日本明慧
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迫害されても邪悪を暴露しなかった時、異なる次元で見えたもの


 文/河北省法輪功修煉者

(明慧日本)私は幸いに、1997年に法輪功を得た。それから、私の人生は変わった。師父の慈悲の保護の下、大法の教えの下で、私は今日までたどり着くことができた。今日、私は自分の修煉の中で、同修(修煉同士)との交流の中で見たことを書き出し、皆さんと共用したい。このことが法の実証と同修の精進に繋がれば幸いだ。

 私が初めて《転法輪》を学習したとき、本の中の6-7行の文字が拡大し、大きく立体的に見えた。続けて見ると、文字が次々と大きく拡大して見えた。師父の話はすべて本当の天の理、天機だと分かった。静功の時、すぐに定に入ることができた。天は雨上がりの青空のように綺麗で、美しく、虹の上に「真・善・忍」の三文字が見えた。

 修煉するにつれて、レベルも上昇した。功は体中に出現した。私は常時、異なる次元の風景が見える。普段修煉の事を思い出すと、すぐ目の前に「真・善・忍」の三文字が見える。これは師父が私に何時でも「真・善・忍」で自分に要求しなさい、本当の修煉者になりたいなら、「真・善・忍」の基準で自分に要求しなさいという意味である。私の修煉が良くなるほど、師父は私にその次元の法の素晴らしさを悟らせて下さった。

 私は発正念をする時や静功を修煉した時に、何時も元神が体から離れ、異なる次元に入り、様々なことや風景が見える。見たものも本当にはっきりしていて、実感できる。次はその中の一部分である。

 (一)拉致された同修が、迫害状況を暴露することを恐れた時、異なる次元で見えたもの

 知り合いのある同修は、真相を伝えている時、邪悪に拉致されて迫害された。釈放されて自宅に戻った後、彼女は恐怖心から迫害の状況を暴くことをしなかった。暴露すれば、邪悪によって再び強制連行されることを恐れていた。暴くことをしなかった時、異なる次元で私に見えたのは、旧勢力や邪悪の黒い手や汚い化け物、鬼らが彼女を支配しており、彼女を修煉させないようにし、「修煉したいなら、我々に負債を全部返さないといけない」と言った。私が「どうやって彼女は返せるの?」と聞くと、鬼らは、「彼女が欠けている負債を返してもらう」と言いながら、地面に井戸が現れ、数名の黒い手が彼女を拾って井戸に投げた。

 私が覗いて見ると、下に大きい暗い闇の空間が広がっていた。彼女が落ちてきたら、沢山のシラミ、虫、蟻のようなものが彼女の周りを囲んでいた。「欠けている負債を返して」と言いながら、彼女を襲ってきた。しかし、これらの小さな虫が彼女を刺しても、効かなかった。いくら刺しても、効かなかった。彼らは、「なぜ我々が刺しても刺されないのか?彼女は、法輪功を学習したからだ。“真・善・忍”を修煉したので彼女を動かせない」。私が、「それならば、彼女を上がらせて!」と言ったら、瞬間彼女は上がって来て元の所に戻った。

 その時、邪悪の黒い手や鬼らは、彼女に向かって、「お前は行ってはいけない。お前は人の心、恐怖心があり、足りないところがあるから我々は迫害している。帰ってはいけない」と言いながら、彼女の両側に二列に並んで彼女を監視していた。先方には2匹の鬼が長い剣道を持っていて、彼女を前へ進めないようにしていた。後ろにも2匹の鬼が宝剣を持ち、彼女が逃げるのを防いでいた。テレビで見る、犯人を処刑場で連行する時のシーンととても似ていた。

 これは私が見た、異なる次元で実際に起こったことである。同修に言いたいのは、今まで邪悪に迫害されたことがありながら、まだ暴露していない人は、直ちに暴露してほしいということだ。恐怖心があってはいけない。正念を持って、邪悪を解体する。また、法を学習するグループの活動に参加すること。法をもとに、問題を見る。人の観点で自分を妨げてはいけない。深く隠れている微妙な執着心、恐怖心、人の心を全部探し出す。ほかの同修と交流し、師父の法を正す勢いに追い付けるようにする。三つのことを同時にやり遂げる。正々堂々と、神の道を歩むことだ。

 (二)いまだに《厳正声明》コラムに声明文を出していない同修の異なる次元に見えたものとは

 某同修の妻(修煉者)は中共の邪悪な人に懲役三年という不法な判決を下され、迫害された。彼女は怖がって修煉をやめた。ほかの同修者は彼女を心配し、いち早く彼女を修煉の道に戻すために我々数人は彼女と交流することにした。発正念の時、彼女の異なる次元では三つの邪霊が彼女の上にいて、たくさんの軍人と鬼が彼女を監視し警備して、彼女が修煉の道に戻るのを警戒していた。彼女の手に本のような大きさの紙があってそこに文字が書かれていた。私は彼女に「あなたは何故発正念しないの?なぜあそこでずっとずっととまっているの?」と言うと、彼女は、「私が修煉したくないのではなく、こいつ(邪悪)が私の修煉を許さない」と言った。

 発正念が終わった後、私は同修たちと交流し、彼女がかつて自ら「保証書」を書いて修煉しないと言ったことがあることが分かった。しかし、異なる次元ではこの「保証書」は実は邪悪との契約書になる。だから、旧勢力は彼女の邪魔をして修煉を許さない。交流の結果、いち早く彼女に《厳正声明》を書かせて公開することによって、自分の犯した罪を反省することを勧めた。私が静功した時に見た風景は、彼女は蓮の花の上に座ってずっと上がって来て、邪悪の妨害を破り、彼女の以前の世界に戻った。彼女の世界は邪悪の基地になっていた。邪悪の軍隊がたくさん警備をしていた。私は師父にお願いをし、私を支える功を強めてくれるようにした。仏法神通功能で、彼女の世界の邪悪を全部きれいに取り除いた。今、同修は確かに修煉の道に戻ってきている。

 (三)大法に迷っている人の異なる空間に見えたものとは

 ある男性の同修は、A同修と仲がよかった。ある日、このA同修が病気のような状態になり、数日後にこの世を去った。このことはその同修の自信を揺らがせ、大法に対して疑うようになった。「A同修はあんなに頑張って修煉していたのに死んだ」と彼は言った。その後、修煉を止めていた。しかし彼の妻と娘は修煉者だった。彼女たちの協力で、彼を再び修煉の道に戻した。

 しかし、修煉の道に戻ってはきたが、旧勢力は彼を許さなかった。修煉を始めると「病状」が現れ、呼吸困難になった。

 彼の家は田舎である。ある日、彼は町にいる親せきの家に出かけていた。我々は彼の障害を取り除き早く精進するようにと願った。彼のために皆で一緒に発正念し、その後に静功した。その時、彼の異なる次元では邪悪は彼の両足を縛って、椅子に立たせてそこから離れることを許さないのが見えた。私は聞いた。「お前たち、なぜ彼を離さない?」すると、「彼は罪を犯したので、罰を与えている」と邪悪は答えた。私は彼らに言った。「お前たち、彼を離しなさい。将来彼が修煉して円満成就したら、お前たちも彼の天国の世界の衆生になれるよ」。すると彼らは喜んで、彼を離していた。また、そこから離れて前に進むと、小さなウサギが出現して、彼を止めた。「なぜ彼を前へ行かせない?」と聞くと、ウサギは「私が行かせないのではなく、彼は私に命の負債があるので、返さないといけない」と言った。私はウサギに対して、「彼を離しなさい。彼が修煉して円満成就したら、お前を救いに来るよ。」と言った。するとウサギも彼を妨害することを止めた。我々はずっと山道を歩いていた。道路の両側に沢山の動物が出てきて妨害しようとしたが、私は彼らに理屈を説明し、全部善解した。

 山の頂上にたどり着いた。そこには大きな門があった。門は閉ざされていた。カギは長年開けられていないようで、さびついていた。私は言った。「この門は閉ざされているので、我々は入れません、帰りましょう」。すると彼は、「私はカギを持っている」。「じゃ、早く開けて下さい」と私は言った。ドアを開けて中に入ると、中にいた大勢の衆生が我々を迎えに出てきた。「我々の主が戻った!あなたは、我々を済度しないでどこへ行っていたの?我々は中で苦しんだ。ここでずっと待っていた。やっと戻ったのだね。我々は救われた!」とみんな喜んだ。その時我々は、現実の次元でちょうど静功の修煉を終了した。

 その後の交流で、彼の妻の話によると、彼はかつて狩りをすることが大好きで、止めさせようとしても話を聞かなかったということが分かった。今、修煉を始めるとなると、かつて殺した生命の負債をいちいち返さないといけないから、こんなことが起きたのだろう。「あなたの世界の衆生はあなたが戻ってくることを待っている。早く精進しなさい。発正念をして、あなたの世界の邪悪を取り除き、衆生に美しい世界を作ってあげなさい」と彼を励ました。

 その後、この同修は修煉の重要性が分かってきた。修煉を良くしないと、だれか一人の問題ではなく、衆生の命にもかかわってくるほど重大なことである。自分の世界の衆生を救うために精進し、前へと前へと進むべきだ。

 (四)発正念が足りない時、異なる次元で見えたものとは

 私は小さいグループでの法の学習会に参加していた。あまり精進しない同修は大概、法をあまり学習せず、無精であり、悟りも足りず、正念も不足している。彼らが発正念する時、手の姿勢が変になっている。発正念の時、主意識がはっきりしていない。いつも居眠りをしている。彼らの異なる次元では、邪悪の汚い鬼らがこういう同修の手の空間に入ったり出たりして、遊んでいた。「この人修煉していると言って、発正念の時まだ居眠りをしている。我々に遊ぶ空間を与えているのだ。これはいい」と笑いながら遊んでいた。実はこれは、邪悪の旧勢力に迫害のきっかけを与えてしまったことにもなるのだ。これもまた執着心や人の心を捨てなかったことになる。

 (五)自分の修煉を緩めたら危険

 私の知り合いの同修は思想が正しくない。心が歪んでいて、修煉に集中できない。何をやるにしても法を基点にして考えない。体にも病状が現れ、家庭でも矛盾が起こった。しかし、彼の異なる次元ではやはり邪悪の鬼や汚い黒い手、邪霊が妨害していた。

 今は法を正す最終の段階にいる。時間があまりないので、頑張って修煉しないと危険だ。いまだにまだ出ていない同修を励まし、早く修煉の道に戻れるように勧めよう。少人数のグループで法を学習し、共に精進し、共に師父から与えられた、やるべき三つのことをやり遂げよう。

 自分のレベルで見たものなので、何か不足があったら訂正してほしい。

 2008年4月13日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/4/10/176132.html