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フィンランドの観客:東方文化に興味津津(写真)

(明慧日本)(記者・何平/王清漢)千里を越え芸術の旅をしている神韻芸術団は世界規模の巡回公演で中国伝統文化を伝えて、2008年3月30日にフィンランドを訪れ、フィンランドの第3大都市タンペレ(Tampere)で続けて2回の公演を行なった。「千湖の国」及び「サンタクロースの故郷」と呼ばれる北ヨーロッパの国は、ついに遥遥なる東方の中国文化の到来を迎えた。

 タンペレはフィンランドの演劇の都と称され、毎年ここで演劇祭、映画祭があり、たくさんの観光客を惹きつけている。今回上演されたタンペレホール(Tampere Hall)は百年余りの歴史があり、スカンジナビア半島最大の音楽公演と会議センターである。

 30日の初日公演は、タンペレ(Tampere-talo)の音楽ホールで観客の熱烈な拍手の中で幕を開いた。「公演を観てからとても落ち着くようになり、これは人類の昔ながらの真理だと感じました」という国会議員のパーティ(Pertti Virtanen)氏の称賛の声は、はっきりとフィンランドの民衆の実感を吐露した。

 国会議員:神韻は昔からの真理を表現した

フィンランドの国会議員・パーティ(Pertti Virtanen)氏

 パーティ議員は、古参の芸術家でもある。記者の取材を受けて、「もし誰かがこの公演を受け入れられなければ、きっとすごく悪い人です、多くの政治家さえもこの公演を観てとても落ち着くと感じています。これは昔ながらの真理だと感じました」と語った。

 台湾駐在代表・申佩コウ氏: 中華文化の美しさと多様性を上手く表現した

 台湾の駐フィンランド代表・申佩コウ氏は神韻公演を鑑賞後、神韻は中華文化の美しさと多様性を上手く表現し、公演はとても成功したといい、「フィンランドは民主を重んじて、教育が発達し、民衆はたいへん芸術が好きな国であり、神韻の様な文化的内包が豊富な中華伝統文化を表現する公演は、きっとフィンランドの民衆に好かれると私は思います」と語った

 『嫦娥、月に奔る』などの演目に関して、申佩コウ氏は目をぱっと開き、とても感動して、「『嫦娥、月に奔る』とか、太鼓の演目とか、たいへん中華民族の文化を表現しています。周知のように中国にはとても多くの民族があり、神韻は各民族の特質を呈しており、これはとても感心なところです」と語った。

 申佩コウ氏は同僚達と一緒にわざわざヘルシンキから駆け付けた。同氏は、衣装のデザイン、道具、歌と舞踊などは、すべて中国の伝統文化を表現していると語り、「公演の基調は古典で、技巧は近代的なものもあり、西側の観衆が鑑賞することができると私は信じています、今日の様子を見るとほとんど満席で、これはフィンランドではとても難しいことです」。

 申佩コウ氏は、民主と人権を重んじるフィンランドで行った神韻公演は、演目の中で伝えた内容と中国で発生している信仰の自由に対する迫害は、きっとフィンランドの民衆に深く考えさせると表明した。「フィンランドは、民主、人権を重んじる国です、ここの人はたいへん神韻の公演を享受していると感じました」と述べた。

 台湾の駐フィンランド経済課主任: 芸術は国境無しということを理解した

 台湾の駐フィンランド経済課主任・江匡時氏は、「たいへん感動しました。私は中国文化がこのような方式で表現することに思い付きませんでした。その上、神韻は西洋人が最も受け入れやすい方式を選んだと思いました。神韻は西洋の観衆に違和感を思わせず、演目の中に伝統的な中華文化をアレンジしており、芸術のみならず中華文化の内包をも紹介している、これはとても難しいことです」と語った。

台湾の駐フィンランド経済課主任・江匡時氏、「たいへん感動しました。私は中国文化がこのような方式で表現することを思い付かなかった」

 江匡時氏は、最も好きな演目は『扇の舞い』と『モンゴル舞踊』と話した、「その表現した背景の画面がとても美しくて、その上伝統的な中国芸術の外、また近代的なテクノロジーで、バックスクリーンの画面も動き、舞踊と上手に連動できて相当難しいことだと思う」と語った。

 中共の大使館が神韻のフィンランド公演を妨害したことについて、江氏は、これはあり得ないと表明した。「神韻は一番やさしい方式を使っており、フィンランド人にもし神韻公演を阻止すると自分が理不尽になると思わせます、芸術は国境無しですね」と語った。

 大学の演劇教師: 演技者がたいへん揃って、一体のように見える

 タンペレ大学の演劇教師・シルッカ(Sirkka Heinonen)さんは公演を鑑賞してから、この公演が大好きで、一部の演目が非常に、非常に好きですと表明した。最も好きな演目は『草原の牧歌』、『頂碗踊』、および「『波間で舞う仙女』と『清韻』だという。シルッカさんは、「演劇の専門家の角度から見ると、公演の企画は本当にたいへん上手で、舞踊の動作はとてもすばらしい、また演技者の動作も揃っていて、一体のように見える」と語った。

 外科医夫妻:演目はすべて素晴らしい

外科医・イラリ(Ilari Airo)さんと妻のベナ(Veena)さん

 初めて中国の伝統文化の公演を鑑賞した外科医・イラリ(Ilari Airo)さんは、「アルトの楊健生さんの歌がとても印象に残り、それはとてもすばらしかったです」と述べ、同時に『大唐鼓吏』の太鼓、及びモンゴルの『頂碗踊り』も気に入ったという。

 イラリさん夫婦はヘルシンキからわざわざ神韻の公演を見にきた。ヘルシンキからタンペレまでは大体2時間くらいかかるが、イラリさんは「演目は皆良かった、公演がとても素晴らしく(very good)、今回来て本当に良かった」と話した。

 化学家:神韻の公演に陶酔しました

 ミンナ(Minna Hyytiainen)さんは製薬会社の化学者だ。3月30日の神韻公演を観てからミンナさんは「私は神韻の公演が好きです、特にその舞踊、すべての衣装が鮮やかです。最も好きな演目は『波間に舞う仙女』、『威風戦鼓』、『大唐鼓吏』とモンゴル舞踊です」と述べた。

製薬会社の化学者・ミンナさん(Minna Hyytiainen)

 「私はあの『波間で舞う仙女』の動作はとても美しいと思います、海水を表現する扇子の長いリボンがとても華麗で、生き生きとしています。モンゴル舞踊の技巧は非常にプロフェッショナル、難度が高い、しかし神韻の演技者たちはとても自由自在に表現していました」

 「私はずっと太鼓が好きで、かつて台湾で雑技専門学校を訪問したことがあります。以前私は、神韻公演の演目の動作が非常にプロ的で、歌も水準が高く、私達のヨーロッパの文化と異なるとしか分かりませんでした。今回観たら完全にこの神韻公演に惹かれて、ダンサーの動作もたいへんしなやかで美しく陶酔しました。また、神韻のヨーロッパ巡回公演はとても有意義です。神韻の公演はとても独特な風格があり、私は台湾で似たようなものを見たことがあり、異なった文化を感じました。しかし神韻の公演を通じてやっと本当に中国の昔ながらの文化が一体どのようなものかを理解しました、私の母も公演を見にくることを望んでいます」とミンナさんは話した。

 2008年4月2日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/31/175571.html