、世界37カ国150以上の都市でリレーされている。4月5日、人権聖火はサンフランシスコに到着予定である。それと同時に、人権聖火はアメリカ東部海岸においても3月30日にボストンから始まり、ニューイングランド地区でのリレーは、マサチューセッツ州(3月30日)、ロードアイランド州(4月5日)、ニューハンプシャー州(4月12日)、メイン州(4月19日)、コネティカット州(4月26日)となっている。

  2008年4月1日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/30/175486.html