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「華僑時報」が法輪功を攻撃:カナダケベック州裁判所は名誉毀損と判定

(明慧日本)大紀元の報道によると、2008年5月14日カナダケベック州高裁は、法輪功修煉者の「華僑時報」に対する名誉毀損告訴に対して判決を下したという。法廷は第二審で、「華僑時報」で掲載された法輪功を攻撃する文章は名誉毀損にあたるとして、第一審判決を覆し、逆転勝訴となった。

 原告弁護士であるClaude Almonde Sheppard氏は、「原告側にとって、第一審判決を覆して、『華僑時報』が法輪功を攻撃した文章は名誉毀損であると確定して勝訴したことは、非常に重要なことである」とコメントした。

 カナダの著名な人権弁護士デービッド・マタス氏は、「団体に対する名誉毀損の訴訟では、民事法から見て賠償金を給付されることは難しいが、もし人権法廷を通すことができれば、賠償金を給付されるだろう。また、この有利な判決を利用して、検察経由で刑事告訴にすることもできるようになった」と説明した。

 マタス氏はまた、「「華僑時報」の法輪功に対する名誉毀損は中国共産党の言論とまるで同じである。今回の勝訴は中国共産党が世界中で撒き散らした法輪功に対する言論は、名誉毀損と虚言であることにつながる重大な意味を持っている。この案件から、中国共産党の法輪功への言論攻撃のすべてが不法的なものとなる」と細かく分析した。

 * 案件の背景

 「華僑時報」は、2001年11月3日から法輪功及びその修煉者たちに対して名誉毀損と思われる文章を掲載し始めた。2007年12月7日にカナダ東地区の法輪功修煉者たちが提訴した。法廷は即座に禁制保護命令を下し、何兵に対して法輪功を名誉毀損するあらゆる文章の掲載を禁止した。

 この案件の審議は4年間もかかり、数回にわたり公開審議が行われた。審議ではモントリオール大学東アジア研究所に勤める専門家デービッド・ウォンビさんや12人の法輪功修煉者、被告側が証言をし、2003年11月に審議を終了させた。

 しかし、判決は審議のときに裁判官が約束した半年以内で下されることはなく、やっとの思いで得られた結果は2005年12月7日、証拠不足を理由に有罪判決を避けた。

 法輪功修煉者たちはその判決に不服を申し立て、2006年1月に高裁に上訴した。その結果、裁判所は14日に最終裁決を下し、「華僑時報」の法輪功を攻撃する文章は名誉毀損であると判定した。

 2008年5月17日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/5/17/178679.html