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人権聖火が台湾に到着 中国共産党の人権迫侵害を非難(写真)

(明慧日本)法輪功迫害真相調査団(CIPFG)によって世界各地で発起された人権聖火は、6月1日、台湾・台北市へ引き継がれた。

 午後4時、1988年のソウル五輪で女子200メートル平泳ぎの銀メダリスト、中国ファイブ・ゴールデン・フラワーと呼ばれた黄暁敏(ファン・シャオ・ミン)さんが、人権聖火アジア大使として台湾国内の300人あまりを率い、総統府から出発し、台北繁華街の東区を経由し、台北市政府前の広場に到着し、聖火を引き継いだ。

 一方、台北市政府前では、人権聖火を迎えるイベントも同時に開催された。まずは「四川大地震」の被災者と、中国共産党の人権侵害により死亡した中国人民を追悼するため、1分間の黙とうが行われた。
台北市政府前の広場で行った人権聖火を迎えるイベントに参加した人々
人権聖火リレーグループが主会場に到着


 CIPFGアジア分団団長で、台湾立法委員の頼清徳氏は、全世界から正義の力を凝縮し、34カ国100以上の都市をリレーした聖火を謙遜の気持ちで迎え、すべての参加者に心から感謝すると講演した。
頼清徳委員、邱晃泉弁護士もパレードに参加した
人権聖火リレーグループに参加した蔡同榮委員(右)


 頼清徳氏は取材を受け、次のように話した。「中国共産党は人権侵害の最も酷い政権であり、世界各国は中国における経済利益のために事実をごまかし、無視した。特にすべて調査されている。中国共産党が法輪功修煉者への虐殺、法輪功修煉者の臓器を収奪し売買することなどに対し、CIPFGから中国共産党は調査を受け、人権を改善するようという要求を拒絶した。オピンピックは自由、民主、人権を代表しており、人権を踏みにじる中共政権の下で開催するわけにはいかない。CIPFGが世界各地で発起した人権聖火リレーは、このような活動を通し、国際社会に重視させ、同時に中国共産党に無条件で、CIPFGを中国各地の刑務所、労働教養所、そして臓器移植専門病院で調査させようという意義を含めた」。

 中国共産党は国難・四川大地震をこの機に利用し、虚言を捏造して法輪功修煉者を誹謗中傷し、さらに海外の中国共産党スパイが華人の愛国心を煽り、ニューヨークのフラッシングで5月17日、法輪功修煉者を包囲、攻撃した暴力事件に対し、頼清徳氏が中国共産党の人権侵害が最悪と同時に、卑劣な手段もよく使い慣れていると指摘した。不法な手段にも拘わらず、最悪な人権迫害の真相を隠そうとしている。このような醜い行為には厳正な譴責と暴露をするべきであり、全ての真相を理解する人たちは絶対諦めずに、引き続き努力するべきだと呼び掛けた。

 同じくCIPFG団員の一人で、立法委員・塗醒哲氏は、「私は医師として、元衛生署長(日本の厚生労働大臣に相当する)として、自ら臓器のドナーになることは非常に素晴らしく、尊重すべきなことだと思っている。ただし、本人の許可がない上、生きたままで臓器を他人に強制移植し、商業行為まで発生することは決して認められない。中国で法輪功修煉者の生体から臓器を収奪して売買する蛮行は、非常に非人間的、人道に反した行為である」と話し、「決して医療行為ではなく、非常に残酷で醜いな人権侵害である」と強調した。

 塗醒哲氏は、オピンピックは平和、人間の尊重し合う精神、そして基本的な人権を表すことであり、中国共産党の人権侵害事件は数え切れなく、その中に法輪功修煉者に対する迫害は最も酷く、生きたままに臓器を摘出するという蛮行さえ発生しているという。医師としても、人権を尊重する角度から見ても認められないことであると思っている。塗氏は「人道に反する行為とオリンピックを同時に中国で行うことは非常にばかばかしい」と言い、「さらに5月12日に四川で大地震が発生して、全世界が精一杯、救援に力を入れているというのに、中国共産党が地震の被災を利用し、憎しみを扇動する、中国共産党の反対者を迫害している。私たちは人権聖火リレーを通して、世界に『人権はオリンピックより大切だ』と呼び掛けて、人権は普遍的な価値観であり、基本的な人権を尊重するのは一番重要なこと」と話した。

 法輪大法学会理事長の張清渓氏は、中共はオリンピックの安全を口実に、人権への抑圧を合理化させるまで人権侵害をしていると指摘した。中共は法輪功への迫害は、修煉者が生きたまま臓器を摘出し、売買するほどに残酷であるとし、良心をすっかり失った行為は少しも改善していないと強調した。

 台湾の中国投資被害者協会理事長・高維邦氏、チベット政府国会議員・Khedroob Thondup氏、台湾フリー・ビルマ・ネットのスポークスマン孫友聯氏なども引継ぎ式典に参加した。

 立法委員・蔡同栄氏もリレーに参列し、始まる前に次のように話した。「中国共産党が法輪功、チベットへの制圧は人権に反している。今日は中国の人権に声援する、このような活動は非常に有意義だ」。

 流通関係の仕事をしている陳さんは、台北人権聖火リレーグループの一員になれたことを幸いだと思っている。陳さんは毎朝、ランニングする運動場で人権聖火リレーが6月1日に、台湾に入ることを知り、すぐに申し込んで参加を決めた。人権を守り、迫害を制止するイベントを支持することは、非常に有意義であるという。イベントを参加するために、陳さんはネットで法輪功の迫害について、たくさんの情報を知り、このようなイベントはもっと多くの人が参加できるよう、大きく宣伝するべきであり、そしてイベントを通して、中国共産党が人権を踏み潰し、善良を迫害していることを暴露するべきであると話した。
20年以上に管弦楽を教えている江權治さん


 20年以上管弦楽を教えている江權治さんは法輪功修煉者ではないが、天国楽団のストリングス隊を指導している。江さんは「天国楽団の団員から34カ国100以上の都市をリレーした人権聖火が台湾に来ることを聞き、必ず参加すると決めた。今日のイベントはとても有意義だ。人権は人間の普遍的な価値観で、誰も生存の権利がある。基本的に人権は、自由、民主と平和であること、迫害はあるべきでない」と話した。
大学院生のセンさん(中)


 大学院生のセンさんは「今日はわざわざ友達と一緒に、人権聖火を迎えるためのパレードに参加しにきた。もっと多く声援の力を通し、中国共産党が人権を迫害する様々な蛮行を人々に知らせ、中国共産党のような政権は平和を象徴したオリンピックを主催する資格があるのか改めて考えてほしい」と話した。

 台湾芸術大学の張さんは「私は『大紀元時報』を購読している。今日のイベントは大紀元のホームサイトで知り、彼女も誘って参加した。歴史の瞬間を見逃したくない」と話した。

 「パレードは全然疲れなかった。とても有意義なことだと思っている。若者も老人もたくさんの人たちがパレードに参加した。私はネットからいろんな情報を手に入れた。中国共産党がオリンピックを開催するためにした悪い事がたくさん暴露され、多くの国が人権聖火リレーを支持しているし、共に中国共産党が人権に対する迫害を反対している」とさらに、張さんは話した。
ユーゴスラビアに来た観光客は、イベントの趣旨を知った後に、一刻も早く中国共産党の法輪功への迫害を制止するようにと支持の署名をした


 人権聖火リレーグループは5時に集会の会場に到着し、アジア人権聖火大使は盛大な式典の中で、人権聖火を正式に全国ボディビル・チャンピョンで、台湾聖火大使・彭偉尭氏に渡し、同時に全国中正杯武術チャンピョンで、台北聖火大使・邱暁君さんおよび会場の来賓と共に、ステージで聖火を引き継いだ。聖火の引継ぎ式典の後、すべての中国人への祈りを込めて、数千個の人権聖火風船が一気に空へ放たされた。

 最初の人権聖火リレーは台北市で迎えられてから、次は基隆市に入り、時計回りの順番で台湾23の県・市をリレーする。台北県を最後に、日本へバトンタッチされる。

 2008年6月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/6/2/179596.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/6/6/97923.html