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神韻芸術祭:神州(中国)人の見た感動の数々(中)(写真)

(明慧日本)2008年4月15、16の両日、神韻巡回芸術団はルネッサンス発祥の地イタリア・ミラノにおいて最初の公演を披露した。オペラの故郷であるミラノの観衆は、神韻巡回芸術団の歌手並びにダンサーたちに熱い拍手を送った。記者は、2日続けて観賞に来た中国人の若者の姿を見つけて感想を聞くと、彼は中国本土からミラノに来たばかりで、国内にいる時から神韻巡回芸術団の話を聞いたことがあったという。彼はこの地で神韻芸術団の公演を観賞することができて非常に感動していると話し、すぐに連続して観賞しようと決めたという。彼は「もしこのミラノに3回目の公演があれば、また見ます!」と話した。感想を聞くと、彼は「今日の感想と体験は昨日とは違います。今日はもっといろいろな細かいところが分かったような気がします。神韻芸術団の苦労も分かりました。見れば見るほど神韻芸術団員のレベルの高さに驚きます!」と話し「ただ、一つ残念なことは、このような素晴らしい中国文化の公演が中国本土では見られないということです!」と率直に語った。

 この若者と対照的に、一人の僧侶は世界の様々な国と地域に住んだことがあり、今年の4月25〜28日の連続4日間で5回も神韻のバンクバー公演を観賞していた。彼は記者の質問に対してこのように語った。

 「私は必ずこのチャンスを逃してはいけないことを知っています。神韻の毎回の公演を必ず見ることにしました。なぜなら、これは私が生まれてからはじめて見る生の素晴らしい作品であるからです。実は人間の物語ではなく『天の神』の世界のことを演じているのです。(佛が衆生を済度する慈悲の心が)ここの若い演技者の手によって完全に表現できていると思います。それにしても非常にハイレベルで完成されています。このような公演は人間のものではありません。他では絶対に見られないと思います」と僧侶は語った。彼は引き続き「仮に最高の舞踊家が他にいても、最高の歌手が他に存在していても、こうした内容は表現できないでしょう。これらの作品は佛の国の世界から来ていると私は思います」とも語った。

  「特に公演が始まるときの『万王が世に下る』の中で、『私と共に世に降り一千年の王になる』という声はとても感動的で非常に素晴らしかったです。多くの情報とメッセージが含まれていると思います。Buddha World(佛の国の世界)からのメッセージが含まれています。佛性(Buddha Nature)の意味は深く、私は全力でそれを感じ取り体験したいと思っていました。しかし、私は毎回、観賞後に毎回異なる感じを受けました。私は、今まで自分の認識の浅さが分かったような気がします。今の『出家』した僧侶たちには、多くの思想の障害(捨てられない執着心)があります。神韻は私に完全に目覚めるチャンスを与えてくれました。私は神韻に済度されたと分かっています。私にはこれ以上言葉で表すことはできません」と、僧侶は意義深い話を聞かせてくれた。

 「皆で神韻を大事にするべきです。非常に貴重なものですから。佛が現れても民衆はまだ方向を失い迷っています。我々は皆眼を閉ざされたままです。道に迷ったままです。私には多くの答えが分からない問題がありました。なぜか分かりませんが、私の頭には『真・善・忍』だけでした。不思議に感じました。私になぜ『真・善・忍』だけが残されたのでしょうか? 私は考え始めました。最後に分かりました。『真・善・忍』の三文字は『命』であることを悟りました」。

 「私はこの団体(法輪功)はあまり知りません。しかし彼(法輪功)は私を助けてくれました。私の心は彼のお陰で変わりました。私の命そのものも変わりました。思想も開かれました。私の非常に深いところの思想が開いたような気がします。思想全体が開かれたような気がします」。

 「神韻の公演は普通の公演ではありません。それは佛法であるのです。一つ一つが佛法であるのです。すべては宇宙の大法なのです。表面はどんな形を取っていても、たとえ儒家の形でも、普通の人間の形でも、法輪功の形でも、あるいは昔の物語を取っても、中身は一緒で非常に深い宇宙の大法なのです」。

 なぜ、こんなに細かく見たのかと聞くと「仮に100回見ても私はその意味は全部分かりません。本当に非常に深いからです。全部を理解するのは容易ではありません。私は全力を尽くしましたが、やはり十分に分かっていません。神韻の演技者たちが羨ましいです。幼いころから佛法と触れ合って、そして、本物の佛の下で彼の直接指導を受けることができるなんて、非常に福の報いです。本当に生まれながらの福の報いです。私は何世も繰り返して修練の道を歩みました。しかし、残念ながら彼らには届きません。彼らは非常に大きい福の報いを持っています」と語った。

 自然に湧いてきた中国人としての誇り

 2月6日は中国旧暦の大晦日である。新唐人全世界新年祝賀祭は第10回の公演を無事終了した。神韻芸術は中華五千年の輝く文化の精髄を再現し、ニューヨーク及び世界中で知られるようになった。ニューヨーク・ラジオシティ・ミュージックホールに大勢の中国人および中国系の人々が集まり、このめったにないチャンスを誰も逃さないようにと神韻を観賞に来た。

 上海から来たJohn Qinさんは、上海の外国貿易大学を卒業し、アメリカでは将棋の金メダリストとしても活躍した人物である。John Qinさんは神韻を観賞後、「とても素晴らしい! レベルが高く、感動も大きい、とにかく凄い。見たとき涙が出てしまいましたよ。特に『二胡』の演奏は素晴らしい。『大唐の鼓吏』も立派です。歌舞と舞踊も皆プロレベルです。バックスクリーンと衣装も非常に彩りがあって綺麗でした」と話し、さらに「これは中国本土の公演とは違います。中国本土の芸術というのはただ公演して終わりますが、これは全く異なります。人々に必ず考えさせ、五千年の文化の輝きを見事に表し、世界中に認められています。西洋人もわくわくして観賞しています。中国人としての誇りと言うしかありあせん」と話した。

 南オーストラリア大学で理療法を習っている陸さんは、四川省の成都から来た。彼女は神韻のアデレード市での最初の公演を観賞後、非常に感動して「私は海外でこのようなハイレベルの公演を見ることができてとても嬉しいです。中国人として誇りを感じました」と話した。彼女の隣に座っていた西洋人の男性は、彼女が中国人だと分かると、親指を立ててグッドという合図を送ったという。

南オーストラリア大学で理療法を習っている陸さん:中国人としての誇りを感じた

 陸さんは「この公演は中国の伝統文化だけではなく、中国の神伝文化(神から伝わった文化)の精髄を代表しています。その気高い信仰を見て非常に感動させられました。国内では絶対に見られない公演であり、自分に一つの不思議な気持ちがあって、とても感動しました」と話した。また『昇華する蓮』を見たとき非常に感動しました。今もその感動をはっきりと感じています。この舞踊は困難を乗り越える不撓不屈の信念の力を十分表しました。法輪功修煉者こそがこのような精神力を持っています」と彼女は続けて話した。

ニュージーランドの食品会社オーナーのSutathip Sellarsさん:素敵です!すべて完璧です!

 ニュージーランドの食品会社オーナーのSutathip Sellarsさんは「素適です!舞踊の動き、衣装の彩り、演技者の衣装も非常に綺麗で、動作も細かく、演技者たちも非常に素晴らしいです。身体も綺麗ですべて完璧です!」と話した。「中国人として誇りを感じています。私は中国語を話せませんが、身体に中国の血が流れていることを誇りに感じました」と語った。

第三代中国系のHarrison Lukeさん(右から3人目)は家族と友人と共に、ハワイのホノルルでの神韻公演を幸いにも観賞することができた

 4月21日、2千人の観衆がホノルルでの神韻の公演を楽しんだ。中国系のCalvin Cheeさんは、普段自分が中国とは遠く離れていて、感情や文化も離れていると思っていたが、今日の公演で自分も本当に中国系としての誇りを感じたと話した。

 姉のCheryl Tom Parkerさんは「この公演を見た後、東洋文化、韓国、日本なども同じ伝統の中華文化の由来だと感じました」と話した。彼女は「真・善・忍」のメッセージがとても好きで、法輪功にも興味があると言った。

 兄弟のAlvin Cheeさんは在米中国人でアメリカ社会で成長したため、普通の中国人のように規律をあまり守れないと思っていましたが、今日その考えは変わったという。Alvin Cheeさん「女性は美しく、男性は力強いイメージを受けた。中国人は賢い!」と話した。97歳の母Mabel Cheeさんは「私は伝統の中国が好き!」と教えてくれた。

 邪悪の嘘はすぐに暴かれた

 中国からの移民である劉さんは高校の時からカナダに住んでいる。5月上旬、劉さんは友達の劉さんを連れて、カルガリーの2回目の公演で会場を訪れた。感想を聞くと、劉さんは「一言でいえば、印象に深く残りました。国内にいる友人が私にぜひ神韻の公演を観賞するチャンスを逃さないようにと言ったこともあり、自分も自分の頭で物事を判断したいと思って、観賞に来ました」と話した。

中国から移民してきた劉さん(左)と友達の劉さん

 中国移民の劉さんは「以前、中国国内にいる時はマスメディアの宣伝を信じ込み、法輪功を誤解していました。しかし、カナダに来てから様々な情報が手に入り易く、友達の紹介で法輪功に対する印象は徐々に変わっていきました。今日の公演を観て私は法輪功を完全に誤解していたことが分かりました。神韻は芸術の形で『真・善・忍』は何かを表現しています。この公演は中国伝統文化を再現していて良かったです」と話した。友達の劉さんも記者にこの公演を観てよかった、感動したと話した。

 2008年4月18日夜、神韻ニューヨーク芸術団のニュージーランドでの2回目の公演は、観客からの熱い拍手の中で無事終了した。観客の中には大勢の中国人留学生がいて、彼らは神韻から伝えられるメッセージと神韻の芸術を高く評価した。そして誰もが観賞すべき価値を持つと話している。

北京からニュージーランドに留学して半年あまり経ったAVVIEさん(中央)は同級生と共に神韻の公演を観賞した

 AVVIEさんは「私は『太鼓』の演目が大好きです! 本当に感動的です。中華民族の勢いを十分表現しています。外国の観客に中華文化を再現して見せることも意義深いです」と話した。「私は海外に留学に来たので、すべての真相を知りたい。本当は真相が何かを知りたい。真理はどこにあるのを知りたいわけです。少なくとも私は今、法輪功は正しい、素晴らしい気功だと思っています。私はブログ(blog)に今回の感想を書き込みたい」とAVVIEさんは心の言葉を語ってくれた。

  4月28日、神韻ニューヨーク芸術団はバンクバーのサリー (Surrey)市ベル芸術センター( Bell Performing Arts Centre)で5回目の公演を行った。観客から次々と熱い拍手が送られていた。公演終了後も、観客の多くはすぐに離れようとはしなかった。誰もが会場に留まり、なかなか帰ろうとしない。非常に感動を受けたからである。

 名前は言えないという観客の一人は、実は元中国国家安全部門の人であり、子供を連れて公演を観賞に来たという。彼は大紀元の記者に対して「私はこの公演がとても好きです。今日は子供を連れてきました。子供はカナダに来てわずか数カ月ですが、公演を見せ、子供に『純潔、善、美』の伝統文化を教えたいです」と話した。

 彼はずっと法輪功のことを注目してきた。中国共産党の安全部門の一人である彼は、中共の法輪功に対する迫害をよく知っている。彼は最後に涙を浮かべ、記者に対して「あなたたちに感謝したい。あなたたちはよくやりました。私はとても感動しています。私は自分が何をするべきかを知っています。私は必ず良心をもって仕事をします」と話した。

 2008年5月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/5/13/178263.html