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吉林市:趙英傑さんは重症の肺結核になったが、一時出所は拒絶された

(明慧日本)吉林市:女性法輪功修煉者・趙英傑さん(34歳未婚)は、2007年2月12日に警官に連行された後、きわめて残酷な様々な迫害を受けた。そして不法に判決を下された。2008年3月中旬、親族は趙さんが迫害されて多くの病気を患っていることを知った。情況はとても深刻で、2度も刑務所へ見舞いに行ったが、刑務所側は一切面会を許可してくれなかった。

 4月9日午前9時過ぎ、趙さんの親族は長春の黒嘴子刑務所の執務ビルの応接室を訪れた。係りが趙さんの所属監区の警官に電話をかけたが11時まで待っても面会は許可されなかった。その後、倪笑虹という人物に電話をした。10数分後、趙さんは1人の警官と1人の受刑者に連れられてやって来た。マスクをつけ、踏まれて片方のフレームが壊れた眼鏡をかけていた。警官と受刑者は感染を恐れて、趙さんから遠く離れていた。 

 趙さんは自分が肋膜炎で胸に水が貯まり、腹腔にも水が貯まり、肺結核に罹っていると言った。最初に長春女子刑務所に送られた時、検査の結果は肺結核で、刑務所側に断わられ、そして趙さんを吉林留置場に返した。また吉林の222病院で検査を受け、偽のレントゲンフィルムを作り、結核はすでに石灰化したと言った。何日間か滞在後、また長春の女子刑務所に戻された。検査で結核が活動期であることを発見され、刑務所側は依然として断った。この時、留置場の所長が刑務所の副所長・王と裏取引をし、2人の処長がやっと受けて、直接、長春刑務所管理局の中心病院(公安病院)へ送り届けた。2カ月後、治療費が多額なため、また刑務所内部の病院に引き戻し、肺炎やひどい風邪の患者たちと一緒に閉じ込めた。

 面会時間は僅か10分である。話の間に、警官が聞いた、「お前達は法輪功をやっているのか、もし法輪功をやっているのなら面会は許さない」。趙さんは「法輪功を修煉しているからどうしたというのですか? 法輪功修煉者はすべていい人です」と言った。

 午後、親族は趙さんが重病のため、一時出所を刑務所長に要求するために、またオフィス・ビルを訪ねたが、守衛は会うことを許さず、守衛は倪笑虹に電話した。倪は「今、回復時期で、すでに石灰化した、とてもよくなり、病院では患者に料理一人前と2つの卵を与えている」と言った。親族が趙さんのフィルムを見たいと言うと、倪笑虹は「タイミングが悪い。刑務所の医者は四川九寨溝へ旅行に行っている。10日後に帰ってくる」と言った。親族は趙さんを連れて外の他の病院で診察することを要求したが、倪笑虹は「外で診察するのはまだ先例がない、誰が金を出すのか?」と言った。親族は「自分で出す」と言ったが倪笑虹は駄目だと言った。 

 親族は仕方なく、心配しながら刑務所を離れ、急いで駅までの246次バスに乗った。親族が乗車して料金を入れる時、突然10数人の緑色の制服の武装警官が一斉にやって来て、親族を阻止し強引に下車させ、理不尽に問い詰めた。親族は「趙さんに会いに来た」と言ったが、警官たちは信用せず、親族は倪笑虹の電話番号を取り出し、倪に通じたため後になってやっと終わった。武装警官達はまた親族の荷物をひっくり返して調べた。劉鳳栄さんの家族も詰問、阻止され、荷物も捜査された。親族達は一致してこれらの武装警官達の不法行為を厳しく非難し、そして彼らのために乗車時間を遅らされた。彼らは公務を執行すると公言して、つきまとい、およそ半時間以降になってやっと中止した。これが、現在中国共産党が宣伝している「調和がとれている社会」なのである。

 2008年4月17日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/4/15/176506.html