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オリンピックを前にエスカレートする中共の迫害にモントリオール法輪功修煉者が抗議(写真)

(明慧日本)(明慧記者肖妍モントリオール報道)2008年3月20日夕方、カナダモントリオールの法輪功修煉者はチャイナタウンで集会を行い、中共がオリンピック前に、「中央政治法律委員会」の名義で、秘密令を出し、大量に法輪功修煉者を逮捕し、さらに多くの死亡事件を起こした犯行に対して抗議した。集会後、修煉者たちは市中心の繁華街をデモ行進し、人々に中共による法輪功迫害を制止するよう呼びかけた。

オリンピック前にエスカレートする中共の迫害にモントリオール法輪功修煉者が抗議

通行人は積極的に真相を聞きにきた

 集会で、会計士の関未冬さんは、「最近の2カ月で、中共はオリンピックを口実に大量の法輪功修煉者を逮捕し、全国規模で系統的な新しい迫害を加えた。この迫害は中国大陸29の省、市、自治区におよんだ。去年の末から2008年3月11日までの間、少なくとも法輪功修煉者が逮捕された1878件の事例がわかり、迫害により死亡する悪質な事件も増えた。

 2008年2月19日、中国共産党が「中央政治法律委員会」の名義で、秘密裏に「確実に社会安定を維持し、北京オリンピックの安全を確保することについての意見書」というようなファイルを配った。このファイルはすぐに全国40の省レベルの「政治法律委員会」および「610弁公室」に配られた。

 このファイルの中で2008年3月から9月の間、「時間、人力を集中して、矛盾を発見し排除する専項活動」、「海外記者の中国国内での活動管理を強める」、「インターネットおよび携帯ショットメッセージの管理を強める」、さらに特別に法輪功に対して厳しく打撃するよう強調した。このような、中国共産党のいわゆる管理は「人権への迫害」の代名詞である。

 その秘密文書はさらに「組織として専門的に重点対象のローラー調査とコントロール活動を行うべし。法輪功修煉者に対して、集中的にローラー捜査を行い、逐次、教育と防止措置をとる」と強調した。

 留学生の沈岳さんは「中共の邪悪な本質はそれが善良と道義に対して終わりなき犯罪を行うと決定づけた。オリンピックに際し、中国共産党は国際社会に対して人権状況を改善する約束を果たしておらず、むしろその罪を隠すため、さらに厳しく人権を踏みにじっている」と言った。

 沈岳さんは、母親の体験から中国共産党の犯行を暴いた。「2007年7月、中国共産党はいわゆる『17回党大会』を開催する前に、母は承徳市の家にいた時、突然侵入してきた警官に不法に連行された。これも彼らがよく練った大規模な逮捕で、2日間のうち、承徳市だけで17人の法輪功修煉者が連行され、現在、多くの修煉者はまだ釈放されていない。沈さんの母親は、不法に5年の刑を言い渡され、また同時にほかの7人の修煉者も判決を言い渡された」という。

 デモ行進は繁華街を通り、ちょうど仕事が終り帰宅時間帯で、多くの人が足を止めデモ行進を見ながら、真相資料を受け取っていた。

 法輪功修煉者たちは通行人に中共による法輪功迫害の真実を説明した。多くの通行人が立ち止まって聞きながら、「オリンピックは法輪功を迫害している中国で行なってはいけない」と話していた。

 2008年4月4日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/3/21/174855.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/3/24/95667.html