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兄は迫害されて亡くなり、白少華さんは再び連行された

(明慧日本)2008年2月20日、午後3時ごろ、北京の法輪功修煉者・白少華さんと楊輝さんは車で北京市区から懐柔区へ移動する途中、警官に止められ検査された。運転していた楊輝さんは、車の持ち主である友人の斉偉さんに電話をかけた。斉偉さんは車の手続きと証明証はすべて車内にあると教えてくれたが、しばらくして再び電話をかけると誰も出なかった。

 2月22日、夜9時半ごろ、斉偉さんと妻が自宅前を散歩していたところ、数人の私服警官により暴力的に強制連行され、朝陽区安貞派出所へ送られた。そして、6、7人の警官が斉偉さんの家に不法に侵入して家宅捜索を行い、ノートパソコンと移動式ハードディスクを奪い去った。家族の強い抗議の下、斉偉さんの妻は23日の夜明け方に釈放されたが、当日の朝8時すぎ、斉偉さんは朝陽区国保大隊に移送されて、不法に監禁され尋問された。

 楊輝さんの家族は21日、現地の派出所に行き、楊輝さんがすでに北京懐柔区留置場に送られ監禁されていることが分かった。白少華さんも恐らく同じ留置場に不法に監禁されていると思われる。

2005年に虐待されて気息奄々となっていた白少華さん

 白少華さん一家はこの数年間、一言では言い尽くせない悲しみを体験してきた。白少華さんの兄・白暁鈞さんは法輪大法の「真・善・忍」に対する信奉を堅持したため、何回も長春市朝陽溝労働教養所に不法に監禁されて迫害され、2003年7月初め、この世を去った。70歳代の母親は法輪功修煉を堅持したため、不法に監禁され、一度迫害されて失明したことがあった。白少華さんは何回も不法に監禁されて、スタンガンで電撃されたり、足を殴られ、骨折したりするなどの残酷な虐待を受けた。2005年には北京海淀清河留置場で危篤状態に陥った。白少華さんの妻・季磊さんも労働教養所に不法に監禁されたことがある。警官は離婚、拷問、そして監禁期間を延長するなどの卑劣な手段で、妻に白少華さんと離婚するよう強要した。白少華さんの幼い娘は4歳の時、警官に連行されたことがある。

 白少華さん(37歳)は中国人民大学を卒業。父親は中国美術家協会のメンバーで個人絵画展を催したこともあり、母親は小学校の音楽教師で、白少華さんは東北師範大学で講師を勤め、学校内の刊行物の編集を担当していた。1994年に白さん一家はハルビンで行われた師父の講習会に参加し、みな真に修煉し、善良な人を目指し始めていた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年4月10日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/2/173444.html